北大の四季
この項では北大の四季の様子を紹介する。
春[編集]
一般的には合格発表や入学式が春の風物詩であるが、北海道では年によってまだ雪が残っている事がある。雪は4月中には溶け、屋外ではクラスマッチのダンス練習や寮歌指導が行われるようになる。
雪解けにともなって冬の間に放置された自転車が現れ始める。
フキノトウやツクシが顔を出し、食料にする学生もいたりする。恵迪の森などでは北大のシンボルマークにもなっているエンレイソウが咲いているのが見られる。
北大で春の到来を実感するのは構内でジンパが始まる頃である。北海道では桜の満開時期は地球温暖化の影響で早まり、現在はゴールデンウイーク直前であり、道外勢の新入生は地元と札幌で2回花見を楽しめる。なお、北大内での花見スポットたる中央ローンでは、桜の木木の下に残雪が残っている年度がある。
花見の時期になると、前年の積雪期前に地下に埋めておいた松毬をエゾリスが掘り出すため、北大内でのエゾリスの目撃例が急増する。
夏[編集]
北大で夏と言えるのは、北大祭や1年目のTOEFLが終わり、蝦夷梅雨が去った7月からであろう。
夏になると大野池の鴨が行列をなしてメインストリートを横断する。この時期はメインストリートの自転車の通行量が多く、鴨を自転車で轢かないよう注意しなければならない。
緑のビアテラス開始から半月経ちオープンキャンパスが終わると学生の夏休みが始まり、本格的な短い夏を迎える。
秋[編集]
北海道マラソンが終わる8月下旬には肌寒さを感じる時期となる。ちょうど学生の夏休み期間で、観光客の数が学生の数を逆転することもあるかもしれない。
10月から構内の紅葉が始まり、金葉祭の公式Xアカウントではイチョウ並木黄葉情報を10月中掲載している(以前は北大公式ホームページにて掲載されていた)。同時に、イチョウ並木が次第に臭くなり始める。観光客の構内入り込みが次第に増え、大野池まで紅葉を見に来る観光客も多い。土休日を中心に中食は学生vs観光客のバトルが勃発する。観光客の多くは東アジア、東南アジア系の外国人で、第2外国語で習う以上に生の中国語や韓国語に触れられる。
イチョウ並木の黄葉のピークに金葉祭が開催され、金葉祭終了後1~2週間程度で黄葉が散り、初雪が降る。
冬[編集]
例年11月になると初雪が降り、遅くても12月までには積雪状態になる。西日本出身者をはじめとする道外出身者や留学生は札幌の積雪を珍しがり、雪だるまを制作してその写メをTwitterやインスタに載せるのが定番である。
12~1月は、構内各所で大小の雪だるまやかまくらが制作され、まるで遺跡群のように並んでいる光景を目にすることがある。かまくらの中には作りかけの状態で制作を断念し、Twitterで残りの部分の制作依頼が行われることもある。1月中旬には、大学入学共通テストの受験生の応援のため、構内に(特に教養棟周辺に)雪だるまや雪像が盛んに製作される。2月にカフェプロが実施する「かまくらカフェ」は、かまくら制作が目玉となっている。
この時期に雪だるまと同時に遺跡群の如く並ぶのは、音楽系サークルの定期演奏会の立て看。黙っても全国から客が来る極一部の音楽団体を除き集客は苦労し、北食前での情宣に勤しむサークルが目立ち、本来有料のチケットをクラスにただで配るなどの作戦も横行する。
2月の北大入試2次試験は積雪の中で行われる。飛行機が飛ばない恐れがあるから、2日前までの札幌入りが推薦され、入試要項にも明記されている。
札幌が暴風雪になると視界不良となり北大構内で遭難の恐れがある。しかし、暴風雪警報が出ていても休講にならないことが多く、ある意味北大生が試されている。