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公開講座

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公開講座(こうかいこうざ)は、大学が広く一般人を対象に行う講義。社会人講座と称されることもある。

概要[編集]

地域貢献を使命とする北大では、大量の公開講座が開講されている。北大ホームページに公開講座一覧が掲載されているが、実際にはホームページに載っているものはごく一部である。

「道民カレッジ」対象講座が多いが、北大祭公開講義や高大連携公開講座等対象外の講座もある。

主な公開講座[編集]

  • 全学企画

 例年7月頃に開催される。その年の旬といえるテーマを選定し、色々な部局の先生が毎回交代して講義を計8回行う。2018年度は名和総長が登壇し講義を行った。コロナ禍による中止を経て開講形態を対面からオンラインに変更。北大のコロナ対応終了後も対面開催に戻さずオンライン開催のままとなる。2024年度は開講しない。

  • 北大道新アカデミー

 北海道新聞社との産学連携協定に基づき2018年度から開講された公開講座。2018~2024年1学期までは文系コースと理系コースに分かれて開講された[1]。2024年2学期から文系コースは廃止され、新たに総合コースが開講される。総合コースは文系・理系・医系に関係なく色々な部局の先生が毎回交代して講義する。総合コースの内容は上述の全学企画に似ている。

 北大祭事務局が企画する公開講義、各学部祭で企画する公開講義、研究所・センターの一般公開に併せて開かれるサイエンス・トーク、学生有志が企画する講演会などがある。北大祭事務局が企画する公開講義は旬の研究者を呼ぶことが多く、ノーベル化学賞受賞者の鈴木章氏を呼んだことがある。2023年から、公開講義の参加者には、北大祭の全模擬店で使用できる割引クーポンが1枚配布される。

  • 白銀祭公開講義

 2023年より開始。学外者を呼んで講演を行う。

  • 高大連携公開講座

 高校生が5限の全学教養科目を受講するもの。詳細は総合教育部参照。

  • 学部・学科等紹介

 毎年9月と2月の学部移行ガイダンス翌日に開催される学部・学科等紹介は、一部の学部・学科では学部1年生に限らず一般市民も来場可としているものがある。

  • 土曜市民セミナー

 総合博物館主催で総合博物館を会場とする市民講座。主に学内の研究者が講師を務める。入場無料、事前申込制。コロナ禍で3年間開催を休止していた。

  • バイオミメティクス市民セミナー

 総合博物館主催、高分子学会・電子科学研究所等の共催で総合博物館を会場に行われる市民講座。学外の研究者が講師を務めることが多い。入場無料、申込不要。

  • 時計台サロン

 農学部主催で札幌市時計台を会場に行われる市民講座。たまに時計台以外で開催されることがある。入場無料、申込不要。出席カード配布制をとっており、年度の全ての講座への出席で皆勤賞が授与される。

  • あぐり大学

 農学部と北海道新聞社が共催する親子向けの講座。2014年初開催。子どもには小学4年生~中学生までの年齢制限がある。

 一般教育演習の一部は公開講座として開設され、他大学生や高校生の参加を認めている。前述の高大連携公開講座(高校生のみ受講可)、国立大学コンソーシアム単位互換科目(道内の他の国立大学生のみ受講可で、正規の単位になる)とは異なる。

  • オンライン観光創造フォーラム

 観光学高等研究センター主催のオンライン市民講座。2022年11月に開講された「邪神ちゃんドロップキック」に関する第15回の講座は、500名のオンライン視聴枠が満席となり話題になった。

終了した講座[編集]

  • 北海道大学放送講座

 昭和58~平成7年までHBC北海道放送のテレビとラジオで放送された。テキストが発売され、道内主要都市でのスクーリングが開催された。

備考[編集]

ウェブメディアのいいね!Hokudaiにて、公開講座「時計台サロン」の取材が行われた。

民間の在札テレビ局が運営する公開講座の「UHB大学」「HBC北海道文化塾」に、北大の教員が多数出講している。

令和5年9月末をもって生涯学習学友会が廃止され、公開講座の受講のみでは校友会エルムへの入会資格を失うこととなった。

脚注[編集]

  1. 2018年度は文学研究科環境科学院が、2019年度は文学院と生命科学院が、2023年度は公共政策大学院工学研究院が1学期を、獣医学研究院と高等法政策教育研究センターが2学期を担当。


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