「文学部・文学研究院・文学院」の版間の差分
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2023年4月26日 (水) 15:52時点における版
文学部・文学院・文学研究院(ぶんがくぶ・ぶんがくいん・ぶんがくけんきゅういん、英語: Faculty of Humanities and Human Sciences)は北大の学部・大学院の一つ。どこからどこまでが文学部なのかわかりにくい。
概要[編集]
文学部では人文科学と呼ばれる学問を中心に学ぶ。「文学部って何を勉強しているの?」と思う人は多いだろうが、人それぞれ専門とする学問や分野は違うため医学部や歯学部のように想像するのは難しい。しかしあえて言うならば「人間に関わること」「人間の精神や内部、あるいはそれによる産物」について学んでいる。歴史、言語、心理、地理、考古、文化、宗教など多岐にわたる。
学内有数の女性率を誇る。とはいえ、男女比はおおよそ1:1である。旧帝大だけを見ても名古屋大や東北大のような女子学生の多い文学部は存在するにもかかわらず、北大の男女比は1:1となっている。偏差値では遠く及ばない東京大や京都大に唯一対抗しうるのがこの男女比である。
組織・所属[編集]
文学部は人文科学科の一学科のみだが、大学院では人文学専攻と人間科学専攻の2専攻に分かれている。文学部生はコースと研究室に、文学院生は専攻と講座、研究室に所属する。コースは卒業要件のバリエーション、研究室は専攻群と考えると理解しやすい。一人ひとりが1つのコース・1つの研究室に必ず所属するのだが、文学部生が真面目に自己紹介しようとすると「文学部人文科学科歴史学・人類学コース西洋史学研究室の◯◯です。」というような長ったらしいことになってしまう。そのため研究室名だけを名乗ることが多い。研究室の中に複数の教員と彼らそれぞれの居室が含まれ、2年次から研究室に所属することになる(研究室によっては違う場合もあるらしい)。
哲学・文化学コース[編集]
- 哲学倫理学研究室
- 哲学者の思想から現代の社会問題について学び、考える。中には論理学や数学基礎論を研究する学生もいるため、研究室内のホワイトボードには数式が並ぶことも。学問に熱心な学生が多く文系にしては院進率が高いとの噂あり。
- 宗教学インド哲学研究室
- 芸術学研究室
- 人が少ない。美術館学芸員になりやすいらしい。
- 博物館学研究室
- 総合博物館との関係が深く、研究の一環として展示制作などの運営に携わることもできる(らしい)。
抽象度の高い学問を扱うこれらの研究室のある文学部棟6階は一部の学生から「イデア階」と呼ばれているとかいないとか...
歴史学・人類学コース[編集]
- 日本史学研究室
- 東洋史学研究室
- 中国、アラブ地域を中心に学ぶ。
- 西洋史学研究室
- 考古学研究室
- 3つの研究室があるが学部生はほぼ考古に集中し、ほか2つに進む学生はかなりレアである。総合博物館の文学部展示は考古学研究室のものが大半を占める。
- 文化人類学研究室
- 歴史、文化人類学、アメリカ文化などを学べる。枠にとらわれない研究がしたい人には向いているかもしれない。おにゃの子が多い。とある先生の授業を受けると政治的な話がよく出てくる。
言語・文学コース[編集]
- 欧米文学研究室
- 日本古典文化論研究室
- 中国文化論研究室
- 『西遊記』研究の中野美代子名誉教授が著名。
- 映像・現代文化論研究室
- サブカルチャーを研究する学生が多い
- 言語科学研究室
人間科学コース[編集]
大学院では以下4研究室は、人間科学専攻となる。
- 心理学研究室
- 認知心理学を学ぶ。主な研究テーマは色覚、顔の魅力、音楽の効果、錯覚、脳科学の手法を用いた心理現象の測定など。カウンセリング的な分野は専門外なので人の心を読めるようにはならない。
- 行動科学研究室
- 社会心理学を学ぶ。
- 社会学研究室
- 地域科学研究室
- 地域振興、環境破壊による人権問題などいかにも文系的なテーマから、GIS活用、外来種問題、野生動物の生態など理系寄りの研究まで幅広い。
就職[編集]
書香の森[編集]
文学部エントランスに、「書香の森」という展示スペースを設けており、広く開放している。北大では一般人・観光客の講義棟への立ち入りは禁止しているが、書香の森のみ一般人も入館できる。プチ美術館のような作りになっており、札幌近郊の美術ファンへの興味を引く展示が行われる。一般人からは、アクセス方法の不記載や平日日中しか開館していないことへの不満がみられる。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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