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北大祭

提供: 北大Wiki
2024年10月12日 (土) 08:05時点における153.170.55.35 (トーク)による版 (→‎模擬店ガイド(旧Nire Pepper): 企画の旧名称の除去)
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北大祭(ほくだいさい)は例年6月上旬に開催される大学祭。

概要[編集]

「北大祭」は楡陵祭・獣医学祭・工学祭・医学展・歯学祭・薬学祭・理学祭・農学祭・IFF・文系祭の10の学部祭を総称したものを指す。主催は北海道大学と北大祭全学実行委員会の共催である。運営は北大祭事務局が主体で行っている。

日程は例年6月の第1金曜日から数えて3日間開催となっており、年度によってはYOSAKOIソーラン祭りや他大学の学祭と重複する事がある。第58回までは4日間開催であった。また、現在は21:00まで夜間の活動が可能だが、かつてはオールナイト営業が行われていた。

2007年に、公式キャラクターふっとう君が制定された。

例年、「学生主体」「地域貢献」「交流の場」の北大祭の3つの理念の下で開催される。

北大祭事務局は例年Twitter上でハッシュタグを利用したプロモーションを行っている[1]

平時は8~10万人の動員を集める道内屈指のイベントで開催日は常時混雑する。混雑が最も激しいのは、北大ダンパが開催され道内外からコスプレイヤーが大挙して来場する土曜日の午後である。

開催結果[編集]

開催日数 テーマ 来場者数 構成学部祭数 目玉企画 模擬店グランプリ
2007年 49回 4日間 札幌沸騰
2008年 50回 4日間 半世紀の軌跡 8 再生可能容器初導入
2009年 51回 4日間 10 工学祭、文系長屋祭初開催
2010年 52回 4日間 彩 -いろどり- 9 北大新発見!!トレジャーハント
2011年 53回 4日間 結 -むすび- 10 特別公開講義(鈴木章名誉教授)
2012年 54回 4日間 和 -なごみ- 10 ユニークドライブ~北大生が行く北海道レンタカーの旅~
2013年 55回 4日間 咲 -さく- 9 大野池ライトアップ初開催
2014年 56回 4日間 ひだまり お化け屋敷初開催
2015年 57回 4日間 踏み出す。 9万人 10 フォトコンテスト初開催
2016年 58回 4日間 今年の北大祭は出席点あります。 10万人 10 北大祭×流れ星お笑いライブ 法学部知的財産法ゼミ「めんちかちゅ」
2017年 59回 3日間 北大SAI沸騰 8万人 10 北大祭SPECIAL NIGHT STAGE

There There Theres×喃語

法学部知的財産法ゼミ「めんちかちゅ」
2018年 60回 3日間 還暦~新たな一歩~ 9万人 10 キャンパスで!なんかやったRadio(乃木坂46) 法学部知的財産法ゼミ「めんちかちゅ」
2019年 61回 3日間 +1(プラスワン) 10万人 9 北大祭SPECIAL STAGE「なつぞら」夕見子がやってくる! 法学部知的財産法ゼミ「めんちかちゅ」
2020年 62回 (中止) #北大discover (中止) (中止) (中止) (中止)
2021年 63回 2日間 Blue Ocean (無観客) 10 特別対談 斉田季実治x北大お天気愛好会「ほっきかい」 (実施せず)
2022年 64回 3日間 RESTART 2万5千人 10 SHAPELESS ROCK LiVES 法学部知的財産法ゼミ「めんちかちゅ」
2023年 65回 3日間 MOBILIS 6万2千人 10 WONDER*WHITEが北大でライブするよ!! 法学部知的財産法ゼミ「めんちかちゅ」
2024年 66回 3日間 GRANDE 11万8千人 10 対談 小泉悠×藤村忠寿 体育会サッカー部「ハシレ、イヤ、ススメ」

※第64回の来場者数減少理由(コロナ禍の完全予約制のため)

楡陵祭[編集]

楡陵祭は総合教育部祭の位置付けで北大祭中最大規模の学部祭であり、1年生は全クラスがメインストリート上に模擬店を出す。また、高等教育推進機構周辺でのステージ発表やクラーク会館での演奏会や展示企画も楡陵祭企画である。

1年生クラス枠以外の楡陵祭の模擬店出店可否は4月中旬に確定するが、近年、各サークル団体の楡陵祭に向けた人材集めや出店準備が早期化し、サークルの一部は前年11月には既に始動している。また、出店費用の捻出にクラウドファンディングを用いるサークルも現れた[2]

著名な模擬店[編集]

  • 広島県人会 : 広島風お好み焼きを出店。
  • 福岡県人会 : 博多・長浜ラーメンを出店。
  • パパス : カーリングサークルによる出店。カーリングのメッカであるオホーツクの北見市常呂町のカフェで実際のメニューにある流氷ソーダを提供。
  • かえる屋さん : カエルの丸焼きを提供。味は鶏ササミ肉、または白身魚の肉と形容される。
  • めんちかちゅ : 法学部知財ゼミによる出店。模擬店グランプリ連覇記録を伸ばしている。
  • しんしあ : メイド喫茶サークルによるメイド喫茶。ブーム期には整理券が配布される程の行列となった。2013年にサークル解散。
  • 北大美女図鑑 : 2019年初出店。他大学では東京大学五月祭・駒場祭での『東大美女図鑑』(現在はプリズマに改名)などがある。
  • 北大短角牛を応援し隊!:2023年初出店。北大短角牛の牛串が初めて北大祭で販売された。開店即完売が続く人気模擬店となった。

1年目クラス模擬店[編集]

入学式前のクラスオリエンテーションで選出した楡陵祭スタッフを中心に入学早々の短期間で模擬店出店の準備が行われる。

楡陵祭は多数の模擬店が乱立しているので宣伝が必要不可欠であり、1年目クラス模擬店の宣伝のため、約半数のクラスはSNS上でクラス模擬店宣伝アカウントを開設し、模擬店の情報提供を行っている[3]。昨今のTwitter改悪のため、Instagram上で宣伝アカウントを作るクラスが主流となっている。

2018年度は1年目クラス模擬店約10店舗を対象としたスタンプラリー企画「1年生コラボ企画」が行われた。

2022年以降、1年生は2クラス合同での出店となる。

出店クラス向けのアドバイスとして、北大祭の直前に第2回クラスアワーが開催されるが、クラス担任に模擬店の進捗状況の報告を兼ねたPRをすると、担任が研究室のメンバーを率いて模擬店に遊びに来て、商品を沢山買ってくれることだろう。

また北大祭事務局は、1年生クラス団体にGW期間中での商品の試作を推奨している。メニュー変更申請の締切がGW明け直後のため、GW期間中に試作を済ませていないと締切に間に合わないからである。

模擬店ガイド[編集]

模擬店で使える割引クーポン冊子。注文時にクーポンを見せると割引が受けられる。一部「じゃんけんに勝てば割引」等の条件付き割引がある。ただし、必ずしも全ての模擬店が参加しているとは限らない。冊子は電子化され、北大祭公式ホームページで配布される。

ただし、模擬店の中には模擬店ガイドとは別に独自でXのリポスト割引やInstagramのフォロー割、学割[4]を行っている店もあり、それらの方が安い場合もある。また、後述する学術クーポンの割引の方が安い場合もある。模擬店ガイドの割引と模擬店独自の割引との併用は殆どの店で不可、模擬店ガイドの割引と学術クーポンの併用は不可である。

学術クーポン[編集]

2023年度からの取組。公開講義や模擬実験などのアカデミック企画の参加者に、全模擬店で使用できる割引クーポンが1枚配布される。

模擬店グランプリ[編集]

来場者による模擬店の人気投票。投票方法は年度により異なるが、基本的にLINEを使う。楡陵祭以外の各祭の模擬店も模擬店グランプリに参加しているが、上位受賞団体はほぼ楡陵祭の模擬店が占めている。通常の審査以外に、小学生以下の子どもによる「ちびっこ点」が導入されている。

グランプリは2023年までの長年に渡り、法学部知的財産法ゼミ「めんちかちゅ」が連覇した。「めんちかちゅ」は2024年は審査を受けないため、同年度の模擬店グランプリは体育会サッカー部が初選出され、模擬店グランプリの新たな歴史が始まった。

レギュレーションは年度により異なるが、基本的に屋外全模擬店が参加している。また学外からの模擬店は2024年から模擬グラに参戦する。

投票特典として、指定の投票画面を提示することにより景品がもらえる。ただし、景品は早い者勝ちで数に限りがあるため、おおむね2日目の午前中までに投票を済ませないと景品がなくなるので要注意である。

ELM STAGE FESTIVAL[編集]

高等教育推進機構周辺でのステージ発表。第64回から、旧Nire Rock Festivalと旧サークル発表が統合された。

ROCK STAGE[編集]

学内外のバンドによるステージ。近年はバンド以外に地下アイドルの出演が増加している。会場は体育館横円形ステージをバンド仕様に設営した屋外ステージである。かつては体育館内で行われたことがある。

PERFORMANCE STAGE[編集]

学内外の文化系サークルによる屋外ステージでの発表。発表時間の多くはアカペラサークルのNoSeRAとダンスサークルのJunctionによって占められる。他に、民研わだち、北大書道部、Sapporo Parkour Krew、リコーダーアンサンブル奇術研究会落語研究会、ミュージカルサークルハルニレ、アイドル研究会等が参加している。

年度によってはイチョウ並木横に北12条ステージが設置されることがあり、YOSAKOIソーラン祭りとの日程重複のため高機構横は使えず北12条ステージのみで開催される年度がある。

ENTERTAINMENT STAGE[編集]

上記2つの枠組みに入らない、クイズやのど自慢などの事務局企画。2023年以降は実施しない。

Clark Area[編集]

平成期に「Clark Festival」として行われていた、クラーク会館での北大公認の音楽系サークルによる演奏会や展示企画が2024年から復活した。屋外模擬店や高機構での屋内企画との重複出展は認めない。飲食物の提供は茶道研究会のお点前を除き不可である。

戦後期は「洋樂音樂會」の名称で行われていた。

楡陵祭マジック[編集]

以下の3つの意味で使われる。どの意味かは文脈に依る。

  • 奇術研究会による企画。教養棟にて手品(マジック)を披露。
  • 楡陵祭期間前後に、模擬店の準備を通して仲良くなった基礎クラスの男子と女子が交際を始めるさま。
  • 楡陵祭事務局員が使用するマジックインキ。

以下の動画は2番目の意味での楡陵祭マジックの関連動画である。

ファイアトルネード[編集]

2018年楡陵祭で、基礎クラス1年生のトルネードポテトの模擬店でボヤが発生した。詳細は楡陵祭ファイヤートルネード事件を参照のこと。

楡陵祭にまつわる問題[編集]

前身の教養祭の頃からの北大文化の一つにツケがある。これは、模擬店で買い物をするときに出店団体のメンバーの名前を言って「ツケで」と申し出れば、購入者に代金を請求せずにそのメンバーに後日代金を請求するシステムである。しかし、多数の購入者がいた場合に多額の代金を請求されるケースや、見ず知らずの人がツケを利用してタダで飲食するという問題が以前から存在する。北大祭事務局や北大当局はツケを禁止しているが、ツケによるトラブルは現在も後を絶たない。

模擬店で得た利益の使途は各出店団体の自由である。均等割り等の公平な利益の分配方法をとる出店団体が多いが、1年生クラスの模擬店の一部で、実行委員の主観と偏見で傾斜をつけて利益配分するクラスがあることが暴露され、Twitterで批難の対象となっている。

北大祭期間中合宿を行い1年生の参加を必須としている部活・サークルがあり、そのようなサークルに入ると1年生が楡陵祭に参加できなくなる。

大学院生が企画責任者を務める出店団体では、研究や出張で多忙な院生もおり、研究の時間を削っての週1回以上の会議への出席が重荷になるケースがある。

準備期間中、企画責任者が逃げ出したり入院したりし、団体に迷惑をかけることがある。

模擬店のPRは各出店団体間で温度差がある。熱心な団体は複数のSNSで宣伝アカウントを開設する他、コミュニティFMラジオに出演してのPRや、取り扱う商品の地元の業界団体に出向いてのPRや関係市長の公認を得ることを行う一方、不熱心な団体はTwitterやinstagram等の宣伝アカウント開設を行わず、また仮装行列やPRグランプリや模擬店ガイドにも参加せず、当日になって初めて存在を知られる団体もある。

1年生クラス模擬店で、クラスオリエンテーション時に選出した実行委員だけで物事を進め、クラス構成員全体への情報公開が不十分で、自分のクラスでは何をやっているのか分からないという意見がSNS上で見られる(特に2クラス合同出店になってから顕著である)。

IFF[編集]

International Food Festivalの略。

世界各国から多数の留学生が学ぶ北大の特性を活かし、本場ものの各国料理が提供される。IFFの模擬店は楡陵祭や他学部祭の模擬店以上に行列が出来、待ち時間が長い。かつて、巨大鍋で作るスペインのパエリアが名物模擬店であったが、令和4年度を最後に出店されていない。

会場は総合博物館前である。一般人的には(特に正門からアクセスする来場者は)北大祭といえばIFFを連想する人が多い傾向にある。

IFFの企画は原則模擬店のみであるが、令和3年度のオンライン開催では、模擬店企画ができない代わりに各国の魅力を伝える動画を配信した。

文系祭[編集]

令和3年度から開始された、文系4学部を対象とする学部祭。かつて文系長屋祭という名称で行われた学部祭をリニューアルした。

令和6年度から企画数がパワーアップし、これまで楡陵祭屋内展示で出店していた北大の学術・文化系サークルの多くが文系祭に移行した。また、同年度より「文fes」の通称の使用を開始した他、模擬店企画を開始した。

他の学部祭とは異なり、開始当初から公開講座の「1テーマ講義」などのアカデミックな企画に特化し、子どもを対象とする企画は行わない。

当初は公式キャラクター「まにてぃー」を使用していたが、現在は使用していない。

プレ企画[編集]

プレ北大祭[編集]

北大祭の約2週間前にチ・カ・ホ(札幌駅前通地下歩行空間)で開催されるプレ企画。北大祭事務局員により北大祭のPRが行われる。企画についての重大発表がこの場で行われる事が多い。2024年は実施しない。

仮装行列[編集]

北大祭の1週間前に開催されるプレ企画。北大生が思い思いの仮装を行い、キャンパス内から道庁赤レンガ、大通公園までのコースを練り歩き、北大に戻る。北大に戻ってから中央ローンでピクニックが行われるのが恒例である。

参加団体はコロナ禍以前は殆どが1年目のクラスだが、コロナ禍後は参加者が減少し[5]、サークルやIFF団体が主流となった。1年生のクラスTシャツでの参加やメイド服の仮装も人気が高い。北大祭でミスコンが開催される年度はミスコン参加者も仮装して行列に参加し、企画に華を添えていた。

コロナ禍による2020~2022年の中止を経て、2023年より復活。

PRグランプリ[編集]

2022~2023年に行われた企画。開催2週間前に各模擬店のPR動画(2022年)・ラジオCM(2023年)を北大祭公式ホームページに掲載。投票により上位5団体が北大祭初日に行われる決勝に進出し、グランプリを争う。

主要な企画[編集]

現行行われていない企画については、過去に実施された北大祭の企画の項にまとめる。

オープニング企画[編集]

1日目の12:00から行われる。北大祭全学実行委員長の開祭宣言を皮切りに、テーマソングお披露目、PRグランプリの結果発表が行われる。

コスプレダンスパーティin北海道大学[編集]

工学祭の名物企画。別称は「北大ダンパ」、「ニコニコダンパ」。コスプレによるダンスパーティー。使用する楽曲は、北大ダンパのホームページにてリクエストが可能である。

本編とアフターパーティの2部構成である。アフターパーティーはすすきので行われ飲酒が可能。片方のみの参加も可能。

ダンスパーティーは初期や学生運動期の北大祭でも行われていた。当時のダンスパーティーはコスプレをする現行の北大ダンパとは内容が大きく異なっていた。

コロナ禍による2020~2022年の中止を経て、2023年より復活。

初開催から長らくの間、土曜日の1日開催であったが、2024年は土日の2日間開催となる。ただし、本編は2日間とも昼間開催となり日没後の開催はなくなる[6]

かつて日没後はボーカロイド同好会による初音ミクライブがこの枠で開催されていたが、現在は楡陵祭のELM STAGE FESTIVALの枠に移行した。

近年では、ダンス・コスプレ初心者向けに、学外者による北大ダンパに向けての練習会が、また踊り足らないコスプレイヤー向けに北大ダンパ反省会が開催される。

有名人企画[編集]

他大学の学園祭では声優やお笑い芸人を呼んでのトークショーが目玉企画として行われる事が多い中、北大祭では声優やお笑い芸人の招致はほとんど行われない[7]。一方、2018年からNHKの番組に関係する有名人招致企画が継続的に開催されている。(2020年、2022年は除く。)うち、2018~19、2023年はNHK札幌放送局とのコラボ企画である。

NHKに関わる有名人招致企画[編集]

詳細は当該項目を参照。
  • 2019年…「第61回北大祭SPECIAL STAGE 「なつぞら」夕見子がやってくる!」
詳細はなつぞらを参照。
北大祭1日目の午後に行われる、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」劇中で気象考証担当の斉田季実治と、北大の気象サークルである北大お天気愛好会「ほっきかい」メンバーとのトークショー。オンライン開催。なお、斉田は水産学部OBである。
  • 2023年…「NHK大学セミナー in 北海道大学」
北大祭1日目の午後に行われる、登山家でワンダーフォーゲル部OBの野村良太氏によるトークショー。観覧は事前申し込み制で、当初は申込フォームに北大の学生番号が必須であり、北大生のみを対象としていたが、後に北大生以外にも観覧枠が解放された。

NHKに無関係な有名人招致企画[編集]

また、北大祭事務局は北大祭 SPECIAL STAGEと称し、体育館横円形ステージにて、メジャーなアーティストを呼んで夜ライブを開催することが多い。

2017年に目玉企画として行われた、There There Theres(通称ゼアゼア)の夜ライブは大雨で地面がぬかるみとなっており、『asthma』という曲の後半で泥んこの中サークルモッシュが行われ、名演として知られている。

長らく北大祭での声優招致は行われなかったが、2024年は北大ウマ娘の会の企画でメジロブライト役の大西綺華を招致してのトークショーが行われる。

お化け屋敷[編集]

体育館で行われる人気企画。毎年テーマが設定される。ほとんどの年で整理券配布制となっている。

Culture & Sports Fes![編集]

工作教室。メニューは年度によって異なり、羊毛を使ったふっとう君のマスコット作り、ずんだ餅作り、アイヌ文化にちなんだ工作が行われる。2018年の初開催以来2年連続で「おすすめ企画」に認定された。

2023年は工作教室に加えニュースポーツ体験や北大のダンス系サークルの発表会が行われる。同年の工作教室は事前予約制である。同年から主管が北大祭事務局から社会連携サークル きづき・きずきに移管された。

ちびっこランド[編集]

0~12歳までの幼児や児童を対象とし、工学部噴水前で行われる企画。ストラックアウトやすごろくが好評である。年齢制限があり対象者を同伴していない中学生以上は参加できない。

スタンプラリー[編集]

各学部祭の建物を中心に11ヶ所のチェックポイントでスタンプを集める。

コロナ禍による2020~2023年の中止を経て、2024年より復活。ただし、2024年は参加にはパンフレットの購入が必要となる。

施設公開[編集]

電子科学研究所低温科学研究所、創成研究機構(触媒科学研究所化学反応創成研究拠点)、遺伝子病制御研究所、スラブ・ユーラシア研究センター、総合博物館、FMI国際拠点、環境科学院、大学文書館で模擬実験や研究所公開、サイエンストーク、シールラリーを行っている。また、通常北大関係者以外の利用ができないレストランポプラが、公開日のみ一般開放され、学食体験ができる[8]。一部企画に事前申込制や年齢制限がある。多くの施設は土曜日のみ開催で、環境科学院は日曜日のみ開催となる。北キャンパスは最寄り駅の北18条から遠いため、公開日は18条門から北キャンパスまで自転車タクシーが運行される。

モザイクアート[編集]

来場者から写真を募り大きなモザイクアートを制作する。全学企画では2021年(アマビエになったふっとう君)を最後に行われていない。2023年は工学祭単独企画として、工学部生から服の生地と壁の写真を募り実施。

出張!金葉祭[編集]

金葉祭実行委員会による2019年以降の企画。例年10月に行われるイチョウ並木での夜間ライトアップを北大祭でも実施する。(1、2日目のみ)2023年度から屋台や工作教室も実施する。金葉祭とは異なりイチョウ並木は歩行者天国ではないから、歩道での観覧となり、車道に出ての観覧は禁止される。

北大祭大乱舞[編集]

YOSAKOIソーラン祭りが同時開催される年度は、高機構横特設スペースでYOSAKOIの演舞が行われる。

ラクロス集客試合[編集]

ラクロス部による企画。サッカー場にて行われる道内他大学との試合を公開する。

Red Bull エナジーラウンジ[編集]

北大祭前日の設営時間帯に、レッドブルが配布される。また、北大祭当日にレッドブルのサンプリングが行われる。

北大祭公式ショップ[編集]

クリアファイルやマフラータオル等の公式グッズを案内所で販売する。グッズは年度により異なる。過年度のグッズが販売される場合もある。

一万人の都ぞ弥生[編集]

北大祭のフィナーレを飾るのは、応援団主催による「一万人の都ぞ弥生」である。檄文披露の後、校歌「永遠の幸」、明治45年度恵迪寮歌「都ぞ弥生」をフルコーラス歌う。その後ストームが行われ、3日間の学祭の全日程が終了する。最終日の夜までに撤収が完了し、翌日からは平常授業に戻る。

企画名の「一万人の~」の由来は北大の学部生の人数である。実際の参加者は1万人に満たない。

他大学の大学祭のフィナーレでは委員長が登場し、号泣しながら思いの丈を述べるシーンが恒例となっているが、北大祭ではフィナーレに北大祭実行委員長は登場しない。

新たな取り組み[編集]

テーマソング[編集]

2021年以降毎年テーマソングが制作され、YouTubeで公開される。対面開催となった2022年以降は、ステージで生演奏が行われる。

  • 2021年 『Dawn of the Blue Ocean ~滄海への旅立ち~』

  • 2022年 『Re:START』

  • 2023年 『BRAVE』

  • 2024年 制定せず

総長企画[編集]

平成時代までは北大祭に総長が前面に登場することは殆どなかった。しかし、寳金清博総長就任後の2021年以降、総長企画が毎年開催される。

  • 2021年:特別公開講義
  • 2022年:産学・地域協同推進機構の吉野正則教授との特別対談
  • 2023年:北大総長×北大生 ~十人十色~
  • 2024年:実施しない

Q博 ~北大生の学び~[編集]

2023年以降の新企画。アカデミックのパネルプレゼンテーション。

社会貢献活動[編集]

義援金募集[編集]

大災害の発生した後の年度で、北大祭事務局が来場者に義援金を呼びかけ、日本赤十字社への寄附が行われる。義援金は各案内所で受け付ける他、模擬店の売上の一部を寄附することがある。

  • 2011~13年:東日本大震災に対する義援金
  • 2016年:熊本地震に対する義援金
  • 2019年:北海道胆振東部地震に対する義援金

エコへの取り組み[編集]

2008年より、再生可能容器などのエコ容器の使用を開始した。

2013~14年、エコへの取り組みが元気プロジェクトに採択された。

模擬店で使われる立て看板は再利用している。

模擬店のうち、環境に配慮した団体を「エコ企画」として認定し、積極的にPRを行っていた年度がある。

2023年から、これまで無料だったパンフレットが有料化された。

北大祭をめぐる問題点[編集]

概要で述べたように北大祭は複数の学部祭の連合体であり、縦割りによる弊害がある。特に酒類の取扱いについては揉めるケースが多いが、現在は全面禁酒でまとまっている。2018年の北大祭後にセイコーマート北海道大学店が開業し常時酒類を販売していることから、2019年の北大祭での酒類の取扱いについて注目されていたが、2019年度以降も例年通りの全面禁酒規制を行い、北大祭期間中はセイコーマートで酒類を販売しないこととなった。セブンイレブンカフェdeごはんミュージアムカフェぽらすも同様に北大祭期間中は酒類提供を行わない。

2016年にミスコンが開催されたが、ミスコン当日ステージにて主催者とミスコン反対派との間で騒動が発生した(2016年ミスコン乱入事件)。北大祭では数年に1度のペースでミスコンが開催されることがあるが、2017年以降はミスコンの開催がなく、北大生が外部のミスコンに出場する動きがみられるようになった。

教養棟前の特設ステージで行われるステージ発表には、北大以外の学外のサークルも参加可能である。これについて、北大内のサークルの発表枠が減るのではないかと一部から疑問視されている。ただ、2024年は学外団体の参加は激減した。

北大祭実施時期について、現行より遅くしてほしいとの要望がある。「学生の声 on WEB」にてこの要望が出されたが、大学当局から実施時期変更には大きなハードルがあるのと回答があった。また北大祭実行委員会から一度要望があった案件であり、北大祭実行委員会での検討が望まれるが、まだ全学的議論が進んでいない。

北大祭公開講義の一部はYouTube上にアーカイブが残されることがある。北大祭公開講義の講演内容は北大の公式見解を表すものではないにも関わらず、アーカイブ動画を引き合いに出してSNS上で北大の批判を行う一般人がいる。

企画の中止[編集]

公式ホームページやパンフレットに記載された企画の全てが予定通りに行われるとは限らない。雨天や諸事情による企画の中止は例年発生する。

令和6年度の獣医学祭では、犬猫の里親探しの企画が開催日前に里親が見つかったことを理由に中止となり、X上ではほっこりニュースの題材となった。

令和2年度の中止[編集]

当初は6月5~7日の開催が予定されていたが、コロナ禍のため6月開催を自粛し秋季開催を模索することとなった。

その後、7月30日に行われた実行委員会で北大祭中止が議決された。

令和3年度のオンライン開催[編集]

2019年末から続くコロナ禍は2021年においても影響しており、第63回北大祭は11月6、7日の2日間で実施されることが2021年6月に発表された。

8月時点では食品提供を行わずに対面形式で実施することを前提に進めていたが、9月に入ったころに状況を踏まえ、完全オンラインとなることとなった。

令和4年度の対面開催[編集]

令和4年度は感染対策を十分取った上での食品提供あり対面開催が決定した。北海道のイベント開催制限に従い、構内に同時にいる人数を5000人以下(内訳は運営側2000人、一般来場者3000人)とするため、事前予約制が導入された。

事前予約制[編集]

模擬店の利用やライブの観覧、各祭を行っている建物への入館等の企画の参加には事前予約が必要である。事前予約者かそうでないかは、リストバンドで見分ける。ただし、北大祭参加目的以外で北大祭当日に入構する人は事前予約は不要である。

一般来場者(シフトに入っていない北大生もこれに準ずる)には一日につき3時間の滞在制限を設け、入構日時と入構する門を指定して北大祭ホームページの専用フォームにて予約し、当日は予約受付メールと身分証を提示してリストバンドを受取り企画に参加する。

開催1週間前には、土日分の事前予約は満席となり、5月31日に全日程で満席となった。

感染対策[編集]

同年の北大祭では平時とは異なるコロナ対応が取られた。不織布マスクの着用義務化、随所での手指消毒の他、飲食模擬店利用時はイートインスペースで食べることが義務化され、食べ歩きやテイクアウトは禁止された。イートインスペースは令和5年以降の北大祭でも継続される。

例年実施されていたが令和4年度は実施しない主な企画[編集]

  • 出張!北大祭(プレ企画)
  • 仮装行列(プレ企画)
  • スタンプラリー(全学企画):令和5年度も復活せず
  • Clark Festival(全学企画):令和5年度も復活せず
  • 北大祭の歴史展(全学企画):令和5年度も復活せず
  • 公開講義(全学企画)
  • 北大ツアー(全学企画):令和5年度も復活せず
  • おすすめ企画(全学企画):令和5年度も復活せず
  • 化学展(理学祭)
  • 北大ダンパ(工学祭)
  • カラダにえ~よ~展を除く全ての企画(医学展):令和5年度は模擬店以外は復活せず
  • 北大祭フォトコンテスト北大新聞編集部による企画)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. 例えば2019年度は「#夕見子に教えたい北大祭」というハッシュタグの使用が推奨されていた。
  2. 一番最初にクラウドファンディングを実施したサークルでは、12万円の目標に対し5500円しか集まらず、クラウドファンディングは失敗した。
  3. 2019年以前はほぼ全てのクラスがTwitter上で模擬店宣伝アカウントを開設した。
  4. 小中高大問わない模擬店もあれば、高校生限定割引のみの模擬店もある。
  5. 1年生のクラス参加減少の背景として、2クラス合同参加になったこと、仮装行列当日に人気講義の「競馬の世界」の札幌競馬場見学とバッティングしたこと等が考えられる。
  6. アフターパーティーは2日間とも本編終了後の夜行われる。
  7. 例年、声優招致の要望が学内外からなされるのが恒例である。
  8. ちなみに、北大祭期間の土日は北大生協の学食は全て定休日である。


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