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== 概要 == | == 概要 == | ||
| − | + | 2025年6月24日、北11条門付近の新渡戸通りにてバイカルハナウド(ジャイアントホグウィードとも)らしい植物が自生しているのが[[観光客]]によって確認され、関係各位への通報及び情報がSNSで拡散される。 | |
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| + | バイカルハナウドは国内未確認の外来危険植物で、その樹液に触れると炎症を起こしたり、目に入った場合は失明などの危険性を孕んでいる。子どもの園保育園の至近で確認され、園児が触る可能性も排除できない。 | ||
北大以外に、札幌市白石区や[[オホーツク]]管内北見市でもバイカルハナウド類似植物発見が報じられる。 | 北大以外に、札幌市白石区や[[オホーツク]]管内北見市でもバイカルハナウド類似植物発見が報じられる。 | ||
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=== 第二報 === | === 第二報 === | ||
| + | 環境省・北海道・札幌市と協力して対応していること、サンプルがなくて該当植物はバイカルハナウドとは特定できなかったこと、該当植物は明らかに在来種とは異なること、札幌キャンパス内では他の場所での該当植物の成育はなかったこと、化学分析による光毒性の簡易試験の準備中であることを報告した。 | ||
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[https://www.hokudai.ac.jp/news/2025/07/post-1965.html 2025年7月3日北大プレスリリース「(続報)毒性の疑いのある植物の生育について」] | [https://www.hokudai.ac.jp/news/2025/07/post-1965.html 2025年7月3日北大プレスリリース「(続報)毒性の疑いのある植物の生育について」] | ||
=== 第三報 === | === 第三報 === | ||
| + | 記者会見を行い、学内専門家([[総合博物館]]と[[薬学部]]の教員)による該当植物の同定作業及び成分分析が完了し、そのレポートを発出した。 | ||
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[https://www.hokudai.ac.jp/news/2025/07/post-1981.html 2025年7月15日北大プレスリリース「(第三報)毒性の疑いのある植物の生育について」] | [https://www.hokudai.ac.jp/news/2025/07/post-1981.html 2025年7月15日北大プレスリリース「(第三報)毒性の疑いのある植物の生育について」] | ||
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| + | == 備考 == | ||
| + | 発見当日、上述の同定作業を実施した首藤光太郎・総合博物館助教は日本における絶滅種タカネハナワラビを再発見した旨のプレスリリースを行った。Xではバイカルハナウド類似植物の発見とタカネハナワラビの再発見という2件の話題でバズった。 | ||
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| + | 事件直後、テレビアニメ『ちいかわ』で、キャラクターのちいかわが草むしり検定5級に合格したことが触れられていた。草むしり検定では雑草の同定と伐採が主眼とされ、怪しい植物には触ってはいけないことが作中で頻繁に触れられていた。ちいかわを履修していれば事件の被害に遭うことはないとの教訓が得られた。 | ||
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| + | 事件当日から長い間に渡り、X上では北大関係者か否かを問わず、連日北大のバイカルハナウド類似植物の話題で持ち切りであったが、7月16日の[[文学部研究室定員制導入事件]]を機会にX上でのバイカルハナウドの話は収束を迎えた。 | ||
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| + | 今回発見された毒性植物以外にも、特定外来生物のオオハンゴンソン及び要注意外来生物のドクニンジンは以前からキャンパス内に自生しており、キャンパスマスタープラン2018に基づいて防除が行われている。 | ||
== 関連項目 == | == 関連項目 == | ||
2025年9月1日 (月) 11:50時点における最新版
バイカルハナウド類似植物事件(バイカルハナウドるいじしょくぶつじけん)は、札幌キャンパスの北11条門付近で危険植物と疑われる植物が発見された事件。
概要[編集]
2025年6月24日、北11条門付近の新渡戸通りにてバイカルハナウド(ジャイアントホグウィードとも)らしい植物が自生しているのが観光客によって確認され、関係各位への通報及び情報がSNSで拡散される。
バイカルハナウドは国内未確認の外来危険植物で、その樹液に触れると炎症を起こしたり、目に入った場合は失明などの危険性を孕んでいる。子どもの園保育園の至近で確認され、園児が触る可能性も排除できない。
北大以外に、札幌市白石区やオホーツク管内北見市でもバイカルハナウド類似植物発見が報じられる。
大学の対応[編集]
初動[編集]
発見当日中に状況確認が行われ、発見場所周辺の立入禁止の措置が取られた。翌日までに該当植物は刈り取られた。
第一報[編集]
専門家による同定・駆除作業に着手したことを報告した。
2025年6月25日北大プレスリリース「毒性の疑いのある植物の生育について」
第二報[編集]
環境省・北海道・札幌市と協力して対応していること、サンプルがなくて該当植物はバイカルハナウドとは特定できなかったこと、該当植物は明らかに在来種とは異なること、札幌キャンパス内では他の場所での該当植物の成育はなかったこと、化学分析による光毒性の簡易試験の準備中であることを報告した。
2025年7月3日北大プレスリリース「(続報)毒性の疑いのある植物の生育について」
第三報[編集]
記者会見を行い、学内専門家(総合博物館と薬学部の教員)による該当植物の同定作業及び成分分析が完了し、そのレポートを発出した。
2025年7月15日北大プレスリリース「(第三報)毒性の疑いのある植物の生育について」
備考[編集]
発見当日、上述の同定作業を実施した首藤光太郎・総合博物館助教は日本における絶滅種タカネハナワラビを再発見した旨のプレスリリースを行った。Xではバイカルハナウド類似植物の発見とタカネハナワラビの再発見という2件の話題でバズった。
事件直後、テレビアニメ『ちいかわ』で、キャラクターのちいかわが草むしり検定5級に合格したことが触れられていた。草むしり検定では雑草の同定と伐採が主眼とされ、怪しい植物には触ってはいけないことが作中で頻繁に触れられていた。ちいかわを履修していれば事件の被害に遭うことはないとの教訓が得られた。
事件当日から長い間に渡り、X上では北大関係者か否かを問わず、連日北大のバイカルハナウド類似植物の話題で持ち切りであったが、7月16日の文学部研究室定員制導入事件を機会にX上でのバイカルハナウドの話は収束を迎えた。
今回発見された毒性植物以外にも、特定外来生物のオオハンゴンソン及び要注意外来生物のドクニンジンは以前からキャンパス内に自生しており、キャンパスマスタープラン2018に基づいて防除が行われている。
