北大ヒグマ研究グループ
北大ヒグマ研究グループ(ほくだいヒグマけんきゅうグループ)は歴史ある非公認サークルの一つ。通称クマ研。Welcome to the new world...
概要[編集]
1970年ごろに「ヒグマが見たい!」と言う北大の院生たちによって設立されたサークル。 北大の天塩研究林での長期モニタリングや大雪山の黒岳、札幌近郊の森林などで生態調査を行っている。
数十年に渡ってヒグマの痕跡を追っかけて調査された結果は膨大で、2021年には論文にもなっている。
生物系の学部を中心に文理双方の学部学生が在籍し、OB・OGからは研究者が多数輩出されている。
毎年北大祭では農学祭の脇で串焼きや鹿角などを売ったりしている。
広報誌リテラポプリ73号では、クマ特集が組まれ、本サークルの活動成果が取り上げられた。
NHK北海道にて、夏季のヒグマ研究に密着したドキュメンタリー番組北海道道「北大クマ研物語 〜ヒグマ研究にかける若者たち〜」が、2024年10月25日に初放送される。
論文[編集]
滝浪洋人,石山信雄,日野貴文,久保雄広,富田幹次,辻野夢久,中村太士 (2021), Young citizen sensors for managing large carnivores: Lessons from 40 years of monitoring a brown bear population(大型食肉目の管理に学生による調査が果たす役割:40 年のヒグマ個体群モニタリングから得られた教訓), Conservation Science and Practice.
伊藤泰幹, 勝島日向子, 富田幹次, 松本朋華(2022), Infanticide or predation? Cannibalism by a brown bear in Hokkaido, Japan(子殺しか、捕食か? 北海道のヒグマの共食い), Ursus.