北大えるむ賞
北大えるむ賞(ほくだいえるむしょう)は、毎年度末に行われる総長表彰のこと。
概要編集
課外活動や地域貢献で優れた学生や学生団体が表彰される。課外活動では概ね全国5位以上や道内1位の実績で授賞される。また、創立100周年など節目の年で授賞することがある。
特筆すべき受賞者編集
- 平成13年
- 入学前に病を発症したが、入学後は病に耐えながらも授業皆出席を成し遂げた工学部1年生が受賞。
- 平成16年
- 国際交流への顕著な貢献を理由に経済学部4年生が受賞したが、受賞翌々年に24歳で夭逝した。
- 平成23年
- 作家の水原涼が文学部在籍時、芥川賞にノミネートされたことが理由で受賞。
- 平成28年
- 第26代日本さくらの女王に選出された歯学部3年生が受賞。
- 令和元年
- 出版甲子園に出場した理学院修士1年生が受賞。当該院生は他に「もちもち物理スタンプ」を制作する等、幅広く活躍した。卒業後は「かきもち」名義で著述活動を行っている。
- 令和5年
- 交響楽団が創立100年を迎え、記念演奏会を実施したのを機に受賞。全国大会に出場しない課外団体の受賞はレア。受賞理由とは直接関係ないが、2022年は北大祭の模擬店グランプリで総合2位になるなど、交響楽団の年だった。
問題点編集
一部の教員が学生の成果を自らの手柄とし、研究者一覧の経歴欄にえるむ賞受賞の旨を記載している者がいる。
過去に「日本さくらの女王」のミスコンで受賞した学生がいたが、ミスコンを理由とした受賞についてジェンダーの観点で疑問視されている。
関連項目編集
- エクセレント・ティーチャーズ:北大の教員表彰。
- 合唱団:第1回受賞以降、常連受賞団体。