全学停電 (ぜんがくていでん) は、北大構内の電気が全部止まってしまうフェス。
概要編集
例年9月の頭ごろの日曜日に行われる。この日は朝から夕方ごろまで学内の一切の電気が止まる。いわゆる法定点検のため、毎年必ず行われる。
大学側は全学停電に関して周知しているものの、周知を読まずに全学停電期間中に北大関係のサイトにつながらずにSNS上で不満を述べる北大生が毎年必ず現れる。また、ホームページを読まずに全学停電当日に総合博物館やインフォメーションセンターを訪れ、臨時休業にガッカリする観光客も毎年現れる。
停電による影響編集
電気が止まると様々な問題が生じる。
- 明かりが点かない
- 電気がないので当然明かりも点かない。暗い。
- 冷蔵庫/冷凍庫が使えない
- 冷やすことができないため、保温庫になってしまう。復電まであまり開け閉めしないほうがいい。資料保存や実験などに使っている研究室は辛い。
- 水が出ない (水道のポンプが動かない)
- 飲水はもちろん、トイレが使えなくて結構困る。
- 空調が使えない
- 9月の北海道とはいえ、暑い。
- 自動ドアが手動ドアになる
- 普段ICカード認証になっているドアが手動で開けられるようになる。施設によっては物理的に鍵がかけられ、開けられなくなるところもある。
- 工学部前の噴水が出ない
- トイレと同様にポンプが動かないので工学部の噴水も出てこない。サクシュコトニ川や大野池で涼もう。
- ELMSが停止する
- ELMSの管理サーバーが止まるので、停電期間中は全く使えない。困る。
- 施設の臨時休業
- 総合博物館、附属図書館、インフォメーションセンター、オープンイノベーションハブエンレイソウは全学停電日に臨時休業する。緑のビアテラスは全学停電の前日が最終営業日となる。
その他編集
この日に合わせ、多くの生物系の研究室ではドライアイスが用意され、資料の冷却環境の確保に奔走する。また生協の店舗などでもアイスなどの在庫がなくなるように調整されている。
恵迪寮も全学停電の対象となるため、当日は外出・旅行する寮生が多い。
Hokkaido Summer Instituteの開講期間中に全学停電が行われるが、講義は全学停電期間を避けて開講される。
JagaJagaが運営する時間割アプリのHupassも、全学停電当日にメンテナンスを実施しつながらなくなる。
全学停電の中止編集
2018年の全学停電は9月9日に予定されていたが、その3日前に起きた北海道胆振東部地震のために全道停電となり、北大も停電したこともあるためか、2018年の全学停電は中止となった。
実際のところ、予定されていた9月9日当日にはまだ完全復旧はしていなかった。
