「国際広報メディア・観光学院 メディア・コミュニケーション研究院」の版間の差分
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| + | == 概要 == | ||
| + | その名の通りメディアと観光に関わる分野を研究できる。特定の○○学について学ぶというよりは、ジャーナリズム、広報・マーケティング、言語、文化、観光の各分野について学際的に研究する。 | ||
| + | [[教養棟]]に直結しているS研究棟、及びメディア棟で授業と研究が行われている。学部1年生全員が目にする建物だが、「教養棟の一部」「Call教室の建物」という認識がほとんどであり、学院の存在を知る者は皆無である。 | ||
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| + | 現在は国際広報メディア・観光学専攻の1専攻、国際広報メディア研究コースと観光創造研究コースの2コースである。所属をフルで書くと「国際広報メディア・観光学院 国際広報メディア・観光学専攻 観光創造研究コース」のようになる。長すぎる。書類の「所属」欄に収まらないこともしばしば…。 | ||
| − | + | 国際広報メディア・観光学院は学生が所属する組織であり、教員はメディア・コミュニケーション研究院、観光学高等研究センター、高等教育推進機構などに所属している。 | |
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| + | == コース・講座 == | ||
国際広報メディア研究コースには以下の4講座がある。 | 国際広報メディア研究コースには以下の4講座がある。 | ||
* 公共ジャーナリズム | * 公共ジャーナリズム | ||
| − | : | + | : 「公共」とは何かを論じる哲学系の研究と報道を研究対象にする政治・ジャーナリズム系の研究に分かれる。この学院の中で一番お堅いことをしている。記者出身の教員もいる。 |
* 国際広報論 | * 国際広報論 | ||
| − | : | + | : 広報・マーケティングや経営学、消費者行動などを扱っている。ネットクチコミやブランドイメージを研究テーマにする学生が多い。他には企業・自治体のPR戦略や、危機管理広報の研究も行っている。民間のシンクタンク出身の教員もいる。 |
* メディア文化論 | * メディア文化論 | ||
| − | : | + | : メディアと文化の関係について文学、芸術学、文化人類学的に研究する。映画や音楽、ゲームのようなポップカルチャーを題材にする学生も多い。教員は中国・台湾、イギリス、スペインなど世界の各地域の文化研究を専門にしている。 |
* 言語コミュニケーション | * 言語コミュニケーション | ||
| − | : | + | : 言語教育や、理論言語学(生成文法)、日常生活中の会話分析などを扱っている。留学生が多いためか日本語と外国語の比較研究も盛ん。文学部の言語科学研究室とは分野的に差別化されている。 |
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| + | 観光創造研究コースでは、観光地経営・マネジメントや発展途上国への観光開発支援など実業系の研究と、地域における伝統文化の保護や観光と宗教の関係性など人文系の研究の両方に対応している。アニメやドラマの「聖地巡礼」も研究できる。教員のバックボーンも建築学者、人類学者、文化研究者から民間の観光事業者出身の先生まで幅広い。性質上フィールドワーク多めである。楽しそう。 | ||
== 学部・他学院との関わり== | == 学部・他学院との関わり== | ||
| − | * | + | *全学教育の[[英語|英語Ⅰ・Ⅱ・技能別演習]]、[[第2外国語]]の担当教員の大半はこの大学院に所属している。 |
| − | *[[総合科目]] | + | *[[総合科目]]として「メディアと観光への新たな視座」「観光創造学への招待」が当学院の教員によるオムニバス形式で開講されており、前者は主にメディア分野、後者は観光分野の研究を概論的に学べる。 |
*その他に、「コンサルティング入門」「調査報道入門」などの授業も全学教育で開講されている。 | *その他に、「コンサルティング入門」「調査報道入門」などの授業も全学教育で開講されている。 | ||
*大学院では野村総合研究所の社員が講師として担当する「デジタルコミュニケーション論演習」、同じく電通が担当する「広報・広告産業論演習」などが大学院共通科目に指定されており、他学院の学生も履修することができる。 | *大学院では野村総合研究所の社員が講師として担当する「デジタルコミュニケーション論演習」、同じく電通が担当する「広報・広告産業論演習」などが大学院共通科目に指定されており、他学院の学生も履修することができる。 | ||
2023年7月25日 (火) 19:11時点における版
国際広報メディア・観光学院/メディア・コミュニケーション研究院（こくさいこうほうメディア・かんこうがくいん/メディア・コミュニケーションけんきゅういん）は北大の大学院の一つである。学部を持たない独立大学院であり、北大の学部からの進学者は極めて少ない。
概要[編集]
その名の通りメディアと観光に関わる分野を研究できる。特定の○○学について学ぶというよりは、ジャーナリズム、広報・マーケティング、言語、文化、観光の各分野について学際的に研究する。 教養棟に直結しているS研究棟、及びメディア棟で授業と研究が行われている。学部1年生全員が目にする建物だが、「教養棟の一部」「Call教室の建物」という認識がほとんどであり、学院の存在を知る者は皆無である。
現在は国際広報メディア・観光学専攻の1専攻、国際広報メディア研究コースと観光創造研究コースの2コースである。所属をフルで書くと「国際広報メディア・観光学院 国際広報メディア・観光学専攻 観光創造研究コース」のようになる。長すぎる。書類の「所属」欄に収まらないこともしばしば…。
国際広報メディア・観光学院は学生が所属する組織であり、教員はメディア・コミュニケーション研究院、観光学高等研究センター、高等教育推進機構などに所属している。
コース・講座 [編集]
国際広報メディア研究コースには以下の4講座がある。
- 公共ジャーナリズム
- 「公共」とは何かを論じる哲学系の研究と報道を研究対象にする政治・ジャーナリズム系の研究に分かれる。この学院の中で一番お堅いことをしている。記者出身の教員もいる。
- 国際広報論
- 広報・マーケティングや経営学、消費者行動などを扱っている。ネットクチコミやブランドイメージを研究テーマにする学生が多い。他には企業・自治体のPR戦略や、危機管理広報の研究も行っている。民間のシンクタンク出身の教員もいる。
- メディア文化論
- メディアと文化の関係について文学、芸術学、文化人類学的に研究する。映画や音楽、ゲームのようなポップカルチャーを題材にする学生も多い。教員は中国・台湾、イギリス、スペインなど世界の各地域の文化研究を専門にしている。
- 言語コミュニケーション
- 言語教育や、理論言語学(生成文法)、日常生活中の会話分析などを扱っている。留学生が多いためか日本語と外国語の比較研究も盛ん。文学部の言語科学研究室とは分野的に差別化されている。
観光創造研究コースでは、観光地経営・マネジメントや発展途上国への観光開発支援など実業系の研究と、地域における伝統文化の保護や観光と宗教の関係性など人文系の研究の両方に対応している。アニメやドラマの「聖地巡礼」も研究できる。教員のバックボーンも建築学者、人類学者、文化研究者から民間の観光事業者出身の先生まで幅広い。性質上フィールドワーク多めである。楽しそう。
学部・他学院との関わり[編集]
- 全学教育の英語Ⅰ・Ⅱ・技能別演習、第2外国語の担当教員の大半はこの大学院に所属している。
- 総合科目として「メディアと観光への新たな視座」「観光創造学への招待」が当学院の教員によるオムニバス形式で開講されており、前者は主にメディア分野、後者は観光分野の研究を概論的に学べる。
- その他に、「コンサルティング入門」「調査報道入門」などの授業も全学教育で開講されている。
- 大学院では野村総合研究所の社員が講師として担当する「デジタルコミュニケーション論演習」、同じく電通が担当する「広報・広告産業論演習」などが大学院共通科目に指定されており、他学院の学生も履修することができる。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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