総合教育部理系(そうごうきょういくぶぶんけい)は北海道大学の入試形態及びその試験で入学した学生の所属。総合理系、あるいは総理と呼ばれることが多い。
概要編集
入学時に学部を決定せず、1年目修了時に学部を決定する理系の入試形態。またこの入試形態で入学した学生のこと。前期一般入試で入学してきた理系学生は医学部・獣医学部・歯学部を除いて全員これに該当する。
高校生の段階で学部を決めるのではなく、大学で一年間学問に触れてから学部を選択することができるという一見合理的なシステムなのだが、移行点と呼ばれる一年生の平均GPAによってその後の人生を大きく左右されることになるのが現実である。
受験が終わった学生がモチベーションを維持することはなかなか難しく、誰しも思い通りの学部に進学できるわけではない。その結果プログラマー志望の工学部機械知能工学科生や、薬剤師の夢を持つ理学部化学科生、牛や羊が大好きな医学部保健学科生等が続々誕生することとなる。
移行点を上げるには出席をすることとテストで良い点を取る努力をすることは無論重要である。しかし必修・選択必修科目においてはどの教員に当たるかという運要素(いわゆる「教員ガチャ」)も相当部分の要因を占めている。
選抜群編集
総合理系は国際総合入試と前期入試の2通りの募集方法がある。
前期入試で総合理系を志願する受験生は、出願時に以下の選抜群から1つを選んで出願しなければならない。尚、国際総合入試は選抜群がない。
- 数学重点選抜群
- 物理重点選抜群
- 化学重点選抜群
- 生物重点選抜群
- 総合科学選抜群
各選抜群の大きな差異は募集定員と傾斜配点である。また選抜群によって前期入試で指定される試験場が異なる。
合格者はTwitterで合格報告する際、「北海道大学 総合理系 ○○重点選抜群に合格しました #春から北大」と記載したツイートを行う者が多い。
合格後、入学式前の健康診断で各選抜群毎に受診すべき日時は異なるが、健康診断以降は選抜群に分かれて何かを行うという事はなく、選抜群は意味が無くなる。