【広告】Amazonリンククリック後、何かを買うと北大Wikiの運営費になります

北大地図パズル紹介バナー

【ゲキムズ?】 北大地図パズル


差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
2,694 バイト除去 、 2025年5月24日 (土)
4行目: 4行目:  
「北大祭」は楡陵祭・獣医学祭・工学祭・医学展・歯学祭・薬学祭・理学祭・農学祭・IFF・文系祭の10の学部祭を総称したものを指す。主催は北海道大学と北大祭全学実行委員会の共催である。運営は[[北大祭事務局]]が主体で行っている。
 
「北大祭」は楡陵祭・獣医学祭・工学祭・医学展・歯学祭・薬学祭・理学祭・農学祭・IFF・文系祭の10の学部祭を総称したものを指す。主催は北海道大学と北大祭全学実行委員会の共催である。運営は[[北大祭事務局]]が主体で行っている。
   −
日程は例年6月の第1金曜日から数えて3日間開催となっており、年度によってはYOSAKOIソーラン祭りや札幌医科大学・天使大学の学祭と重複する事がある。第58回までは4日間開催であった。また、現在は21:00まで夜間の活動が可能だが、かつてはオールナイト営業が行われていた。
+
日程は例年6月の第1金曜日から数えて3日間開催となっており、年度によってはYOSAKOIソーラン祭りや他大学の学祭と重複する事がある。第58回までは4日間開催であった。また、現在は21:00まで夜間の活動が可能だが、かつてはオールナイト営業が行われていた。
    
2007年に、公式キャラクター[[ふっとう君]]が制定された。
 
2007年に、公式キャラクター[[ふっとう君]]が制定された。
   −
例年、「学生主体」「地域貢献」「交流の場」の北大祭の3つの理念の下で開催される。ただし、これらとは異なる理念が採択されたことがある(第53回、第66回など)。
+
例年、「学生主体」「地域貢献」「交流の場」の北大祭の3つの理念の下で開催される。
   −
北大祭事務局は例年Twitter上でハッシュタグを利用したプロモーションを行っており、例えば2019年度は「#夕見子に教えたい北大祭」というハッシュタグの使用が推奨されていた。
+
北大祭事務局は例年Twitter上で[[ハッシュタグ]]を利用したプロモーションを行っている<ref>例えば2019年度は「#夕見子に教えたい北大祭」というハッシュタグの使用が推奨されていた。</ref>。
 +
 
 +
同時期に開催され、北大祭同様に1年生が全クラス模擬店を出店する一橋大学KODAIRA祭と友好同盟を結び、それぞれの公式ホームページで相互リンクが為されている。
    
平時は8~10万人の動員を集める道内屈指のイベントで開催日は常時混雑する。混雑が最も激しいのは、北大ダンパが開催され道内外からコスプレイヤーが大挙して来場する土曜日の午後である。
 
平時は8~10万人の動員を集める道内屈指のイベントで開催日は常時混雑する。混雑が最も激しいのは、北大ダンパが開催され道内外からコスプレイヤーが大挙して来場する土曜日の午後である。
188行目: 190行目:  
| 対談 小泉悠×藤村忠寿 <!-- 目玉企画 -->
 
| 対談 小泉悠×藤村忠寿 <!-- 目玉企画 -->
 
| 体育会サッカー部「ハシレ、イヤ、ススメ」
 
| 体育会サッカー部「ハシレ、イヤ、ススメ」
 +
|-
 +
| 2025年 <!-- 開催年西暦 -->
 +
| 67回
 +
| 3日間
 +
| 彩雲
 +
|
 +
| 10
 +
| 春とヒコーキ お笑いライブin北大 <!-- 目玉企画 -->
 +
|
 
|}
 
|}
   193行目: 204行目:     
== 楡陵祭 ==
 
== 楡陵祭 ==
楡陵祭は[[総合教育部]]祭の位置付けで北大祭中最大規模の学部祭であり、1年生は全クラスがメインストリート上に模擬店を出す。また、高等教育推進機構周辺でのステージ発表や[[クラーク会館]]での演奏会や展示企画も楡陵祭企画である。
+
楡陵祭は[[総合教育部]]祭兼部活動・サークル祭兼[[水産学部]]2年生祭の位置付けで北大祭中最大規模の学部祭であり、1年生は全クラスがメインストリート上に模擬店を出す。また、高等教育推進機構周辺でのステージ発表や[[クラーク会館]]での演奏会や展示企画も楡陵祭企画である。
   −
1年生クラス枠以外の楡陵祭の模擬店出店可否は4月中旬に確定するが、近年、各サークル団体の楡陵祭に向けた人材集めや出店準備が早期化し、サークルの一部は前年11月には既に始動している。また、出店費用の捻出に[[クラウドファンディング]]を用いるサークルも現れたが、一番最初にクラウドファンディングを実施したサークルでは、12万円の目標に対し5500円しか集まらず、クラウドファンディングは失敗した。
+
1年生クラス枠以外の楡陵祭の模擬店出店可否は4月中旬に確定するが、近年、各サークル団体の楡陵祭に向けた人材集めや出店準備が早期化し、サークルの一部は前年11月には既に始動している。また、出店費用の捻出に[[クラウドファンディング]]を用いるサークルも現れた<ref>一番最初にクラウドファンディングを実施したサークルでは、12万円の目標に対し5500円しか集まらず、クラウドファンディングは失敗した。</ref>。
    
=== 著名な模擬店 ===
 
=== 著名な模擬店 ===
210行目: 221行目:  
[[入学式]]前の[[クラスオリエンテーション]]で選出した楡陵祭スタッフを中心に入学早々の短期間で模擬店出店の準備が行われる。
 
[[入学式]]前の[[クラスオリエンテーション]]で選出した楡陵祭スタッフを中心に入学早々の短期間で模擬店出店の準備が行われる。
   −
楡陵祭は多数の模擬店が乱立しているので宣伝が必要不可欠であり、1年目クラス模擬店の宣伝のため、約半数のクラスはSNS上でクラス模擬店宣伝アカウントを開設し、模擬店の情報提供を行っている<ref>2019年以前はほぼ全てのクラスがTwitter上で模擬店宣伝アカウントを開設した。</ref>。かつては匿名質問サービス「質問箱」を設置し質問に答えるクラスもあった。昨今のTwitter改悪のため、2023年はTwitterではなくInstagram上で宣伝アカウントを作るクラスが増加、2024年はInstagramが主流となっている。
+
楡陵祭は多数の模擬店が乱立しているので宣伝が必要不可欠であり、1年目クラス模擬店の宣伝のため、約半数のクラスはSNS上でクラス模擬店宣伝アカウントを開設し、模擬店の情報提供を行っている<ref>2019年以前はほぼ全てのクラスがTwitter上で模擬店宣伝アカウントを開設した。</ref>。昨今のTwitter改悪のため、Instagram上で宣伝アカウントを作るクラスが主流となっている。
   −
2018年度は1年目クラス模擬店約10店舗を対象としたスタンプラリー企画「1年生コラボ企画」が行われた。
+
2018年度は1年目クラス模擬店約10店舗を対象としたスタンプラリー企画「1年生コラボ企画」が行われた。2025年は7年ぶりに5店舗を対象とした1年生コラボ企画が行われることが、Instagram上で発表された。
    
2022年以降、1年生は2クラス合同での出店となる。
 
2022年以降、1年生は2クラス合同での出店となる。
220行目: 231行目:  
また北大祭事務局は、1年生クラス団体にGW期間中での商品の試作を推奨している。メニュー変更申請の締切がGW明け直後のため、GW期間中に試作を済ませていないと締切に間に合わないからである。
 
また北大祭事務局は、1年生クラス団体にGW期間中での商品の試作を推奨している。メニュー変更申請の締切がGW明け直後のため、GW期間中に試作を済ませていないと締切に間に合わないからである。
   −
=== 模擬店ガイド(旧Nire Pepper) ===
+
=== 模擬店ガイド ===
 
模擬店で使える割引クーポン冊子。注文時にクーポンを見せると割引が受けられる。一部「じゃんけんに勝てば割引」等の条件付き割引がある。ただし、必ずしも全ての模擬店が参加しているとは限らない。冊子は電子化され、北大祭公式ホームページで配布される。
 
模擬店で使える割引クーポン冊子。注文時にクーポンを見せると割引が受けられる。一部「じゃんけんに勝てば割引」等の条件付き割引がある。ただし、必ずしも全ての模擬店が参加しているとは限らない。冊子は電子化され、北大祭公式ホームページで配布される。
   −
ただし、模擬店の中には模擬店ガイドとは別に独自でXのリポスト割引やInstagramのフォロー割、学割(小中高大問わない模擬店もあれば、高校生限定割引のみの模擬店もある)を行っている店もあり、それらの方が安い場合もある。また、後述する学術クーポンの割引の方が安い場合もある。模擬店ガイドの割引と模擬店独自の割引との併用は殆どの店で不可、模擬店ガイドの割引と学術クーポンの併用は不可である。
+
ただし、模擬店の中には模擬店ガイドとは別に独自でXのリポスト割引やInstagramのフォロー割、学割<ref>小中高大問わない模擬店もあれば、高校生限定割引のみの模擬店もある。</ref>を行っている店もあり、それらの方が安い場合もある。また、後述する学術クーポンの割引の方が安い場合もある。模擬店ガイドの割引と模擬店独自の割引との併用は殆どの店で不可、模擬店ガイドの割引と学術クーポンの併用は不可である。
    
=== 学術クーポン ===
 
=== 学術クーポン ===
233行目: 244行目:  
グランプリは2023年までの長年に渡り、法学部知的財産法ゼミ「めんちかちゅ」が連覇した。「めんちかちゅ」は2024年は審査を受けないため、同年度の模擬店グランプリは体育会サッカー部が初選出され、模擬店グランプリの新たな歴史が始まった。
 
グランプリは2023年までの長年に渡り、法学部知的財産法ゼミ「めんちかちゅ」が連覇した。「めんちかちゅ」は2024年は審査を受けないため、同年度の模擬店グランプリは体育会サッカー部が初選出され、模擬店グランプリの新たな歴史が始まった。
   −
レギュレーションは年度により異なるが、基本的に屋外全模擬店が参加している。例外措置として、フードを提供しない模擬店(射的や実験体験)を対象外とした年度(2023年)がある。また学外からの模擬店は2024年から模擬グラに参戦する。
+
レギュレーションは年度により異なるが、基本的に屋外全模擬店が参加している。また学外からの模擬店は2024年から模擬グラに参戦する。
    
投票特典として、指定の投票画面を提示することにより景品がもらえる。ただし、景品は早い者勝ちで数に限りがあるため、おおむね2日目の午前中までに投票を済ませないと景品がなくなるので要注意である。
 
投票特典として、指定の投票画面を提示することにより景品がもらえる。ただし、景品は早い者勝ちで数に限りがあるため、おおむね2日目の午前中までに投票を済ませないと景品がなくなるので要注意である。
240行目: 251行目:  
高等教育推進機構周辺でのステージ発表。第64回から、旧Nire Rock Festivalと旧サークル発表が統合された。
 
高等教育推進機構周辺でのステージ発表。第64回から、旧Nire Rock Festivalと旧サークル発表が統合された。
   −
==== ROCK STAGE(旧Nire Rock Festival) ====
+
==== ROCK STAGE ====
 
学内外のバンドによるステージ。近年はバンド以外に地下アイドルの出演が増加している。会場は[[体育館]]横円形ステージをバンド仕様に設営した屋外ステージである。かつては体育館内で行われたことがある。
 
学内外のバンドによるステージ。近年はバンド以外に地下アイドルの出演が増加している。会場は[[体育館]]横円形ステージをバンド仕様に設営した屋外ステージである。かつては体育館内で行われたことがある。
   −
==== PERFORMANCE STAGE(旧サークル発表) ====
+
==== PERFORMANCE STAGE ====
 
学内外の文化系サークルによる屋外ステージでの発表。発表時間の多くはアカペラサークルの[[NoSeRA]]とダンスサークルのJunctionによって占められる。他に、[[縁]]、[[民研わだち]]、北大[[書道部]]、Sapporo Parkour Krew、[[リコーダーアンサンブル]]、[[奇術研究会]]、[[落語研究会]]、ミュージカルサークルハルニレ、[[北大のアイドルサークル|アイドル研究会]]等が参加している。
 
学内外の文化系サークルによる屋外ステージでの発表。発表時間の多くはアカペラサークルの[[NoSeRA]]とダンスサークルのJunctionによって占められる。他に、[[縁]]、[[民研わだち]]、北大[[書道部]]、Sapporo Parkour Krew、[[リコーダーアンサンブル]]、[[奇術研究会]]、[[落語研究会]]、ミュージカルサークルハルニレ、[[北大のアイドルサークル|アイドル研究会]]等が参加している。
   249行目: 260行目:     
==== ENTERTAINMENT STAGE ====
 
==== ENTERTAINMENT STAGE ====
上記2つの枠組みに入らない、クイズやのど自慢などの事務局企画。2023年は実施しない。
+
上記2つの枠組みに入らない、クイズやのど自慢などの事務局企画。2023年以降は実施しない。
   −
=== Clark Area(旧Clark Festival) ===
+
=== Clark Area ===
平成期に「Clark Festival」として行われていた、クラーク会館での演奏会や展示企画が2024年から復活する。屋外模擬店や高機構での屋内企画との重複出展は認めない。飲食物の提供は茶道研究会のお点前を除き不可である。
+
平成期に「Clark Festival」として行われていた、クラーク会館での北大公認の音楽系サークルによる演奏会や展示企画が2024年から復活した。屋外模擬店や高機構での屋内企画との重複出展は認めない。飲食物の提供は茶道研究会のお点前を除き不可である。
 
  −
Clark Festival時代は北大公認の音楽系サークルによる演奏会で、[[リコーダーアンサンブル]]、[[交響楽団]]、[[合唱団]]等が参加していた。年度によって音楽系以外の文化系サークルの実演も行われていた。通常は[[総合博物館]]で開催される[[公開講座]]のバイオミメティクス・市民セミナーがこの枠で開催されたことがある。
      
戦後期は「洋樂音樂會」の名称で行われていた。
 
戦後期は「洋樂音樂會」の名称で行われていた。
270行目: 279行目:  
=== ファイアトルネード ===
 
=== ファイアトルネード ===
 
2018年楡陵祭で、基礎クラス1年生のトルネードポテトの模擬店でボヤが発生した。詳細は[[楡陵祭ファイヤートルネード事件]]を参照のこと。
 
2018年楡陵祭で、基礎クラス1年生のトルネードポテトの模擬店でボヤが発生した。詳細は[[楡陵祭ファイヤートルネード事件]]を参照のこと。
当該模擬店は出店停止の処分を受けた他、令和元年度以降防災基準の強化がなされる事になった。
      
=== 楡陵祭にまつわる問題 ===
 
=== 楡陵祭にまつわる問題 ===
 
前身の教養祭の頃からの北大文化の一つにツケがある。これは、模擬店で買い物をするときに出店団体のメンバーの名前を言って「ツケで」と申し出れば、購入者に代金を請求せずにそのメンバーに後日代金を請求するシステムである。しかし、多数の購入者がいた場合に多額の代金を請求されるケースや、見ず知らずの人がツケを利用してタダで飲食するという問題が以前から存在する。北大祭事務局や北大当局はツケを禁止しているが、ツケによるトラブルは現在も後を絶たない。
 
前身の教養祭の頃からの北大文化の一つにツケがある。これは、模擬店で買い物をするときに出店団体のメンバーの名前を言って「ツケで」と申し出れば、購入者に代金を請求せずにそのメンバーに後日代金を請求するシステムである。しかし、多数の購入者がいた場合に多額の代金を請求されるケースや、見ず知らずの人がツケを利用してタダで飲食するという問題が以前から存在する。北大祭事務局や北大当局はツケを禁止しているが、ツケによるトラブルは現在も後を絶たない。
  −
模擬店で得た利益の使途は各出店団体の自由である。均等割り等の公平な利益の分配方法をとる出店団体が多いが、1年生クラスの模擬店の一部で、実行委員の主観と偏見で傾斜をつけて利益配分するクラスがあることが暴露され、Twitterで批難の対象となっている。
      
北大祭期間中合宿を行い1年生の参加を必須としている部活・サークルがあり、そのようなサークルに入ると1年生が楡陵祭に参加できなくなる。
 
北大祭期間中合宿を行い1年生の参加を必須としている部活・サークルがあり、そのようなサークルに入ると1年生が楡陵祭に参加できなくなる。
   −
大学院生が企画責任者を務める出店団体では、研究や出張で多忙な院生もおり、研究の時間を削っての週1回以上の会議への出席が重荷になるケースがある。
+
模擬店のPRは各出店団体間で温度差がある。熱心な団体は複数のSNSで宣伝アカウントを開設する他、コミュニティFMラジオに出演してのPRや、取り扱う商品の地元の業界団体に出向いてのPRや関係市長の公認を得ることを行う一方、不熱心な団体はTwitterやinstagram等の宣伝アカウント開設を行わず、また仮装行列やPRグランプリや模擬店ガイドにも参加せず、当日になって初めて存在を知られる団体もある。
   −
準備期間中、企画責任者が逃げ出したり入院したりし、団体に迷惑をかけることがある。
+
1年生クラス模擬店で、クラスオリエンテーション時に選出した実行委員だけで物事を進め、クラス構成員全体への情報公開が不十分で、自分のクラスでは何をやっているのか分からないという意見がSNS上で見られる(特に2クラス合同出店になってから顕著である)。
   −
模擬店のPRは各出店団体間で温度差がある。熱心な団体は複数のSNSで宣伝アカウントを開設する他、コミュニティFMラジオに出演してのPRや、取り扱う商品の地元の業界団体に出向いてのPRや関係市長の公認を得ることを行う一方、不熱心な団体はTwitterやinstagram等の宣伝アカウント開設を行わず、また仮装行列やPRグランプリや模擬店ガイドにも参加せず、当日になって初めて存在を知られる団体もある。
+
北大祭公式ホームページでは、楡陵祭会場の最寄りの門として、[[北13条門]]と[[18条門]]が案内されているが、どちらの門から入構すれば良いか分かりにくいとの声が一般人来場者より上がっている。更に、上述のとおり2024年からはクラーク会館の屋内展示企画も楡陵祭管轄となっており、通常クラーク会館で出展している茶道研究会や邦楽研究会等の最寄りは[[正門]]であるが案内されておらず、それらの企画目当ての来場者が18条門から入構した場合、長く混雑したメインストリートを北から南まで歩かされることになる。
   −
1年生クラス模擬店で、クラスオリエンテーション時に選出した実行委員だけで物事を進め、クラス構成員全体への情報公開が不十分で、自分のクラスでは何をやっているのか分からないという意見がSNS上で見られる(特に2クラス合同出店になってから顕著である)。
+
農学祭出店団体等、楡陵祭以外の学部祭に出店している模擬店の宣伝アカウントで、誤って「#楡陵祭20xx」「#elmfes」の楡陵祭用ハッシュタグを使用するケースがある。
    
== IFF ==
 
== IFF ==
 
International Food Festivalの略。
 
International Food Festivalの略。
   −
世界各国から多数の留学生が学ぶ北大の特性を活かし、本場ものの各国料理が提供される。特にスペインの巨大鍋で作るパエリアは名物模擬店である。
+
世界各国から多数の留学生が学ぶ北大の特性を活かし、本場ものの各国料理が提供される。IFFの模擬店は楡陵祭や他学部祭の模擬店以上に行列が出来、待ち時間が長い。かつて、巨大鍋で作るスペインのパエリアが名物模擬店であったが、令和4年度を最後に出店されていない。
    
会場は[[総合博物館]]前である。一般人的には(特に[[正門]]からアクセスする来場者は)北大祭といえばIFFを連想する人が多い傾向にある。
 
会場は[[総合博物館]]前である。一般人的には(特に[[正門]]からアクセスする来場者は)北大祭といえばIFFを連想する人が多い傾向にある。
301行目: 307行目:  
令和6年度から企画数がパワーアップし、これまで楡陵祭屋内展示で出店していた[[北大の学術・文化系サークル]]の多くが文系祭に移行した。また、同年度より「文fes」の通称の使用を開始した他、模擬店企画を開始した。
 
令和6年度から企画数がパワーアップし、これまで楡陵祭屋内展示で出店していた[[北大の学術・文化系サークル]]の多くが文系祭に移行した。また、同年度より「文fes」の通称の使用を開始した他、模擬店企画を開始した。
   −
他の学部祭とは異なり、開始当初から公開講座の「1テーマ講義」などのアカデミックな企画に特化し、子どもを対象とする企画は行わない。
+
他の学部祭とは異なり、公開講座の「1テーマ講義」などのアカデミック企画や受験生を対象とする企画に特化し、子どもを対象とする企画は行わない。
   −
当初は公式キャラクター「まにてぃー」を使用していたが、現在は使用していない。
+
当初は公式キャラクター「まにてぃー」を使用していた。現在は使用していないものの、インスタアイコンでその名残が見られる。
    
== プレ企画 ==
 
== プレ企画 ==
=== プレ北大祭(旧出張!北大祭) ===
  −
北大祭の約2週間前にチ・カ・ホ(札幌駅前通地下歩行空間)で開催されるプレ企画。北大祭事務局員により北大祭のPRが行われる。企画についての重大発表がこの場で行われる事が多い。2024年は実施しない。
  −
   
=== 仮装行列 ===
 
=== 仮装行列 ===
 
北大祭の1週間前に開催されるプレ企画。北大生が思い思いの仮装を行い、キャンパス内から道庁赤レンガ、大通公園までのコースを練り歩き、北大に戻る。北大に戻ってから中央ローンでピクニックが行われるのが恒例である。
 
北大祭の1週間前に開催されるプレ企画。北大生が思い思いの仮装を行い、キャンパス内から道庁赤レンガ、大通公園までのコースを練り歩き、北大に戻る。北大に戻ってから中央ローンでピクニックが行われるのが恒例である。
314行目: 317行目:  
<youtube width="400" height="240">3h3lvwVO1Vk</youtube>
 
<youtube width="400" height="240">3h3lvwVO1Vk</youtube>
   −
参加団体はコロナ禍以前は殆どが1年目のクラスだが、コロナ禍後は参加者が減少し<ref>1年生のクラス参加減少の背景として、2クラス合同参加になったこと、仮装行列当日に人気講義の「競馬の世界」の[[札幌競馬場]]見学とバッティングしたこと等が考えられる。</ref>、サークルやIFF団体が主流となった。1年生のクラスTシャツでの参加やメイド服の仮装も人気が高い。北大祭で[[ミスコン]]が開催される年度はミスコン参加者も仮装して行列に参加し、企画に華を添えていた。参加資格は楡陵祭出店団体であるから、抽選で楡陵祭の区画に落選した団体は仮装行列にも参加不可。
+
参加団体はコロナ禍以前は殆どが1年目のクラスだが、コロナ禍後は参加者が減少し<ref>1年生のクラス参加減少の背景として、2クラス合同参加になったこと、仮装行列当日に人気講義の「競馬の世界」の[[札幌競馬場]]見学とバッティングしたこと等が考えられる。</ref>、サークルやIFF団体が主流となった。1年生のクラスTシャツでの参加やメイド服の仮装も人気が高い。北大祭で[[ミスコン]]が開催される年度はミスコン参加者も仮装して行列に参加し、企画に華を添えていた。参加資格はかつては楡陵祭参加団体だけだったが、2025年現在は北大生・院生であれば北大祭参加の有無を問わない。
   −
コロナ禍による2020~2022年の中止を経て、2023年より復活。ただし2023年はコロナ対策のため1団体6人までの人数制限を設け、参加希望団体多数の場合出場可否は抽選による<ref>実際には、直前まで追加募集が行われた。</ref>。
+
コロナ禍による2020~2022年の中止を経て、2023年より復活。
   −
=== PRグランプリ ===
+
=== カウントダウン企画 ===
2022~2023年に行われた企画。開催2週間前に各模擬店のPR動画(2022年)・ラジオCM(2023年)を北大祭公式ホームページに掲載。投票により上位5団体が北大祭初日に行われる決勝に進出し、グランプリを争う。
+
2025年1月13日(2025年北大祭の144日前)より開始。北大祭公式Xアカウント上で、【北大祭まであとxxx日】のポストを毎日行う。
    
== 主要な企画 ==
 
== 主要な企画 ==
 
現行行われていない企画については、[[過去に実施された北大祭の企画]]の項にまとめる。
 
現行行われていない企画については、[[過去に実施された北大祭の企画]]の項にまとめる。
  −
2023年から、定番企画の名称が大幅に変更された。また、年齢制限を設ける企画が増加した。
      
=== オープニング企画 ===
 
=== オープニング企画 ===
 
1日目の12:00から行われる。北大祭全学実行委員長の開祭宣言を皮切りに、テーマソングお披露目、PRグランプリの結果発表が行われる。
 
1日目の12:00から行われる。北大祭全学実行委員長の開祭宣言を皮切りに、テーマソングお披露目、PRグランプリの結果発表が行われる。
  −
=== コスプレダンスパーティin北海道大学 ===
  −
工学祭の名物企画。別称は「北大ダンパ」、「ニコニコダンパ」。コスプレによるダンスパーティー。使用する楽曲は、北大ダンパのホームページにてリクエストが可能である。
  −
  −
<nicovideo width="400" height="240">sm31349610</nicovideo>
  −
  −
本編とアフターパーティの2部構成である。アフターパーティーはすすきので行われ飲酒が可能。片方のみの参加も可能。
  −
  −
現在北大祭にはミスコンやメイド喫茶がなく、かわいい子を拝んだり撮影名目でかわいい子と話せる貴重な機会。
  −
  −
ダンスパーティーは初期や学生運動期の北大祭でも行われていた。当時のダンスパーティーはコスプレをする現行の北大ダンパとは内容が大きく異なっていた。
  −
  −
コロナ禍による2020~2022年の中止を経て、2023年より復活。
  −
  −
初開催から長らくの間、土曜日の1日開催であったが、2024年は土日の2日間開催となる。ただし、本編は2日間とも昼間開催となり日没後の開催はなくなる<ref>アフターパーティーは2日間とも本編終了後の夜行われる。</ref>。
  −
  −
かつて日没後はボーカロイド同好会による初音ミクライブがこの枠で開催されていたが、現在は楡陵祭のELM STAGE FESTIVALの枠に移行した。
  −
  −
近年では、ダンス・コスプレ初心者向けに、学外者による北大ダンパに向けての練習会が開催される。
      
=== 有名人企画 ===
 
=== 有名人企画 ===
他大学の学園祭では声優やお笑い芸人を呼んでのトークショーが目玉企画として行われる事が多い中、北大祭では声優やお笑い芸人の招致はほとんど行われない<ref>例年、声優招致の要望が学内外からなされるのが恒例である。</ref>。一方、2018年からNHKの番組に関係する有名人招致企画が継続的に開催されている。(2020年、2022年は除く。)うち、2018~19、2023年はNHK札幌放送局とのコラボ企画である。
+
他大学の学園祭では声優やお笑い芸人を呼んでのトークショーが目玉企画として行われる事が多い中、北大祭では声優やお笑い芸人の招致は2023年以前はほとんど行われなかったが、2024年以降はこれらの招致が行われるようになる<ref>例年、声優招致の要望が学内外からなされるのが恒例である。</ref>。2025年は北大祭史上未だかつてない規模の有名人企画が行われる<ref>2025年度の有名人企画は有料・無料問わず事前チケット入手制となる。</ref>。また、2018年からNHKの番組に関係する有名人招致企画が開催される年度があり、そのうち一部はNHK札幌放送局とのコラボ企画である。
    
==== NHKに関わる有名人招致企画 ====
 
==== NHKに関わる有名人招致企画 ====
 
* 2018年…'''「[[キャンパスで!なんかやったRadio]]」'''
 
* 2018年…'''「[[キャンパスで!なんかやったRadio]]」'''
: 北大祭3日目の午後に乃木坂46の斉藤優里と中田花奈が来学し、ラジオの公開生放送を実施することが発表された。中田花奈は当日体調不良のため、出演者が衛藤美彩に変更された。観覧は事前申し込み制で、若干の当日券も配布された。この模様は北海道限定で生放送された。
+
: 詳細は当該項目を参照。
   −
* 2019年…'''「第61回北大祭SPECIAL STAGE 「[[なつぞら]]」夕見子がやってくる!」'''
+
* 2019年…'''「第61回北大祭SPECIAL STAGE 「なつぞら」夕見子がやってくる!」'''
: 北大祭2日目の午後に、NHK連続テレビ小説「なつぞら」劇中で北大に合格した夕見子役の福地桃子が来学し、トークショーを行った。観覧に際し事前申し込みは不要。また、トークショー内で質疑応答を行い、福地への質問を事前に受け付けていた。ステージではバンザイ魂、合唱団が共演した。
+
: 詳細は[[なつぞら]]を参照。
    
* 2021年…'''「特別対談 斉田季実治x[[北大お天気愛好会「ほっきかい」]]」'''
 
* 2021年…'''「特別対談 斉田季実治x[[北大お天気愛好会「ほっきかい」]]」'''
364行目: 346行目:  
: 北大祭1日目の午後に行われる、登山家で[[北大の山系部活動|ワンダーフォーゲル部]]OBの野村良太氏によるトークショー。観覧は事前申し込み制で、当初は申込フォームに北大の[[学生番号]]が必須であり、北大生のみを対象としていたが、後に北大生以外にも観覧枠が解放された。
 
: 北大祭1日目の午後に行われる、登山家で[[北大の山系部活動|ワンダーフォーゲル部]]OBの野村良太氏によるトークショー。観覧は事前申し込み制で、当初は申込フォームに北大の[[学生番号]]が必須であり、北大生のみを対象としていたが、後に北大生以外にも観覧枠が解放された。
   −
==== NHKに無関係な有名人招致企画 ====
+
==== 北大祭 SPECIAL STAGE ====
 
また、北大祭事務局は北大祭 SPECIAL STAGEと称し、体育館横円形ステージにて、メジャーなアーティストを呼んで夜ライブを開催することが多い。
 
また、北大祭事務局は北大祭 SPECIAL STAGEと称し、体育館横円形ステージにて、メジャーなアーティストを呼んで夜ライブを開催することが多い。
   371行目: 353行目:  
<youtube width="360" height="200">mXOF6OLUqek</youtube>
 
<youtube width="360" height="200">mXOF6OLUqek</youtube>
   −
長らく北大祭での声優招致は行われなかったが、2024年は北大ウマ娘の会の企画でメジロブライト役の大西綺華を招致してのトークショーが行われる。
+
==== 声優・お笑い芸人招致企画 ====
 +
2024年は北大ウマ娘の会の企画でメジロブライト<ref>JRAの競走馬。1998年天皇賞等の大レースを制した。</ref>役の大西綺華を招致してのトークショーが行われた。2025年は芸人の春とヒコーキのお笑いライブが行われる。
 +
 
 +
==== 有名人対談企画 ====
 +
2023年から、軍事評論家の小泉悠・東大教授を招いてのトークショーが毎年開催されている。2025年は、作家の松岡圭祐氏と新庄耕氏による対談、佐久間宣行氏(テレビプロデューサー)と藤村忠寿氏(HTB北海道テレビディレクターで[[公共政策大学院]]フェロー)による対談、作家の沢木耕太郎氏の講演会、文芸評論家の三宅香帆氏<ref>開祭直前に文英堂から[[国語(参考書)|国語の参考書]]「大学入試 現代語の例文で覚える古文単語300」を上梓した。</ref>のトークショー、批評家の宇野常寛氏の講演会(文系祭)が行われる。
 +
 
 +
=== 参加型企画 ===
 +
==== コスプレダンスパーティin北海道大学 ====
 +
工学祭の名物企画。別称は「北大ダンパ」、「ニコニコダンパ」。コスプレによるダンスパーティー。使用する楽曲は、コスプレ登録者が参加表明カードを用いることでリクエストが可能である<ref>2024年以前は北大ダンパのホームページにて広く一般からリクエストが可能であった。</ref>。
 +
 
 +
<nicovideo width="400" height="240">sm31349610</nicovideo>
 +
 
 +
本編とアフターパーティの2部構成である。アフターパーティーはすすきので行われ飲酒が可能。片方のみの参加も可能。
 +
 
 +
ダンスパーティーは初期や学生運動期の北大祭でも行われていた。当時のダンスパーティーはコスプレをする現行の北大ダンパとは内容が大きく異なっていた。
 +
 
 +
コロナ禍による2020~2022年の中止を経て、2023年より復活。
 +
 
 +
初開催から長らくの間、土曜日の1日開催であったが、2024年は土日の2日間開催となる。ただし、本編は2日間とも昼間開催となり日没後の開催はなくなる<ref>アフターパーティーは2日間とも本編終了後の夜行われる。</ref>。
 +
 
 +
かつて日没後はボーカロイド同好会による初音ミクライブがこの枠で開催されていたが、現在は楡陵祭のELM STAGE FESTIVALの枠に移行した。
 +
 
 +
近年では、北大ダンパ練習会<ref>ダンス・コスプレ初心者向け。</ref>、北大ダンパ反省会<ref>踊り足らないコスプレイヤー向け。</ref>、北大ダンパ決起会などのスピンオフイベントが多数開催されている。
   −
=== お化け屋敷 ===
+
==== お化け屋敷 ====
 
[[体育館]]で行われる人気企画。毎年テーマが設定される。ほとんどの年で整理券配布制となっている。
 
[[体育館]]で行われる人気企画。毎年テーマが設定される。ほとんどの年で整理券配布制となっている。
   −
=== Culture & Sports Fes!(旧カルチャースクール) ===
+
==== Culture & Sports Fest! ====
 
工作教室。メニューは年度によって異なり、羊毛を使ったふっとう君のマスコット作り、ずんだ餅作り、アイヌ文化にちなんだ工作が行われる。2018年の初開催以来2年連続で「おすすめ企画」に認定された。
 
工作教室。メニューは年度によって異なり、羊毛を使ったふっとう君のマスコット作り、ずんだ餅作り、アイヌ文化にちなんだ工作が行われる。2018年の初開催以来2年連続で「おすすめ企画」に認定された。
    
2023年は工作教室に加え[[北大のニュースポーツサークル|ニュースポーツ]]体験や[[北大のダンス系サークル]]の発表会が行われる。同年の工作教室は事前予約制である。同年から主管が北大祭事務局から社会連携サークル きづき・きずきに移管された。
 
2023年は工作教室に加え[[北大のニュースポーツサークル|ニュースポーツ]]体験や[[北大のダンス系サークル]]の発表会が行われる。同年の工作教室は事前予約制である。同年から主管が北大祭事務局から社会連携サークル きづき・きずきに移管された。
   −
=== ちびっこランド ===
+
==== ちびっこランド ====
0~12歳までの幼児や児童を対象とし、工学部噴水前で行われる企画。ストラックアウトやすごろくが好評である。年齢制限があり対象者を同伴していない中学生以上は参加できない。
+
0~12歳までの幼児や児童を対象とし、第二体育館で行われる企画。ストラックアウトやすごろくが好評である。年齢制限があり対象者を同伴していない中学生以上は参加できない。
   −
=== スタンプラリー ===
+
==== スタンプラリー ====
各学部祭の建物を中心に11ヶ所のチェックポイントでスタンプを集める<ref>2019年以前はチェックポイント数は24で、24ヶ所中1ヶ所は移動チェックポイントで、メインストリートを歩いているふっとう君(または北大祭事務局員)からスタンプをもらう。</ref>。
+
各学部祭の建物を中心に11ヶ所のチェックポイントでスタンプを集める。
    
コロナ禍による2020~2023年の中止を経て、2024年より復活。ただし、2024年は参加にはパンフレットの購入が必要となる。
 
コロナ禍による2020~2023年の中止を経て、2024年より復活。ただし、2024年は参加にはパンフレットの購入が必要となる。
   −
=== 施設公開 ===
+
==== バーチャル北大祭 ====
[[電子科学研究所]]、[[低温科学研究所]]、創成研究機構([[触媒科学研究所]]、[[化学反応創成研究拠点]])、[[遺伝子病制御研究所]]、スラブ・ユーラシア研究センター、[[総合博物館]]、FMI国際拠点、[[環境科学院]]、大学文書館で模擬実験や研究所公開、サイエンストーク、シールラリーを行っている。また、通常北大関係者以外の利用ができないレストランポプラが、公開日のみ一般開放され、学食体験ができる。(ちなみに、北大祭期間の土日は[[北大生協]]の学食は全て定休日である。)一部企画に事前申込制や年齢制限がある。(小学3年生以上のみ参加可など)多くの施設は土曜日のみ開催で、環境科学院は日曜日のみ開催となる。[[北キャンパス]]は最寄り駅の北18条から遠いため、公開日は[[18条門]]から北キャンパスまで自転車タクシーが運行される。
+
[[バーチャルキャンパス]]の項を参照。
 +
 
 +
==== 一万人の都ぞ弥生 ====
 +
北大祭のフィナーレを飾るのは、[[応援団]]主催による「一万人の都ぞ弥生」である。檄文披露の後、校歌「永遠の幸」、明治45年度[[恵迪寮]]歌「[[都ぞ弥生]]」をフルコーラス歌う。その後ストームが行われ、3日間の学祭の全日程が終了する。最終日の夜までに撤収が完了し、翌日からは平常授業に戻る。
 +
 
 +
<youtube width="400" height="240">jaV8vZZPD9U</youtube>
 +
 
 +
企画名の「一万人の~」の由来は北大の学部生の人数である。実際の参加者は1万人に満たない。
 +
 
 +
他大学の大学祭のフィナーレでは委員長が登場し、号泣しながら思いの丈を述べるシーンが恒例となっているが、北大祭ではフィナーレに北大祭実行委員長は登場しない。
 +
 
 +
=== 学術企画 ===
 +
==== 北大祭公開講義 ====
 +
[[公開講座]]の項を参照。
 +
 
 +
==== パネルプレゼンテーション 北大レクチャー ====
 +
アカデミックのパネルプレゼンテーション。2023ー24年度の企画名は「Q博 ~北大生の学び~」であった。
 +
 
 +
==== 施設公開 ====
 +
[[電子科学研究所]]、[[低温科学研究所]]、創成研究機構([[触媒科学研究所]]、[[化学反応創成研究拠点]])、[[遺伝子病制御研究所]]、スラブ・ユーラシア研究センター、[[総合博物館]]、FMI国際拠点、[[環境科学院]]、大学文書館で模擬実験や研究所公開、サイエンストーク、シールラリーを行っている。また、通常北大関係者以外の利用ができないレストランポプラが、公開日のみ一般開放され、学食体験ができる<ref>ちなみに、北大祭期間の土日は[[北大生協]]の学食は全て定休日である。</ref>。一部企画に事前申込制や年齢制限がある。多くの施設は土曜日のみ開催で、環境科学院は日曜日のみ開催となる。[[北キャンパス]]は最寄り駅の北18条から遠いため、公開日は[[18条門]]から北キャンパスまで自転車タクシーが運行される。
    
=== モザイクアート ===
 
=== モザイクアート ===
 
来場者から写真を募り大きなモザイクアートを制作する。全学企画では2021年(アマビエになった[[ふっとう君]])を最後に行われていない。2023年は工学祭単独企画として、工学部生から服の生地と壁の写真を募り実施。
 
来場者から写真を募り大きなモザイクアートを制作する。全学企画では2021年(アマビエになった[[ふっとう君]])を最後に行われていない。2023年は工学祭単独企画として、工学部生から服の生地と壁の写真を募り実施。
   −
=== 出張!金葉祭(旧金葉祭夏色ライトアップ) ===
+
=== 出張!金葉祭 ===
[[金葉祭]]実行委員会による2019年以降の企画。サブタイトルは「僕、秋が待ちきれないよ」(2023年)、「揚げ!上げ!!アゲ!!!」(2024年)。例年10月に行われる[[イチョウ並木]]での夜間ライトアップを北大祭でも実施する。(1、2日目のみ)2023年度から屋台や工作教室も実施する。金葉祭とは異なりイチョウ並木は歩行者天国ではないから、歩道での観覧となり、車道に出ての観覧は禁止される。
+
[[金葉祭]]実行委員会による2019年以降の企画。例年10月に行われる[[イチョウ並木]]での夜間ライトアップを北大祭でも実施する。(1、2日目のみ)2023年度から屋台や工作教室も実施する。金葉祭とは異なりイチョウ並木は歩行者天国ではないから、歩道での観覧となり、車道に出ての観覧は禁止される。
    
=== 北大祭大乱舞 ===
 
=== 北大祭大乱舞 ===
409行目: 432行目:  
=== 北大祭公式ショップ ===
 
=== 北大祭公式ショップ ===
 
クリアファイルやマフラータオル等の公式グッズを案内所で販売する。グッズは年度により異なる。過年度のグッズが販売される場合もある。
 
クリアファイルやマフラータオル等の公式グッズを案内所で販売する。グッズは年度により異なる。過年度のグッズが販売される場合もある。
  −
=== 一万人の都ぞ弥生 ===
  −
北大祭のフィナーレを飾るのは、[[応援団]]主催による「一万人の都ぞ弥生」である。檄文披露の後、校歌「永遠の幸」、明治45年度[[恵迪寮]]歌「[[都ぞ弥生]]」をフルコーラス歌う。その後ストームが行われ、3日間の学祭の全日程が終了する。最終日の夜までに撤収が完了し、翌日からは平常授業に戻る。
  −
  −
<youtube width="400" height="240">jaV8vZZPD9U</youtube>
  −
  −
企画名の「一万人の~」の由来は北大の学部生の人数である。実際の参加者は1万人に満たない。
  −
  −
他大学の大学祭のフィナーレでは委員長が登場し、号泣しながら思いの丈を述べるシーンが恒例となっているが、北大祭ではフィナーレに北大祭実行委員長は登場しない。
      
== 新たな取り組み ==
 
== 新たな取り組み ==
=== テーマソング ===
  −
2021年以降毎年テーマソングが制作され、YouTubeで公開される。対面開催となった2022年以降は、ステージで生演奏が行われる。
  −
  −
* 2021年 『Dawn of the Blue Ocean ~滄海への旅立ち~』
  −
<youtube width="400" height="240">B418z61DbOQ</youtube>
  −
  −
* 2022年 『Re:START』
  −
<youtube width="400" height="240">xGwoYOW5kDI</youtube>
  −
  −
* 2023年 『BRAVE』
  −
<youtube width="400" height="240">fMa6U60XmkY</youtube>
  −
  −
* 2024年 制定せず
  −
  −
=== 総長企画 ===
  −
平成時代までは北大祭に[[総長]]が前面に登場することは殆どなかった。しかし、[[寳金清博]]総長就任後の2021年以降、総長企画が毎年開催される。
  −
  −
* 2021年:特別公開講義
  −
* 2022年:産学・地域協同推進機構の吉野正則教授との特別対談
  −
* 2023年:北大総長×北大生 ~十人十色~
  −
* 2024年:実施しない
  −
  −
=== Q博 ~北大生の学び~ ===
  −
2023年以降の新企画。アカデミックのパネルプレゼンテーション。
      
== 社会貢献活動 ==
 
== 社会貢献活動 ==
463行目: 453行目:     
2023年から、これまで無料だったパンフレットが有料化された。
 
2023年から、これまで無料だったパンフレットが有料化された。
 +
 +
== 学外者の北大祭への企画参加 ==
 +
楡陵祭のELM STAGE FESTIVALや屋内展示企画には、北大以外の学外のサークルや団体も参加可能である。また、学外者による模擬店の出店は2022年から行われている。学外者の北大祭への企画参加は北大生とは別口で例年1月に募集され、公式ホームページ及び公式Xアカウントで告知される。
    
== 北大祭をめぐる問題点 ==
 
== 北大祭をめぐる問題点 ==
概要で述べたように北大祭は複数の学部祭の連合体であり、縦割りによる弊害がある。特に酒類の取扱いについては揉めるケースが多いが、現在は全面禁酒でまとまっている。2018年の北大祭後に[[セイコーマート]]北海道大学店が開業し常時酒類を販売していることから、2019年の北大祭での酒類の取扱いについて注目されていたが、2019年度以降も例年通りの全面禁酒規制を行い、北大祭期間中はセイコーマートで酒類を販売しないこととなった。[[セブンイレブン]]、[[カフェdeごはん]]、[[ミュージアムカフェぽらす]]も同様に北大祭期間中は酒類提供を行わない。
+
概要で述べたように北大祭は複数の学部祭の連合体であり、縦割りによる弊害がある。特に酒類の取扱いについては揉めるケースが多いが、現在は全面禁酒でまとまっている。2018年の北大祭後に[[セイコーマート]]北海道大学店が開業し常時酒類を販売していることから、2019年の北大祭での酒類の取扱いについて注目されていたが、2019年度以降も例年通りの全面禁酒規制を行い、北大祭期間中はセイコーマートで酒類を販売しないこととなった。[[セブンイレブン]]、[[カフェdeごはん]]、[[ミュージアムカフェぽらす]]、[[ワイン教育研究センター]]も同様に北大祭期間中は酒類提供を行わない。
    
2016年にミスコンが開催されたが、ミスコン当日ステージにて主催者とミスコン反対派との間で騒動が発生した([[2016年ミスコン乱入事件]])。北大祭では数年に1度のペースでミスコンが開催されることがあるが、2017年以降はミスコンの開催がなく、北大生が外部のミスコンに出場する動きがみられるようになった。
 
2016年にミスコンが開催されたが、ミスコン当日ステージにて主催者とミスコン反対派との間で騒動が発生した([[2016年ミスコン乱入事件]])。北大祭では数年に1度のペースでミスコンが開催されることがあるが、2017年以降はミスコンの開催がなく、北大生が外部のミスコンに出場する動きがみられるようになった。
  −
教養棟前の特設ステージで行われるステージ発表には、北大以外の学外のサークルも参加可能である。これについて、北大内のサークルの発表枠が減るのではないかと一部から疑問視されている。ただ、2024年は学外団体の参加は激減した。
      
北大祭実施時期について、現行より遅くしてほしいとの要望がある。「学生の声 on WEB」にてこの要望が出されたが、大学当局から実施時期変更には大きなハードルがあるのと回答があった。また北大祭実行委員会から一度要望があった案件であり、北大祭実行委員会での検討が望まれるが、まだ全学的議論が進んでいない。
 
北大祭実施時期について、現行より遅くしてほしいとの要望がある。「学生の声 on WEB」にてこの要望が出されたが、大学当局から実施時期変更には大きなハードルがあるのと回答があった。また北大祭実行委員会から一度要望があった案件であり、北大祭実行委員会での検討が望まれるが、まだ全学的議論が進んでいない。
    
[[公開講座|北大祭公開講義]]の一部はYouTube上にアーカイブが残されることがある。北大祭公開講義の講演内容は北大の公式見解を表すものではないにも関わらず、アーカイブ動画を引き合いに出してSNS上で北大の批判を行う一般人がいる。
 
[[公開講座|北大祭公開講義]]の一部はYouTube上にアーカイブが残されることがある。北大祭公開講義の講演内容は北大の公式見解を表すものではないにも関わらず、アーカイブ動画を引き合いに出してSNS上で北大の批判を行う一般人がいる。
 +
 +
芸能人企画で有料の観覧チケットを学内先行発売することがあるが、チケット販売のノウハウは確立されていない。2025年の北大祭の目玉企画である「春とヒコーキ」トークショーの学内先行発売が行われ、想定以上の北大生が並んでたためチケットを購入できなかった人が続出した他、18:30以前の待機を禁止する北大祭事務局の呼び掛けに従った人が購入できず、呼び掛けを無視して早く並んだ人が購入できた件についての不満のポストが複数見られた。本件に関しては、後日の申込・抽選制の学内追加販売の救済措置が取られた。
 +
 +
== 企画の中止 ==
 +
公式ホームページやパンフレットに記載された企画の全てが予定通りに行われるとは限らない。雨天や諸事情による企画の中止は例年発生する。
 +
 +
令和6年度の獣医学祭では、犬猫の里親探しの企画が開催日前に里親が見つかったことを理由に中止となり、X上ではほっこりニュースの題材となった。
    
== 令和2年度の中止 ==
 
== 令和2年度の中止 ==
479行目: 477行目:     
その後、7月30日に行われた実行委員会で北大祭中止が議決された。
 
その後、7月30日に行われた実行委員会で北大祭中止が議決された。
  −
=== エア北大祭 ===
  −
北大祭事務局は、当初開催予定日にTwitter上で「エア北大祭」をオンライン開催することを発表した。「#エア北大祭」というタグを付け、過去の北大祭の写真や動画の投稿を呼びかけた。
  −
  −
尚、令和元年以前の北大祭の「こども企画」にて受け付けたタイムポストの手紙の発送が、課外活動自粛及び北大祭の自粛のため延期される事となった。
  −
  −
==== エア北大祭で実施された企画 ====
  −
* 北大祭フォトコンテスト
  −
* 北大ツアー
  −
* 北大ダンパ
  −
* 北大祭Specialクイズ
      
== 令和3年度のオンライン開催 ==
 
== 令和3年度のオンライン開催 ==
495行目: 482行目:     
8月時点では食品提供を行わずに対面形式で実施することを前提に進めていたが、9月に入ったころに状況を踏まえ、完全オンラインとなることとなった。
 
8月時点では食品提供を行わずに対面形式で実施することを前提に進めていたが、9月に入ったころに状況を踏まえ、完全オンラインとなることとなった。
  −
北大祭の日程変更以前に決まっていた北大の行事は日程変更されなかったため、[[編入学試験]]と日程が重複した。
  −
  −
=== Short Film Contest ===
  −
1,2年生を対象とする模擬店の代替企画。参加団体は5分程度の動画を作成し公開。7団体が参加し、視聴者の投票により順位が争われた。
  −
  −
参加団体:1年9組、1年15組、1年29組、1年34組、1年35組、[[工学部]][[環境工学コース]]2年生、[[水産学部]][[増殖生命科学科]]2年生
  −
  −
結果
  −
* 1位:1年15組
  −
* 2位:1年34組
  −
* 3位:1年29組
  −
  −
=== 企画を止めるな! ===
  −
1日目の17:00~最終日の17:00まで24時間行われた、北大祭事務局の配信企画。2000年にオールナイトが廃止されて以降、この年限りだが久しぶりにオールナイト企画が復活した。
      
== 令和4年度の対面開催 ==
 
== 令和4年度の対面開催 ==
515行目: 487行目:     
=== 事前予約制 ===
 
=== 事前予約制 ===
模擬店の利用やライブの観覧、各祭を行っている建物への入館等の企画の参加には事前予約が必要である<ref>例外として、目玉企画のSHAPELESS ROCK LiVESのみ観覧する場合は、ライブのチケットを購入すれば北大祭への事前予約は不要であり、ライブ開催時間中は北大祭の他の企画への参加も可能。また、楡陵祭屋内企画の劇団しろちゃんの公演のみ観覧する場合は、公演のチケットを購入すれば北大祭への事前予約は不要であるが、他の企画に参加したい場合は北大祭への事前予約が必要である。</ref>。事前予約者かそうでないかは、リストバンドで見分ける。ただし、図書館や研究室の利用、コロナワクチンの職域接種を受けに来る人、北大祭当日も授業が行われている放送大学生等、北大祭参加目的以外で北大祭当日に入構する人は事前予約は不要である。総合博物館は研究所公開の一部となっていたため、総合博物館への入館のみでもリストバンドが必要であった。
+
模擬店の利用やライブの観覧、各祭を行っている建物への入館等の企画の参加には事前予約が必要である。事前予約者かそうでないかは、リストバンドで見分ける。ただし、北大祭参加目的以外で北大祭当日に入構する人は事前予約は不要である。
   −
一般来場者(シフトに入っていない北大生もこれに準ずる)には一日につき3時間の滞在制限を設け、入構日時と入構する門を指定して北大祭ホームページの専用フォームにて予約し、当日は予約受付メールと身分証を提示してリストバンドを受取り企画に参加する。入構日時が30分幅で設定されている関係で、ネット上では「30分しか滞在出来ない」等の誤情報が錯綜した。
+
一般来場者(シフトに入っていない北大生もこれに準ずる)には一日につき3時間の滞在制限を設け、入構日時と入構する門を指定して北大祭ホームページの専用フォームにて予約し、当日は予約受付メールと身分証を提示してリストバンドを受取り企画に参加する。
   −
事前予約開始日は北大祭ホームページにアクセスが集中し一時鯖落ちしたが、4時間後に予約受付が再開された。開催1週間前には、土日分の事前予約は満席となった。その後の5月30日にヤフーのネット記事で紹介され、翌日の5月31日に全日程で満席となった。
+
開催1週間前には、土日分の事前予約は満席となり、5月31日に全日程で満席となった。
    
=== 感染対策 ===
 
=== 感染対策 ===
543行目: 515行目:  
* [[2022年の北大祭で営業する模擬店一覧‎‎]]
 
* [[2022年の北大祭で営業する模擬店一覧‎‎]]
 
* [[2023年の北大祭で営業する模擬店一覧‎‎]]
 
* [[2023年の北大祭で営業する模擬店一覧‎‎]]
 +
* [[2025年の北大祭で営業する模擬店一覧‎‎]]
 
* [[過去に実施された北大祭の企画]]
 
* [[過去に実施された北大祭の企画]]
 
* [[大学構内のトイレ一覧]]
 
* [[大学構内のトイレ一覧]]
匿名利用者

案内メニュー