文学部・文学研究院・文学院
文学部・文学研究科(ぶんがくぶ・ぶんがくけんきゅうか)は北大の学部・研究科の一つ。どこからどこまでが文学部なのかわかりにくい。
概要[編集]
文学部では人文科学と呼ばれる学問を中心に学ぶ。「文学部って何を勉強しているの?」と思う人は多いだろうが、人それぞれ専門とする学問や分野は違うため医学部や歯学部のように想像するのは難しい。しかしあえて言うならば「人間に関わること」「人間の精神や内部、あるいはそれによる産物」について学んでいる。歴史、言語、心理、地理、考古、文化、宗教など多岐にわたる。
学内有数の女性率を誇る。とはいえ、男女比はおおよそ1:1である。旧帝大だけを見ても名古屋大や東北大のような女子学生の多い文学部は存在するにもかかわらず、北大の男女比は1:1となっている。偏差値では遠く及ばない東京大や京都大に唯一対抗しうるのがこの男女比である。
組織・所属[編集]
文学部生はコースと研究室に、文学院生は専攻と講座に所属する。コースは卒業要件のバリエーション、研究室は専攻群と考えると理解しやすい。一人ひとりが1つのコース・1つの研究室に必ず所属するのだが、文学部生が真面目に自己紹介しようとすると「文学部人文科学科歴史学・人類学コース西洋史学研究室の◯◯です。」というような長ったらしいことになってしまう。そのため研究室名だけを名乗ることが多い。研究室の中に複数の教員と彼らそれぞれの居室が含まれ、2年次から研究室に所属することになる(研究室によっては違う場合もあるらしい)。
哲学・文化学コース[編集]
- 哲学倫理学研究室
- 哲学者の思想から現代の社会問題について学び、考える。
- 宗教学インド哲学研究室
- 芸術学研究室
- 人が少ない。美術館学芸員になりやすいらしい。
- 博物館学研究室
歴史学・人類学コース[編集]
- 日本史学研究室
- 東洋史学研究室
- 中国、アラブ地域を中心に学ぶ。
- 西洋史学研究室
- 考古学研究室
- 3つの研究室があるが学部生はほぼ考古に集中し、ほか2つに進む学生はかなりレアである。総合博物館の文学部展示は考古学研究室のものが大半を占める。
- 文化人類学研究室
- 歴史、文化人類学、アメリカ文化などを学べる。枠にとらわれない研究がしたい人には向いているかもしれない。おにゃの子が多い。とある先生の授業を受けると政治的な話がよく出てくる。
言語・文学コース[編集]
- 欧米文学研究室
- 日本古典文化論研究室
- 中国文化論研究室
- 『西遊記』研究の中野美代子名誉教授が著名。
- 映像・現代文化論研究室
- 言語科学研究室
人間科学コース[編集]
- 心理学研究室
- 行動科学研究室
- 社会学研究室
- 地域科学研究室
就職[編集]
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