自主勉強会(じしゅべんきょうかい)は単位に関係なく学生主体で自主的に学習する勉強会である。自主ゼミとも称する。
概要編集
北大では従来からあらゆる学部・研究科等で自主勉強会が立ち上げられてきたが、その殆どは内輪の勉強会止まりであった。
しかし、令和4年度フロンティア入試合格者を中心に立ち上げられた「北大B1数理ゼミ」は著名となった。令和4年度新入生を対象に幅広く参加者を集め、北大では屈指の規模の自主ゼミとなった。教員の中にも、自主ゼミの取り組みを高評価する者がいる。
北大B1数理ゼミ編集
「群論ゼミ」「複素解析ゼミ」等、通常は学部2年生以上で学習する内容の自主ゼミや、生物学Ⅰの指定教科書の『キャンベル生物学』の自主ゼミなど、複数の自主ゼミが入学式からまもない間に始動した。
更に、化学Ⅰの導入部分で登場する学習内容に高校課程の物理の原子分野の理解を前提としているものがあるが、高校時代に物理を履修していない学生が化学Ⅰで苦慮しているとの声が上がり、物理の得意な人が物理未習者や物理が苦手な人に教え合うゼミも開設された。
北大文系フォーラム編集
4月末までには、文系版の「北大文系フォーラム」も始動した。 文系フォーラムでは現在(2022/7月)、生命倫理などを扱う哲学ゼミや心理学・脳科学の知識を使う実用科学ゼミが稼働中である。 現在は世界史ゼミが準備中で、どのような分野でも発表者は募集中である。また、論理学ゼミも稼働に向かって準備が進んでいる。
実用科学ゼミ編集
文系フォーラム内の実用科学ゼミでは、海外論文などの研究を元にメンヘラについて心理学的に考察したり、苦痛と脳機能に関する研究を元に苦痛学という名目で脳科学の知見を紹介するなど、内容はかなり自由なものとなっている。参考文献がかなり多い上に論文を日本語で分かりやすくまとめていることから、発表者のハードルがかなり高く、現在1人だけで運営を行っている。
また、大学で学ぶ学問とは異なった具体的な学術研究の紹介を実生活に沿った形で行っているため、活動歴に対して北大のゼミ活動内でも最大規模の参加者数を誇り話題となる反面、一部の人からは批判されている側面もみられる。なお、7月頃からは教授に活動が認められ学部の教室を貸し出してもらえるなど活動がより本格的で公式なものとなりつつある。
その他編集
平成31年3月に北大えるむ賞の受賞者が自主ゼミサークルを立ち上げ、自主ゼミ開設を目指してTwitter上で活動したものの、自主ゼミ開設には至らなかった。