「化学科」の版間の差分
1行目: | 1行目: | ||
'''化学科'''(かがくか)は[[理学部]]の学科の一つ。 | '''化学科'''(かがくか)は[[理学部]]の学科の一つ。 | ||
+ | |||
+ | |||
+ | |||
+ | == 研究不正 == | ||
+ | 澤村正也教授らの研究チームが2020年8月に発表した。脂肪酸を有用な有機化合物に合成するための人工触媒を開発した内容で、反応物の構造を調べる核磁気共鳴(NMR)の複数のデータで改ざんの疑いが明らかになり、2022年4月29日付で取り下げた<ref name="名前なし-20231105145906">{{Cite news|url=https://www.asahi.com/articles/ASR9N6T91R9MIIPE001.html/|title=論文の取り下げ、捏造519カ所、改ざん317カ所 北大が調査結果|newspaper=[[朝日新聞]]|date=2023-09-20}}</ref><ref name="名前なし_2-20231105145906">[https://www.hokudai.ac.jp/news/2023/09/post-1309.html 研究活動上の不正⾏為に関する調査結果について] - 北海道大学(2023年9月20日)</ref>。調査結果によると、調査対象となった主な論文は4本、認定された不正行為は、4本の論文で捏造(ねつぞう)519か所、改ざんが317か所<ref>[https://retractionwatch.com/2022/06/09/chemistry-group-at-hokkaido-up-to-three-retractions Chemistry group at Hokkaido up to three retractions] - Retractionwatch(2022年6月9日、英語)</ref><ref>[https://www.science.org/doi/10.1126/science.abc8320/ RETRACTED: Asymmetric remote C–H borylation of aliphatic amides and esters with a modular iridium catalyst] - 『[[サイエンス]]』(2020年8月21日、英語)</ref>。2019年に発表された2つの論文が、『[[米国化学会誌|Journal of the American Chemical Society]]』でNMRスペクトルとHPLCチャートの捏造のために撤回された<ref>[https://pubs.acs.org/doi/10.1021/jacs.2c05464/ Journal of American Chemical Society]{{リンク切れ|date=2023-12}}</ref><ref>Journal of American Chemical Society. [https://pubs.acs.org/doi/10.1021/jacs.2c05463 RETURN TO ISSUEPREVRETRACTIONNEXT ORIGINAL ARTICLEThis notice is a retraction. Retraction of “Iridium-Catalyzed Asymmetric Borylation of Unactivated Methylene C(sp3)–H Bonds”] - Journal of American Chemical Society</ref>。 | ||
== 化学科に入るメリット == | == 化学科に入るメリット == |
2024年5月3日 (金) 22:34時点における版
化学科(かがくか)は理学部の学科の一つ。
研究不正[編集]
澤村正也教授らの研究チームが2020年8月に発表した。脂肪酸を有用な有機化合物に合成するための人工触媒を開発した内容で、反応物の構造を調べる核磁気共鳴(NMR)の複数のデータで改ざんの疑いが明らかになり、2022年4月29日付で取り下げた[1][2]。調査結果によると、調査対象となった主な論文は4本、認定された不正行為は、4本の論文で捏造(ねつぞう)519か所、改ざんが317か所[3][4]。2019年に発表された2つの論文が、『Journal of the American Chemical Society』でNMRスペクトルとHPLCチャートの捏造のために撤回された[5][6]。
化学科に入るメリット[編集]
- 実は世界ランキングで見れば北大内1位(何のランキングかは忘れた)
- レポートの作法、実験ノートの作法等をしっかり学べる
- 毎日実験があるので実験好きにはたまらない!!!!!
- 実験で高価な試薬を使うのでかなりお得な学科!
- 実績や研究レベルは、農学部や薬学部、高分子などの他の化学系よりは高い
*理学部のわりにめっちゃ就職がいい *3Kなどと言われてるが、以前行われたカリキュラム変更以降、高分子や医歯薬系ほどの忙しさはなくなった。 *教授は優しくてフレンドリーな人が多い。 *女子も結構いるので女子も入りやすい。
- WPI-ICReDD(ICReDD)に関われる WPI
金森文庫[編集]
化学科の共有スペースとなっている部屋。1937年3月に北大探検部のヒマラヤ遠征中に雪崩に遭い、亡くなった金森竜一郎氏の蔵書を元に創設された文庫スペース。
非公式サイトもある。https://kanamorilibrary.wixsite.com/kanamori-bunko
研究室訪問[編集]
化学科は他の学部・学科と比べて、総合教育部1年生が研究室訪問する機会を数多く設定している印象がある。講義を通しての他に、 4月に「化学科week」を新設し、移行を希望する総合理系・学部別入試合格者を問わず研究室訪問を受け入れる。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
|
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ 研究活動上の不正⾏為に関する調査結果について - 北海道大学(2023年9月20日)
- ↑ Chemistry group at Hokkaido up to three retractions - Retractionwatch(2022年6月9日、英語)
- ↑ RETRACTED: Asymmetric remote C–H borylation of aliphatic amides and esters with a modular iridium catalyst - 『サイエンス』(2020年8月21日、英語)
- ↑ Journal of American Chemical Societyテンプレート:リンク切れ
- ↑ Journal of American Chemical Society. RETURN TO ISSUEPREVRETRACTIONNEXT ORIGINAL ARTICLEThis notice is a retraction. Retraction of “Iridium-Catalyzed Asymmetric Borylation of Unactivated Methylene C(sp3)–H Bonds” - Journal of American Chemical Society