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− よって「科学・技術の世界」カテゴリー開講の心理学を取れば文系学生は数学や理科の授業を受けなくても卒業要件を満たせる。+
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− 他にCoSTEPの川本教員の「サイエンスを再演する」「文系のための物理学」も人気授業に挙げられる。前者は全クラス対象で、高校課程では学ばないような科学の歴史的側面が講義され、課題や成績評価も甘い。+
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→社会の認識
主題別科目は[[一般教育演習|フレセミ]]や[[総合科目]]と同様、楽単情報が多く飛び交う。これは、主題別科目は一部の例外を除きクラス指定がなく、どの授業を取るかを学生が自由に選択できるからである。特に大講堂で行われる科目は楽単が多い傾向にある。
主題別科目は[[一般教育演習|フレセミ]]や[[総合科目]]と同様、楽単情報が多く飛び交う。これは、主題別科目は一部の例外を除きクラス指定がなく、どの授業を取るかを学生が自由に選択できるからである。特に大講堂で行われる科目は楽単が多い傾向にある。
激戦区なのは火曜3講時である。このコマは例年履修希望者が殺到し抽選が行われる「社会体験ワークショップ」「ロボットは感情を持つか」「アインシュタインの相対性理論」が同時開講される。
主題別科目の一部科目は、学部や系による履修制限がある。理系にとっては簡単すぎるため、理系が取れない授業があり、逆に文系にとっては難しすぎるため、理系にしか取れない授業もある。また「社会の認識」の「日本国憲法」に関して、[[法学部]]生は教職科目に利用することができず、学部専門科目の「憲法I」を履修する必要がある(全学科目の卒業単位数稼ぎなどとしての履修は可能である)。
主題別科目の一部科目は、学部や系による履修制限がある。理系にとっては簡単すぎるため、理系が取れない授業があり、逆に文系にとっては難しすぎるため、理系にしか取れない授業もある。また「社会の認識」の「日本国憲法」に関して、[[法学部]]生は教職科目に利用することができず、学部専門科目の「憲法I」を履修する必要がある(全学科目の卒業単位数稼ぎなどとしての履修は可能である)。
主に古今東西の文学や美術学の授業である。集中講義や非常勤講師担当の授業が多い。
主に古今東西の文学や美術学の授業である。集中講義や非常勤講師担当の授業が多い。
「伊勢物語を読む」は名物授業で、履修希望者が多く履修調整がよく行われる。月曜日5限の前に大講堂(現Sky HALL)前で受講者が並ぶ様子は北大用語で「お伊勢参り」(または「お伊勢」)と称される。しかし、お伊勢参りに並んでいる学生の多くはピ逃げをして行くのが恒例である。
「伊勢物語を読む」は名物授業で、履修希望者が多く履修調整がよく行われる。月曜日5限の前に大講堂(現Sky HALL)前で受講者が並ぶ様子は北大用語で「お伊勢参り」(または「お伊勢」)と称される。しかし、お伊勢参りに並んでいる学生の多くはピ逃げをして行くのが恒例である。教授の定年のため、令和6年度以降は開講されない。
== 歴史の視座 ==
== 歴史の視座 ==
歴史学、考古学を内容とする。通史ではなく、特定のテーマに絞った授業が多い。
歴史学、考古学を内容とする。通史ではなく、特定のテーマに絞った授業が多い。
単位取得が難しい講義が多く、特に「昭和戦前期の日本政治」は[[鬼仏表]]に「ど鬼・鬼畜」と書かれた事をシラバスで触れている。2023年度1学期の同講義のシラバスでは、「受講能力の目安(高校の評定や大学入試の成績)」「夏目漱石と森鴎外の主要作品を読破していること」「初回講義時に、指定教科書の要約の4000字レポートの持参」というハードルを学生に求めている。
単位取得が難しい講義が多く、特に「昭和戦前期の日本政治」は[[鬼仏表]]に「ど鬼・鬼畜」と書かれた事をシラバスで触れている<ref>2023年度1学期の同講義のシラバスでは、「受講能力の目安(高校の評定や大学入試の成績)」「夏目漱石と森鴎外の主要作品を読破していること」「初回講義時に、指定教科書の要約の4000字レポートの持参」というハードルを学生に求めている。</ref>。ただし、鬼仏表で「ど鬼・鬼畜」と書かれた事はたった一度きりで、他の評価は「仏」であることと、担当教官は教員表彰の[[エクセレント・ティーチャーズ]]に複数年度輝いていることから、皆出席さえできれば満足度の高い講義であることを、参考までに付記しておく。
== 社会の認識 ==
== 社会の認識 ==
2022年度前期では、文系基礎科目の[[人文・社会科学の基礎]]で開講される「法学入門」を異なる視点で捉え直す授業『「法学入門」を考える』が開講された。
2022年度前期では、文系基礎科目の[[人文・社会科学の基礎]]で開講される「法学入門」を異なる視点で捉え直す授業『「法学入門」を考える』が開講された。
2022年度以降の前期ではまた、道内一流企業10社を招聘しキャリア形成を目的とするオムニバス講義「社会体験ワークショップ」が、[[経済学部]]幹事で開講される。[[北大生語辞典|北大生語]]で単に「ワークショップ」と略されて呼ばれることが多い。
経済学や数量法学の講義では、高校課程の理系数学の知識を前提にするものがある。
経済学や数量法学の講義では、高校課程の理系数学の知識を前提にするものがある。
地理学は、全学教育の範囲では人文地理はこのカテゴリーで、自然地理学は一般教育演習で開講される。
== 科学・技術の世界 ==
== 科学・技術の世界 ==
主に数学や理科の一般教養や専門の触りが授業内容である。また、一般に文系科目と思われている心理学はこのカテゴリーで開講されている。
主に数学や理科の一般教養や専門の触りが授業内容である。また、一般に文系科目と思われている心理学はこのカテゴリーで開講されている。
よって「科学・技術の世界」カテゴリー開講の心理学を取れば文系学生は数学や理科の授業を受けなくても卒業要件を満たせる<ref>経済学部は基礎科目の[[線形代数学]]・[[微分積分学]]が学部要望科目となっており、数学からは逃れられない。</ref>。
文系が理系クラスの学習内容を扱うカテゴリーでもある。文系学生にとっては、理系の友達が多ければ成績面で有利となる。
文系が理系クラスの学習内容を扱うカテゴリーでもある。文系学生にとっては、理系の友達が多ければ成績面で有利となる。
学部移行を控えている[[総合理系]]の学生の勧誘の場と化す授業もある。
学部移行を控えている[[総合理系]]の学生の勧誘の場と化す授業もある。
人気授業として、木曜1講時に開講される「北海道大学の「今」を知る」が有名である。[[CoSTEP]]の教員が授業を担当し、学内の研究室訪問を行いそのレポを[[北大のメディア]]の「[[いいね!Hokudai]]」に掲載する内容で、例年抽選は高倍率となる。
人気授業として、木曜1講時に開講される「北海道大学の「今」を知る」が有名である。[[CoSTEP]]の教員が授業を担当し、学内の研究室訪問を行いそのレポを[[北大のメディア]]の「[[いいね!Hokudai]]」に掲載する内容で、例年抽選は高倍率となる。担当教員のCoSTEPの川本准教授は、同授業の高評価を理由に[[エクセレント・ティーチャーズ]]の常連受賞者となっている。
他に同教員の「サイエンスを再演する」「文系のための物理学」も人気授業に挙げられる。前者は全クラス対象で、高校課程では学ばないような科学の歴史的側面が講義され、課題や成績評価も甘い。
後者は文系対象で、タイトルに物理学とあるが生物学の話が多く、「科学・技術の世界」カテゴリーの中では文系学生にとって負担が比較的軽い。
後者は文系対象で、タイトルに物理学とあるが生物学の話が多く、「科学・技術の世界」カテゴリーの中では文系学生にとって負担が比較的軽い。
== 脚注 ==
<references/>
{{DEFAULTSORT:しゆたいへつかもく}}
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[[Category:講義]]
[[Category:講義]]
