北海道マラソン(ほっかいどうマラソン)は8月下旬に札幌市内をコースとして行われるフルマラソン。コースの一部として札幌キャンパス内を通る。
概要編集
北海道マラソン組織委員会が主催し、例年北海道大学が協力している。また、オフィシャルウェアパートナーはonであるが、北大OBのonちゃんとは無関係である。
2009年から北大構内をマラソンコースの終盤として使用するようになった。
世界レベルの選手を間近で見られる絶好のチャンスであり、応援に来る人も多い。公認サークル、非公認サークル団体を問わず沿道で応援パフォーマンスが行われることもある。
当日はメインストリートの交通規制がかかり、競技中メインストリートを自由に横断できない。日曜日とはいえ放送大学やCoSTEPでは授業等が行われており、学生の中には不便さを感じている者もいるかもしれない。
後述の中止を経て3年ぶりに行われた2022年度は実業団選手が奮わず、男子は大学生が、女子は市民ランナーが優勝したが、北大の教員や学生も多くエントリーし、完走した北大関係者も多かった。また、日程が緑のビアテラス最終日と重複し、こちらも賑わいを見せた。マラソン翌朝も、アフターモーニングランと称しメインストリートを走るランナーが多く、また恐竜の着ぐるみもメインストリートを走り、賑わいを見せた。
2024年度は、女子の優勝者の直前を北大病院整形外科医師の男子ランナーが走るシーンがテレビ中継で取り上げられ、話題になった。また、男子の先頭選手が北大構内に入ったとき、空撮のカメラが北大と誤って札幌北高校の校舎とグラウンドを映し、空から先頭選手を捉えることができなかった。この日に初フルマラソンに挑戦する北大関係者が多く、有名な先生・学生では高等教育推進機構の山本堅一准教授や落語研究会所属の「高速ぷりん」のつるまるゆうとが初マラソンを完走したことをX上にて公表した。
北海道マラソンと北大との連携編集
2024年度から、北海道マラソンと北大との連携が行われる。総合博物館内SDGs農園で保育園児が野菜を栽培し、収穫された野菜は大会前日のカーボローディングパーティーでランナーに提供される。肥料には、構内で回収された落葉からできた腐葉土が使用される。また、新川通上の折り返し地点の標識として、札幌キャンパスの木材を加工したエゾシカのパネルが使用される。更に北海道マラソン当日は、ランナーが通過する南門特設テントにて、北大の創基150周年記念募金への、QR決済を利用したデジタル募金箱が設置され、募金を呼び掛ける。
施設の臨時休業編集
通常日曜日に開館している北大内各施設はマラソン中も通常営業している。しかし、オープンイノベーションハブエンレイソウは北海道マラソンの影響のため、開催当日は臨時休業する。
2020~2021年の中止編集
2020~2021年は東京五輪マラソン競技が札幌開催となり、運営要員の確保が困難かつ大通公園の現状回復に時間を要するという理由で、2年連続中止となった。