総合教育部文系(そうごうきょういくぶぶんけい)はは北大の入試形態及びその試験で入学した学生の所属。総合文系、あるいは総文と呼ばれることが多い。
概要編集
入学時に学部を決定せず、1年目修了時に学部を決定する文系の入試形態。またこの入試形態で入学した学生のこと。
総合文系は国際総合入試と前期入試の2通りの募集方法がある。
近年では珍しくなった二次試験に地理歴史を使える文系学部として、また後に述べるように二年時に理系学部へ進学できる文系学部として、全国から様々なニーズを持った受験生を集めている。
理系学部ではほとんどの学生が総合理系に所属しているが、文系学部においては学部別入学の学生の割合が大きく、相対定期に総合文系所属の学生は少ない。
大部分の学生は、二年時に文学部、法学部、経済学部、教育学部のいずれかに進学する。
例年、文学部と法学部は人気の選択肢であり、移行するためには高い移行点を必要とする。(年によるがだいたい3.5近く必要。) 一方で経済学部と教育学部の移行点は毎年かなり低く、なぜこのような格差が生まれているのかは全く謎である。
理転について編集
学部移行では殆どが文系学部に進学するが、年に何人かは理系学部に進むものがいる。総合文系で入学した総合教育部生が理系学部に進むことを「理転」という。
理転先として毎年人気の高い学科は、農学部の農業経済学科、工学部の環境社会工学科、理学部の数学科などが挙げられる。しかし、毎年様々な学科に総合文系生が飛び散る。移行できる学科に制限はない。 (過去には総合文系→医学部医学科の移行を成功させた者がいるとかいないとか…)
理転する場合、4月の履修登録がまず初めの巨壁となる。 自然科学実験や物理学・化学等の理系移行点算出科目を修得しないと著しく移行点が下がるので、理系科目を1学期から計画的に履修する必要がある。たとえば文系クラスの自然科学実験は1学期しか開講されないため、前期で履修出来なかったらキビシイ。理系の移行点レースで勝負するならば、四月の履修登録時点で決断をする必要があるのだ。
履修計画を立てる際、入学式前後に行われる履修相談会MANAVIにて、理系クラス対象の説明会に参加する事を強く薦める。