北極星をえがく

北極星をえがく（ほっきょくせいをえがく）は岩井圭也による小説。

概要[編集]

創基150周年記念事業の一環として北大を舞台とする小説が編まれ、農学院OBで作家の岩井圭也が上梓した。表紙画は生命科学院OBの岩間翠の手による。

全5話の連作で、北大構内や道内外の主要書店での無料配布を行う点が特徴であり、一部は同作品の公式ホームページ上で立ち読みが可能である。

主人公は総理に入学し農学部生物機能科学科に移行した女子大生・泉ひばりである。

第1話では、一般教育演習「蛙学への招待」を受講するシーンが描かれている。尚、担当教官の名前と所属部局は史実とは異なる。

第2話では、農学部移行後も教養棟に通い主題別科目「現代生物科学への誘いⅠ」を受講するシーンが描かれている。主人公は、鳥のラブソングを研究している教員の講義に心酔しているが、モデルは理学部の相馬雅代教授である。

頒布場所となっている学内外の各書店では、刊行に合わせて「岩井圭也フェア」を展開し、岩井圭也氏の直筆サイン色紙の掲示の他、岩井氏の著書や「蛙学への招待」の成果物として担当教官の鈴木誠名誉教授が著した著書を並べている。

2021年北大祭の企画として行われた寳金総長による特別講義内の質疑応答で、北大を舞台とする小説やテレビドラマの制作を要望する質問が寄せられた。