差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
12行目:
12行目:
− +
− なんだ、応物は宇宙やらないのか、ロマンねえなと僕も思っていたが、キッテル固体物理学の序章だかに、「数十人集まって莫大な予算かけないとできない素粒子物理より、2、3人、あるいは1人で大きな発見をできる物性物理の方がロマンあるしょ」みたいなことが書かれていた。+
−
− ある時学生実験の最中に超伝導体を研究しているおじいちゃんに「常温超伝導体発見できると思ってるんですか?発見する前に死にますよ??もっと楽しいことないんですか?」と聞いたところ「○○君は分かってないね~エネルギーオーダーで考えてみなよ、100Kなんて常温(273K)と桁が一緒なんだからほぼ同じだよ。絶対できるよ」と目を輝かせながら言われて、ああ、かっこいい、、、と思ってしまった。
25行目:
23行目:
− ただ、哲学的な議論を要する理学部[[数学科]]のような数学とは違って、すでに枯れた技術と化した数学を使えるようになればよいだけなので数学自体の重さ的には高校数学の延長と考えればよいだろう。+
− +
− 物理学は世の中の種々の現象を数式で表そうという学問であるから物理学で新たな発見をしようとするなら、物理学科で学ぶ程度の数学では不十分で最先端までの数学を一通り確認しておく必要があるだろう。
編集の要約なし
== 教育内容 ==
== 教育内容 ==
物理学は大きく分けて、「素粒子・宇宙物理」と「物性物理」に分かれる。[[理学部]][[物理学科]](応物同様移行点は地の底をのたうち回っている)は主に前者を、応用物理学コースは主に後者に重きを置いたカリキュラムとなっている。
物理学は大きく分けて、「素粒子・宇宙物理」と「物性物理」に分かれる。[[理学部]][[物理学科]](応物同様移行点は地の底をのたうち回っている)は主に前者を、応用物理学コースは主に後者に重きを置いているような気がする。
素粒子・宇宙物理が読んで名のごとく巨大なものを相手にしているのに対し、物性物理は固体の構造などミクロなものを主題としている。
素粒子・宇宙物理が読んで名のごとく巨大なものを相手にしているのに対し、物性物理は固体の構造などミクロなものを主題としている。
ロマンがないような気もするが、キッテル固体物理学の序章だかに、「数十人集まって莫大な予算かけないとできない素粒子物理より、2、3人、あるいは1人で大きな発見をできる物性物理の方がロマンあるしょ」みたいなことが書かれていた。
物性物理の研究で比較的一般にもよく知られているのは超伝導体の研究だろう。
物性物理の研究で比較的一般にもよく知られているのは超伝導体の研究だろう。
最近アメリカで常温超伝導体が発見され(ただし超高圧化)授業中教員がテンション上がっていた。あまり悔しそうではなかった。
最近アメリカで常温超伝導体が発見され(ただし超高圧化)授業中教員がテンション上がっていた。あまり悔しそうではなかった。
高校で物理学を選択した人は覚えること少なくて論理的に考えれば答えが出るので楽だったとは思うが、大学での物理は数学を使いこなせることが必須である。
高校で物理学を選択した人は覚えること少なくて論理的に考えれば答えが出るので楽だったとは思うが、大学での物理は数学を使いこなせることが必須である。
ただ、理学部[[数学科]]のような数学とは違って、すでに枯れた技術と化した数学を使えるようになればよいだけなので数学自体の重さ的には高校数学の延長と考えればよいだろう。
一年生のときに[[線形代数学|線形代数]]と[[微分積分学|微分積分]]をきちんとやらなかった学生はその後の三年間、数学をよくわからないブラックボックスとして扱うことになるだろう。
一年生のときに[[線形代数学|線形代数]]と[[微分積分学|微分積分]]をきちんとやらなかった学生はその後の三年間、数学をよくわからないブラックボックスとして扱うことになる。
== おすすめ書籍など ==
== おすすめ書籍など ==