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'''公開講座'''(こうかいこうざ)は、大学が広く一般人を対象に行う講義。'''社会人講座'''と称されることもある。
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'''公開講座'''(こうかいこうざ)は、大学が広く一般人を対象に行う講義。'''社会人講座'''と称されることもある。本項目では、類似イベントの'''サイエンスカフェ'''についても記述する。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
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地域貢献を使命とする北大では、大量の公開講座が開講されている。北大ホームページに公開講座一覧が掲載されているが、実際にはホームページに載っているものはごく一部である。
  
地域貢献を使命とする北大では、大量の公開講座が開講されている。北大ホームページに公開講座一覧が掲載されているが、実際にはホームページに載っているものはごく一部である。
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「道民カレッジ」対象講座が多いが、北大祭公開講義や高大連携公開講座等対象外の講座もある。
  
「道民カレッジ」対象講座が多いが、北大祭公開講義や高大連携公開講座等対象外の講座もある。その「道民カレッジ」のスタンプ目当てのせいか老人の受講が多い。
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類似イベントとして、サイエンスカフェも広く開催されている。
  
 
== 主な公開講座 ==
 
== 主な公開講座 ==
* 全学企画
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=== 全学 ===
 例年7月頃に開催される。その年の旬といえるテーマを選定し、色々な部局の先生が毎回交代して講義を計8回行う。2018年度は名和総長が登壇し講義を行った。また、全学教養科目「聞く力・話す力のトレーニング」と連動しており、公開講座の司会はこの科目を履修している学部1年生が務めている。
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* 北大道新アカデミー
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 北海道新聞社との産学連携協定に基づき2018年度から開講された公開講座。前期と後期の2学期制で、毎学期には文系コース・理系コース・総合コースのうちいずれか2コースが開講される。うち総合コースは文系・理系・医系に関係なく色々な部局の先生が毎回交代して講義する。2024年からは、下述の全学企画を事実上引き継いだ。
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=== 部局主催のもの ===
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* 土曜市民セミナー
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 [[総合博物館]]主催で総合博物館を会場とする市民講座。主に学内の研究者が講師を務める。入場無料、事前申込制。[[コロナ禍]]で3年間開催を休止していた。
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* バイオミメティクス市民セミナー
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 総合博物館主催、高分子学会・[[電子科学研究所]]等の共催で総合博物館を会場に行われる市民講座。学外の研究者が講師を務めることが多い。入場無料、申込不要。
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* 時計台サロン
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 [[農学部]]主催で[[札幌市時計台]]を会場に行われる市民講座。たまに時計台以外で開催されることがある。入場無料、申込不要。出席カード配布制をとっており、年度の全ての講座への出席で皆勤賞が授与される。
  
* 北大道新アカデミー
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* あぐり大学
 北海道新聞社との産学連携協定に基づき2018年度から開講された公開講座。2018年度は文学研究科と環境科学院が、2019年度は文学院と生命科学院が担当。
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 農学部と北海道新聞社が共催する親子向けの講座。2014年初開催。子どもには小学4年生~中学生までの年齢制限がある。
  
* [[北大祭]]公開講義
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* オンライン観光創造フォーラム
 [[北大祭事務局]]が企画する公開講義、各学部祭で企画する公開講義、研究所・センターの一般公開に併せて開かれるサイエンス・トーク、学生有志が企画する講演会などがある。北大祭事務局が企画する公開講義は旬の研究者を呼ぶことが多く、ノーベル化学賞受賞者の鈴木章氏を呼んだことがある。
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 観光学高等研究センター主催のオンライン市民講座。2022年11月に開講された「邪神ちゃんドロップキック」に関する第15回の講座は、500名のオンライン視聴枠が満席となり話題になった。
  
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=== 総合教育部の授業・行事を一般公開するもの ===
 
* 高大連携公開講座
 
* 高大連携公開講座
 
 高校生が5限の全学教養科目を受講するもの。詳細は[[総合教育部]]参照。
 
 高校生が5限の全学教養科目を受講するもの。詳細は[[総合教育部]]参照。
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 毎年9月と2月の学部移行ガイダンス翌日に開催される学部・学科等紹介は、一部の学部・学科では学部1年生に限らず一般市民も来場可としているものがある。
 
 毎年9月と2月の学部移行ガイダンス翌日に開催される学部・学科等紹介は、一部の学部・学科では学部1年生に限らず一般市民も来場可としているものがある。
  
* 土曜市民セミナー
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* [[一般教育演習]]
 [[総合博物館]]主催で総合博物館を会場とする市民講座。主に学内の研究者が講師を務める。入場無料、申込不要。
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 一般教育演習の一部は公開講座として開設され、他大学生や高校生の参加を認めている。前述の高大連携公開講座(高校生のみ受講可)、[[国立大学コンソーシアム単位互換科目]](道内の他の国立大学生のみ受講可で、正規の単位になる)とは異なる。
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=== 学生主体のもの ===
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* [[北大祭]]公開講義
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 [[北大祭事務局]]が企画する公開講義、各学部祭で企画する公開講義、研究所・センターの一般公開に併せて開かれるサイエンス・トーク、学生有志が企画する講演会などがある。北大祭事務局が企画する公開講義は旬の研究者を呼ぶことが多く、ノーベル化学賞受賞者の鈴木章氏を呼んだことがある。2025年から大きな変更が入り、これまで例年5~6講演行われてきたが、2025年は全12学部から研究者を呼び、また、札幌市の後援及び文系学部の講演は文系祭実行委員会の共催によって行われ、文系と理系で会場が別れる。2023年から、公開講義の参加者には、北大祭の全模擬店で使用できる割引クーポンが1枚配布される。
  
* バイオミメティクス市民セミナー
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* 白銀祭公開講義
 総合博物館主催、高分子学会・電子科学研究所等の共催で総合博物館を会場に行われる市民講座。学外の研究者が講師を務めることが多い。入場無料、申込不要。
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 2023年より開始。学外者を呼んで講演を行う。
  
* 時計台サロン
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== 主なサイエンスカフェ ==
 [[農学部]]主催で札幌市時計台を会場に行われる市民講座。たまに時計台以外で開催されることがある。入場無料、申込不要。
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* サイエンス・カフェ札幌
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* 三省堂サイエンスカフェ in 札幌
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* 北大人文学カフェ
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* [[農場|北方生物圏フィールド科学センター]]主催のサイエンスカフェ
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* 北大祭企画としてのサイエンストーク
  
 
== 終了した講座 ==
 
== 終了した講座 ==
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 昭和58~平成7年までHBC北海道放送のテレビとラジオで放送された。テキストが発売され、道内主要都市でのスクーリングが開催された。
 
 昭和58~平成7年までHBC北海道放送のテレビとラジオで放送された。テキストが発売され、道内主要都市でのスクーリングが開催された。
  
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* 全学企画
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 2023年まで、例年7月頃に開催された。その年の旬といえるテーマを選定し、色々な部局の先生が毎回交代して講義を計8回行う。2018年度は[[名和豊春|名和]][[総長]]が登壇し講義を行った。[[コロナ禍]]による中止を経て開講形態を対面からオンラインに変更。その役割を北大道新アカデミーに譲る形で終了した。
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== 備考 ==
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ウェブメディアの[[いいね!Hokudai]]にて、公開講座「時計台サロン」の取材が行われた。
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令和5年9月末をもって生涯学習学友会が廃止され、公開講座の受講のみでは[[校友会エルム]]への入会資格を失うこととなった。
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== 脚注 ==
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[[Category:2020年に中止になった行事等]]
 
[[Category:2020年に中止になった行事等]]
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[[Category:YouTube動画を含む記事]]

2025年11月19日 (水) 12:37時点における最新版

公開講座(こうかいこうざ)は、大学が広く一般人を対象に行う講義。社会人講座と称されることもある。本項目では、類似イベントのサイエンスカフェについても記述する。

概要[編集]

地域貢献を使命とする北大では、大量の公開講座が開講されている。北大ホームページに公開講座一覧が掲載されているが、実際にはホームページに載っているものはごく一部である。

「道民カレッジ」対象講座が多いが、北大祭公開講義や高大連携公開講座等対象外の講座もある。

類似イベントとして、サイエンスカフェも広く開催されている。

主な公開講座[編集]

全学[編集]

  • 北大道新アカデミー

 北海道新聞社との産学連携協定に基づき2018年度から開講された公開講座。前期と後期の2学期制で、毎学期には文系コース・理系コース・総合コースのうちいずれか2コースが開講される。うち総合コースは文系・理系・医系に関係なく色々な部局の先生が毎回交代して講義する。2024年からは、下述の全学企画を事実上引き継いだ。

部局主催のもの[編集]

  • 土曜市民セミナー

 総合博物館主催で総合博物館を会場とする市民講座。主に学内の研究者が講師を務める。入場無料、事前申込制。コロナ禍で3年間開催を休止していた。

  • バイオミメティクス市民セミナー

 総合博物館主催、高分子学会・電子科学研究所等の共催で総合博物館を会場に行われる市民講座。学外の研究者が講師を務めることが多い。入場無料、申込不要。

  • 時計台サロン

 農学部主催で札幌市時計台を会場に行われる市民講座。たまに時計台以外で開催されることがある。入場無料、申込不要。出席カード配布制をとっており、年度の全ての講座への出席で皆勤賞が授与される。

  • あぐり大学

 農学部と北海道新聞社が共催する親子向けの講座。2014年初開催。子どもには小学4年生~中学生までの年齢制限がある。

  • オンライン観光創造フォーラム

 観光学高等研究センター主催のオンライン市民講座。2022年11月に開講された「邪神ちゃんドロップキック」に関する第15回の講座は、500名のオンライン視聴枠が満席となり話題になった。

総合教育部の授業・行事を一般公開するもの[編集]

  • 高大連携公開講座

 高校生が5限の全学教養科目を受講するもの。詳細は総合教育部参照。

  • 学部・学科等紹介

 毎年9月と2月の学部移行ガイダンス翌日に開催される学部・学科等紹介は、一部の学部・学科では学部1年生に限らず一般市民も来場可としているものがある。

 一般教育演習の一部は公開講座として開設され、他大学生や高校生の参加を認めている。前述の高大連携公開講座(高校生のみ受講可)、国立大学コンソーシアム単位互換科目(道内の他の国立大学生のみ受講可で、正規の単位になる)とは異なる。

学生主体のもの[編集]

 北大祭事務局が企画する公開講義、各学部祭で企画する公開講義、研究所・センターの一般公開に併せて開かれるサイエンス・トーク、学生有志が企画する講演会などがある。北大祭事務局が企画する公開講義は旬の研究者を呼ぶことが多く、ノーベル化学賞受賞者の鈴木章氏を呼んだことがある。2025年から大きな変更が入り、これまで例年5~6講演行われてきたが、2025年は全12学部から研究者を呼び、また、札幌市の後援及び文系学部の講演は文系祭実行委員会の共催によって行われ、文系と理系で会場が別れる。2023年から、公開講義の参加者には、北大祭の全模擬店で使用できる割引クーポンが1枚配布される。

  • 白銀祭公開講義

 2023年より開始。学外者を呼んで講演を行う。

主なサイエンスカフェ[編集]

終了した講座[編集]

  • 北海道大学放送講座

 昭和58~平成7年までHBC北海道放送のテレビとラジオで放送された。テキストが発売され、道内主要都市でのスクーリングが開催された。

  • 全学企画

 2023年まで、例年7月頃に開催された。その年の旬といえるテーマを選定し、色々な部局の先生が毎回交代して講義を計8回行う。2018年度は名和総長が登壇し講義を行った。コロナ禍による中止を経て開講形態を対面からオンラインに変更。その役割を北大道新アカデミーに譲る形で終了した。

備考[編集]

ウェブメディアのいいね!Hokudaiにて、公開講座「時計台サロン」の取材が行われた。

令和5年9月末をもって生涯学習学友会が廃止され、公開講座の受講のみでは校友会エルムへの入会資格を失うこととなった。

脚注[編集]



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