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「応物コース紹介哀史」(浅野康寛准教授):総合入試が始まって10年近くが経ち、その光と影がはっきしてきた。--数物の基礎科学系の学科が軒並み不人気にさらされ、特に応物人気の凋落は著しい。全国的にみて数物系が不人気というわけではないので、これが総合入試による北大のブランドイメージの帰結である。--数物系はあふれた学生の受け皿となる傾向が続いている。--全学教育の競争に疲れ、たいして興味のない学問を専攻するはめになった学生もまた、相当に気の毒である。実際、コース配属後に就学に苦労する学生の多いことがさらに不人気を助長する、という渦中に応物はいるのである。初めのころはコース紹介を盛り上げようとアイデアを出して展示やプレゼンも改善したし、院生の支援を受けてフレンドリーな雰囲気も作った。しかし、来場する学生数は緩やかな下り坂。'''「カンコ鳥でもいないよりマシ」'''状態となり、さらに負けが込んでくる。'''改善の意欲が失われ、熱心に質問してくれる学生の来場を素直に喜べなくなる。'''迎える笑顔がカタい。挙句の果てに、研究・教育内容の説明もウソくさくなる・・・。'''これが負のスパイラルである。イベントの手ごたえなど、感じられるはずもない。'''その一方、黙っていても学生がやってくる人気学科・学部の中には、コース紹介をしないところも出てきて、まさに総合入試の光と影である。'''マグマは溜まっている。応物教員にとって、コース紹介の担当は苦痛である。'''--来年?農学部応物コースで参戦の予定である。
 
「応物コース紹介哀史」(浅野康寛准教授):総合入試が始まって10年近くが経ち、その光と影がはっきしてきた。--数物の基礎科学系の学科が軒並み不人気にさらされ、特に応物人気の凋落は著しい。全国的にみて数物系が不人気というわけではないので、これが総合入試による北大のブランドイメージの帰結である。--数物系はあふれた学生の受け皿となる傾向が続いている。--全学教育の競争に疲れ、たいして興味のない学問を専攻するはめになった学生もまた、相当に気の毒である。実際、コース配属後に就学に苦労する学生の多いことがさらに不人気を助長する、という渦中に応物はいるのである。初めのころはコース紹介を盛り上げようとアイデアを出して展示やプレゼンも改善したし、院生の支援を受けてフレンドリーな雰囲気も作った。しかし、来場する学生数は緩やかな下り坂。'''「カンコ鳥でもいないよりマシ」'''状態となり、さらに負けが込んでくる。'''改善の意欲が失われ、熱心に質問してくれる学生の来場を素直に喜べなくなる。'''迎える笑顔がカタい。挙句の果てに、研究・教育内容の説明もウソくさくなる・・・。'''これが負のスパイラルである。イベントの手ごたえなど、感じられるはずもない。'''その一方、黙っていても学生がやってくる人気学科・学部の中には、コース紹介をしないところも出てきて、まさに総合入試の光と影である。'''マグマは溜まっている。応物教員にとって、コース紹介の担当は苦痛である。'''--来年?農学部応物コースで参戦の予定である。
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ちなみに、かつて3K(化学科、看護学科、建築都市コース)の一角をなし移行点が低空飛行を続けていた建築都市コースは2017年移行の意識高い層の出現によって正のスパイラルに乗りつつある。以前は移行点2.6などで落ちこぼれの代名詞ともなっていたが、建築で表現(笑)をしたい人々(instagramにイラストレーターで作った自作の名刺を載せたりするような人)が2017年に集中したこともあり、移行点が上がり、その結果ブランドイメージが改善され、次の代も移行点が高くなるという現象が起きている。意匠がやりたいなら美大行けばいいのに。
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