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2020年11月11日 (水) 22:29時点における版
概要[編集]
例年6月上旬に開催される大学祭。「北大祭」は楡陵祭・医学展・IFFなど複数の学部祭を総称したものを指す。近年は10の学部祭で構成されていたが、2019年の第61回北大祭は保健学科祭がなく、9つの学部祭が行われる。うち、歯学祭は建物改修工事のため、屋内展示を実施せず模擬店1店の営業のみとなる。運営は北大祭事務局が大学当局の力を借りることなく学生の力で行っている。
日程は例年6月の第1金曜日から数えて3日間開催となっており、年度によってはYOSAKOIソーラン祭りと重複する事がある。第58回までは4日間開催であった。第61回はYOSAKOIの他、札幌医科大学・天使大学の大学祭とも日程が重複した。また、現在は22:00まで夜間の活動が可能だが、かつてはオールナイト営業が行われていた。
2007年に、公式キャラクターふっとう君が制定された。
北大祭事務局はtwitter上でハッシュタグを利用したプロモーションを行っており、2019年度は「#夕見子に教えたい北大祭」というハッシュタグの使用が推奨されている。
開催結果[編集]
回 | テーマ | 来場者数 | 構成学部祭数 | 目玉企画 | 模擬店グランプリ | |
---|---|---|---|---|---|---|
2016年 | 58回 | 今年の北大祭は出席点あります。 | 10万人 | 10 | 北大祭×流れ星お笑いライブ | 法学部知的財産法ゼミ「めんちかちゅ」 |
2017年 | 59回 | 北大SAI沸騰 | 8万人 | 10 | 北大祭SPECIAL NIGHT STAGE
There There Theres×喃語 |
法学部知的財産法ゼミ「めんちかちゅ」 |
2018年 | 60回 | 還暦~新たな一歩~ | 9万人 | 10 | キャンパスで!なんかやったRadio
乃木坂46 |
法学部知的財産法ゼミ「めんちかちゅ」 |
2019年 | 61回 | +1 | 10万人 | 9 | 北大祭SPECIAL STAGE「なつぞら」夕見子がやってくる! | 法学部知的財産法ゼミ「めんちかちゅ」 |
楡陵祭[編集]
楡陵祭は総合教育部祭の位置付けで北大祭中最大規模の学部祭であり、1年生は全クラスがメインストリート上に模擬店を出す。
関連記事: 2019年の北大祭で営業する模擬店一覧
著名な模擬店[編集]
- 広島県人会 広島風お好み焼きを出店。
- 福岡県人会 博多・長浜ラーメンを出店。
- パパス カーリングサークルによる出店。カーリングのメッカであるオホーツクの北見市常呂町のカフェで実際のメニューにある流氷ソーダを提供。
- かえる屋さん カエルの丸焼きを提供。味は鶏ササミ肉、または白身魚の肉と形容される。
- めんちかちゅ 法学部知財ゼミによる出店。模擬店グランプリ連覇記録を伸ばしている。
- しんしあ メイド喫茶サークルによるメイド喫茶。ブーム期には整理券が配布される程の行列となった。2013年にサークル解散。
- 北大美女図鑑 2019年初出店。他大学では東京大学五月祭での『東大美女図鑑』などがある。
1年目クラス模擬店[編集]
入学式前のクラスオリエンテーションで選出した楡陵祭スタッフを中心に入学早々の短期間で模擬店出店の準備が行われる。
楡陵祭は多数の模擬店が乱立しているので宣伝が必要不可欠であり、1年目クラス模擬店の宣伝のため、殆どのクラスはTwitter上でクラス模擬店宣伝アカウントを開設し、模擬店の情報提供を行っている。匿名質問サービス「質問箱」を設置し質問に答えるクラスもある。
2018年度は1年目クラス模擬店約10店舗を対象としたスタンプラリー企画「1年生コラボ企画」が行われた。
楡陵祭マジック[編集]
以下の2つの意味で使われる。どちらの意味かは文脈に依る。
- 奇術研究会による企画。教養棟にて手品(マジック)を披露。
- 楡陵祭期間前後に、模擬店の準備を通して仲良くなった基礎クラスの男子と女子が交際を始めるさま。
ファイアトルネード[編集]
2018年楡陵祭で、基礎クラス1年生のトルネードポテトの模擬店でボヤが発生した。当該模擬店は出店停止の処分を受けた他、令和元年度以降防災基準の強化がなされる事になった。 ファイアトルネードによる令和元年度以降の模擬店への影響は以下の通りである。
- 各模擬店にて「防災・衛生指導者」を新設。
- 模擬店間の間隔を広く開ける。これによって、模擬店数は減少。
- 全模擬店で消火器設置義務化。→その後撤回され、2店で1つの消火器設置となった。
- 各出店団体が支払う分担金の値上げ。
- 1年目クラスへのサポートとして「楡陵祭アドバイザー」を新設。(試行措置)
- 落選団体の翌年度優先出店権廃止。(これまでは企画出店の抽選に落選した団体に翌年度の優先出店権が付与されていたが、模擬店数減少により抽選倍率が高くなり落選団体が多く見込まれるため)
- 企画責任者または防災・衛生指導者の常駐義務化。
金銭面にまつわる問題[編集]
前身の教養祭の頃からの北大文化の一つにツケがある。これは、模擬店で買い物をするときに出店団体のメンバーの名前を言って「ツケで」と申し出れば、購入者に代金を請求せずにそのメンバーに後日代金を請求するシステムである。しかし、多数の購入者がいた場合に多額の代金を請求されるケースや、見ず知らずの人がツケを利用してタダで飲食するという問題が以前から存在する。北大祭事務局や北大当局はツケを禁止しているが、ツケによるトラブルは現在も後を絶たない。
模擬店で得た利益の使途は各出店団体の自由である。均等割り等の公平な利益の分配方法をとる出店団体が多いが、1年生クラスの模擬店の一部で、実行委員の主観と偏見で傾斜をつけて利益配分するクラスがあることが暴露され、Twitterで批難の対象となっている。
プレ企画[編集]
出張!北大祭[編集]
北大祭の約2週間前にチ・カ・ホ(札幌駅前通地下歩行空間)で開催されるプレ企画。北大祭事務局員により北大祭のPRが行われる。企画についての重大発表がこの場で行われる事が多い。
仮装行列[編集]
北大祭の1週間前に開催されるプレ企画。北大生が思い思いの仮装を行い、キャンパス内から道庁赤レンガ、大通公園までのコースを練り歩き、北大に戻る。北大に戻ってから中央ローンでピクニックが行われるのが恒例である。
参加するのは殆どが1年目のクラスだが、天文同好会や鉄道研究会等のサークルでの参加もみられる。一昔前まではお金を掛けて大掛かりな仮装をする時期もあったが、現在はクラスTシャツに簡易なかぶりものでの参加が増えている。メイド服の仮装も人気が高い。北大祭でミスコンが開催される年度はミスコン参加者も仮装して行列に参加し、企画に華を添えている。
主要な企画[編集]
北大ダンパ[編集]
工学祭の名物企画。コスプレによるダンスパーティー。日没後はボーカロイド同好会による初音ミクライブが開催される。使用する楽曲は、北大ダンパのホームページにてリクエストが可能である。
現在北大祭にはミスコンやメイド喫茶がなく、かわいい子を拝んだり撮影名目でかわいい子と話せる貴重な機会。
ダンスパーティーは初期や学生運動期の北大祭でも行われていた。当時のダンスパーティーはコスプレをする現行の北大ダンパとは内容が大きく異なっていた。
有名人企画[編集]
他大学の学園祭では声優やお笑い芸人を呼んでのトークショーが目玉企画として行われる事が多い中、北大祭では声優やお笑い芸人の招致はほとんど行われない。一方、2018年からNHK札幌放送局とコラボした有名人招致企画が毎年開催されている。
- 2018年…「キャンパスで!なんかやったRadio」
- 北大祭3日目の午後に乃木坂46の斉藤優里と中田花奈が来学し、ラジオの公開生放送を実施することが発表された。中田花奈は当日体調不良のため、出演者が衛藤美彩に変更された。観覧は事前申し込み制で、若干の当日券も配布された。この模様は北海道限定で生放送された。
- 2019年…「第61回北大祭SPECIAL STAGE 「なつぞら」夕見子がやってくる!」
- 北大祭2日目の午後に、NHK連続テレビ小説「なつぞら」劇中で北大に合格した夕見子役の福地桃子が来学し、トークショーを行った。観覧に際し事前申し込みは不要。また、トークショー内で質疑応答を行い、福地への質問を事前に受け付けていた。ステージではバンザイ魂、合唱団が共演した。
Clark Festival[編集]
北大公認の音楽系サークルによる演奏会。リコーダーアンサンブル、交響楽団、合唱団等が参加している。年度によって音楽系以外の文化系サークルの実演も行われる。
Nire Rock Festival[編集]
学内外のバンドによるステージ。近年はバンド以外に地下アイドルの出演が増加している。屋内ステージか屋外ステージかは年度によって異なる。
サークル発表[編集]
学内外の文化系サークルによる屋外ステージでの発表。発表時間の多くはアカペラサークルのNoSeRAとダンスサークルのJunctionによって占められる。他に、縁、民研わだち、北大書道部、Sapporo Parkour Krew等が参加している。
スタンプラリー[編集]
各学部祭の建物や北大の観光スポットを中心に24ヶ所のチェックポイントでスタンプを集めるもの。24ヶ所中1ヶ所は移動チェックポイントで、メインストリートを歩いているふっとう君(または北大祭事務局員)からスタンプをもらう。
カルチャースクール[編集]
工作教室。メニューは年度によって異なり、羊毛を使ったふっとう君のマスコット作り、ずんだ餅作り、アイヌ文化にちなんだ工作が行われる。2018年の初開催以来2年連続で「おすすめ企画」に認定された。
こども企画[編集]
主に幼児や児童を対象とし、工学部噴水前で行われる企画。ストラックアウトやすごろくが好評である。
研究所公開[編集]
電子科学研究所、低温科学研究所、創成研究機構(触媒科学研究所)、遺伝子病制御研究所、スラブ・ユーラシア研究センターで模擬実験や研究所公開、シールラリーを行っている。
一万人の都ぞ弥生[編集]
北大祭のフィナーレを飾るのは、応援団主催による「一万人の都ぞ弥生」である。檄文披露の後、校歌「永遠の幸」、明治45年度恵迪寮歌「都ぞ弥生」をフルコーラス歌う。その後ストームが行われ、3日間の学祭の全日程が終了する。最終日の夜までに撤収が完了し、翌日からは平常授業に戻る。
企画名は「一万人の~」とあるが、実際の参加者は1万人に満たない。
新たな取り組み[編集]
仮想通貨[編集]
2018年、楡陵祭の模擬店企画で現金の他に仮想通貨決済が可能なカフェが2店出店された。
2019年は、地域通貨「Do」の実証実験が行われる。
金葉祭夏色ライトアップ[編集]
金葉祭実行委員会による2019年の新企画。例年10月に行われるイチョウ並木での夜間ライトアップを北大祭でも実施する。(1、2日目のみ)
北大祭をめぐる問題点[編集]
概要で述べたように北大祭は複数の学部祭の連合体であり、縦割りによる弊害がある。特に酒類の取扱いについては揉めるケースが多いが、現在は全面禁酒でまとまっている。2018年の北大祭後にセイコーマート北海道大学店が開業し常時酒類を販売していることから、2019年の北大祭での酒類の取扱いについて注目されていたが、2019年度も例年通りの全面禁酒規制を行い、北大祭期間中はセイコーマートで酒類を販売しないこととなった。
2016年にミスコンが開催されたが、ミスコン当日ステージにて主催者とミスコン反対派との間で騒動が発生した(2016年ミスコン乱入事件)。北大祭では数年に1度のペースでミスコンが開催されることがあるが、2017年以降はミスコンの開催がなく、北大生が外部のミスコンに出場する動きがみられるようになった。
教養棟前の特設ステージで行われるステージ発表には、北大以外の学外のサークルも参加可能である。これについて、北大内のサークルの発表枠が減るのではないかと一部から疑問視されている。
北大祭実施時期について、現行より遅くしてほしいとの要望がある。「学生の声 on WEB」にてこの要望が出されたが、大学当局から実施時期変更には大きなハードルがあるのと回答があった。また北大祭実行委員会から一度要望があった案件であり、北大祭実行委員会での検討が望まれるが、まだ全学的議論が進んでいない。