前期入試
一般選抜前期入試(いっぱんせんばつぜんきにゅうし)は、大学入学共通テスト及び個別学力試験の成績と調査書をもとに入学者を選抜する、2月に実施される入試形態である。
概要編集
例年2月25日に(医学部医学科、歯学部のみ2月25、26日)行われる。
学生募集要項にある通り、前々日までに札幌に到着することが強く推薦される。過去には大雪の影響で飛行機が飛ばなかったり、試験そのものが翌日に延期されたこともある(2008年北大受験日延期事件)。道外勢は冬靴を持っていない場合、雪道での転倒防止のため札幌に着いたら冬靴を買っておくと良い。
試験前日は下見に行くべきである。試験場が広大な敷地に複数分散していて、慣れていないと迷うからである。構内に入ったら北大生協、縁、アメリカンフットボール部が道案内や「いな蔵パック」の配布案内を行っているから利用されたい[1]。特に「いな蔵パック」はお役立ち情報が満載だからもらっておくべきである。「いな蔵パック」は近隣ホテルの他にJR札幌駅にも配付所がある。また時間帯によっては恵迪寮や応援団・応援吹奏団による受験生歓迎パフォーマンスが行われる。
試験当日は忘れ物に注意すべし。特に受験票は共通テストと2次試験の両方必要である。その他に弁当や筆記用具等細かい事は枚挙にいとまがないが、今はセイコーマートがあるから何とかなる。
学生募集要項にもあるが、試験が終わったからといってすぐには帰れない。試験終了後1時間は答案用紙の点検のため試験室で待たされるからである。下見の時にもらった「いな蔵」を読んでキャンパスライフに胸をときめかすのもよいだろう。基本的に試験監督は点検時間中は黙ったままであるが、教員の一部に自己紹介やトークをする先生がおり、ブログやTwitterで触れられている。解放時刻は18:30頃なので道内勢でも稚内やオホーツク方面からの受験生は(コロナ禍のせいで深夜バスは廃止されたため)後泊する必要がある。後泊組は試験終了後の夜に恵迪寮で行われる茶話会に参加し時間をつぶすのも一案である。
今後の変更点編集
歯学部では2021年度から筆記試験の他に面接が課され、試験は2日間に渡って実施される。また、同年度から歯学部の後期入試は廃止される。
その他編集
2017年の国語で出題された香川雅信の評論『江戸の妖怪革命』が、2021年共通テスト第1日程の国語で同一出典として出題された。
2019年の国語で出題された檜垣立哉の評論『食べることの哲学』が、2022年共通テスト本試験の国語で同一出典として出題された。
前期入試の受験番号は「A9110999」(数学重点物化選択の例)というように「A」と7桁の数字から成っているが、数字の上2桁は募集単位(学部学科等)、3桁目は選択科目、下4桁はおそらく出願順を表している。
2022年の前期入試では、受験生が安心して受験できるよう警察署と連携して警備体制を強化する旨の追記がされた。
脚注編集
- ↑ 令和3年度は、大学当局の通達により道案内は行われない。また、「いな蔵パック」は北大生協学生委員会の特設ページでのWeb配布に変更される。