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− 北海道大学大学院理学研究院(ほっかいどうだいがくだいがくいんりがくけんきゅういん、英称;Faculty of Science)および北海道大学大学院理学院(ほっかいどうだいがくだいがくいんりがくいん、英称:Graduate School of Science)は、北海道大学大学院に設置される研究科以外の組織の一つである。また、北海道大学理学部(ほっかいどうだいがくりがくぶ、英称:School of Science)は、北海道大学に設置される学部の一つである。+
− また同学部学科は澤村正也教授らの有機金属研究室による大規模研究不正に加えて、構造化学研究室-石森浩一郎教授・無機化学研究室-松井雅樹教授・物理化学研究室-村越敬教授)の3教授による人権を無視したハラスメントを行うなど'''日本を代表する不祥事学科(笑)である。'''
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− == ノーベル化学賞 ==
− 2010年には北海道大学理学部出身で、鈴木カップリング<ref> パラジウムを触媒とする、芳香族化合物の炭素同士を効率よく繋げる画期的な合成法</ref>を発表したことで著名な'''鈴木章北海道大学名誉教授がノーベル化学賞を受賞している。'''ちなみに北海道むかわ町のご出身である。
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− '''また北海道大学化学反応創生機構の研究者であるベンジャミン・リスト先生も2021年にノーベル化学賞を受賞した。'''
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− 澤村正也教授らの研究チーム「有機金属化学研究室」が発表した論文の複数のデータで改ざんの疑いが明らかになり、同論文が22年4月29日付で取り下げた事件。<ref>脂肪酸を有用な有機化合物に合成するための人工触媒を開発した内容で、反応物の構造を調べる核磁気共鳴(NMR)の複数のデータで改ざんの疑いが明らかになった</ref>+
− 筆頭筆者はいずれも、澤村教授が所属する北大の化学反応創成研究拠点で特任助教を務めていたフィリピン国籍のロナルド・ラゾ・レイス氏。レイス氏本人も実験結果を記録しなかったことがあったことや、異なる数値を記載したことを認めたという。+
− '''ちなみにこのレイズ氏は2021年5月に既に北大を退職しており、現在はフィリピンの国立大に勤務しているため処分できず、調査委員会は泣き寝入りすることとなった。'''+
− 4本の論文で、捏造519か所、改ざんが317か所と大規模不正行為が認定されている<ref>[https://www.asahi.com/articles/ASR9N6T91R9MIIPE001.html]</ref>。令和5年11月から令和9年3月まで研究資金停止の措置を取られている<ref>[https://www.jst.go.jp/osirase/2023/20240222.html]</ref>。しかし、学生に対する説明が一切なされていない。
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− *移行点が低い。コスパはかなり良い方だと思う。+
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− の割に覚えることいっぱい、難しい+
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− 実はやりたいことで選ぶと後悔することが多い。+
− '''研究内容ではなく、教授との相性、研究室の雰囲気、就活・バイトの有無、コアタイム、卒業した先輩方の意見をしっかり聞くべし!!'''+
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− 教員の指導は厳しめだが面倒見良い+
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− 研究不正のため企業から冷たい目。 +
− '''バイト禁止'''+
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− '''担当の鈴木孝紀教授がそろそろ定年なので、今後どうなるか先が見通せない。もしかしたら数年後にはかなり体質の違う研究室になるかも'''+
− 論文の筆頭著者は実験していない教員になる+
− 月1で成果報告会がある
− バイトは'''土日であれば'''許可されている+
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== 概要 ==
== 概要 ==
北海道大学理学部化学科は有機金属研究室-澤村正也教授による大規模研究不正に加えて、構造化学研究室-石森浩一郎教授・無機化学研究室-松井雅樹教授・物理化学研究室-村越敬教授)の3教授による人権を無視したハラスメントを行うなど日本を代表する不祥事学科である。
== 化学科教員追い出し部屋ハラスメント報道 2024年5月9日 ==
== 化学科教員追い出し部屋ハラスメント報道 2024年5月9日 ==
*既存研究室に所属はするが、研究室業務は原則担当させない
*既存研究室に所属はするが、研究室業務は原則担当させない
== 有機金属化学研究室の研究不正 ==
== 澤村正也(有機金属化学研究室)の研究不正 ==
澤村正也(有機金属化学研究室)は研究不正を行い、4本の論文で、捏造519か所、改ざんが317か所と大規模不正行為が認定されている<ref>[https://www.asahi.com/articles/ASR9N6T91R9MIIPE001.html]</ref>。令和5年11月から令和9年3月まで研究資金停止の措置を取られている<ref>[https://www.jst.go.jp/osirase/2023/20240222.html]</ref>。しかし、学生に対する説明が一切なされていない。
澤村正也教授が2020年8月に発表した。脂肪酸を有用な有機化合物に合成するための人工触媒を開発した内容で、反応物の構造を調べる核磁気共鳴(NMR)の複数のデータで改ざんの疑いが明らかになり、2022年4月29日付で取り下げた<ref name="名前なし-20231105145906">{{Cite news|url=https://www.asahi.com/articles/ASR9N6T91R9MIIPE001.html/|title=論文の取り下げ、捏造519カ所、改ざん317カ所 北大が調査結果|newspaper=[[朝日新聞]]|date=2023-09-20}}</ref><ref name="名前なし_2-20231105145906">[https://www.hokudai.ac.jp/news/2023/09/post-1309.html 研究活動上の不正⾏為に関する調査結果について] - 北海道大学(2023年9月20日)</ref>。調査結果によると、調査対象となった主な論文は4本、認定された不正行為は、4本の論文で捏造(ねつぞう)519か所、改ざんが317か所<ref>[https://retractionwatch.com/2022/06/09/chemistry-group-at-hokkaido-up-to-three-retractions Chemistry group at Hokkaido up to three retractions] - Retractionwatch(2022年6月9日、英語)</ref><ref>[https://www.science.org/doi/10.1126/science.abc8320/ RETRACTED: Asymmetric remote C–H borylation of aliphatic amides and esters with a modular iridium catalyst] - 『[[サイエンス]]』(2020年8月21日、英語)</ref>。2019年に発表された2つの論文が、『[[米国化学会誌|Journal of the American Chemical Society]]』でNMRスペクトルとHPLCチャートの捏造のために撤回された<ref>[https://pubs.acs.org/doi/10.1021/jacs.2c05464/ Journal of American Chemical Society]{{リンク切れ|date=2023-12}}</ref><ref>Journal of American Chemical Society. [https://pubs.acs.org/doi/10.1021/jacs.2c05463 RETURN TO ISSUEPREVRETRACTIONNEXT ORIGINAL ARTICLEThis notice is a retraction. Retraction of “Iridium-Catalyzed Asymmetric Borylation of Unactivated Methylene C(sp3)–H Bonds”] - Journal of American Chemical Society</ref>。
{{Cite news|url=https://www.asahi.com/articles/ASR9N6T91R9MIIPE001.html/|title=論文の取り下げ、捏造519カ所、改ざん317カ所 北大が調査結果|newspaper=[[朝日新聞]]|date=2023-09-20}}</ref><ref name="名前なし_2-20231105145906">[https://www.hokudai.ac.jp/news/2023/09/post-1309.html 研究活動上の不正⾏為に関する調査結果について] - 北海道大学(2023年9月20日)</ref>。調査結果によると、調査対象となった主な論文は4本、認定された不正行為は、4本の論文で捏造(ねつぞう)519か所、改ざんが317か所<ref>[https://retractionwatch.com/2022/06/09/chemistry-group-at-hokkaido-up-to-three-retractions Chemistry group at Hokkaido up to three retractions] - Retractionwatch(2022年6月9日、英語)</ref><ref>[https://www.science.org/doi/10.1126/science.abc8320/ RETRACTED: Asymmetric remote C–H borylation of aliphatic amides and esters with a modular iridium catalyst] - 『[[サイエンス]]』(2020年8月21日、英語)</ref>。2019年に発表された2つの論文が、『[[米国化学会誌|Journal of the American Chemical Society]]』でNMRスペクトルとHPLCチャートの捏造のために撤回された<ref>[https://pubs.acs.org/doi/10.1021/jacs.2c05464/ Journal of American Chemical Society]{{リンク切れ|date=2023-12}}</ref><ref>Journal of American Chemical Society. [https://pubs.acs.org/doi/10.1021/jacs.2c05463 RETURN TO ISSUEPREVRETRACTIONNEXT ORIGINAL ARTICLEThis notice is a retraction. Retraction of “Iridium-Catalyzed Asymmetric Borylation of Unactivated Methylene C(sp3)–H Bonds”] - Journal of American Chemical Society</ref>。
wikipediaリンク
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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BE%A4%E6%9D%91%E6%AD%A3%E4%B9%9F
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BE%A4%E6%9D%91%E6%AD%A3%E4%B9%9F
*駐在員時代、部下から人事に訴えられて(ハラスメントではないけど)毎週人事と面談をさせられたおかげで、ハラスメントにならない指導のポイントは把握しているつもり。それでも、気づかないうちにハラスメントにならないか怖いなって思っている。<ref>https://x.com/mskmatsui/status/1439584033994772482?s=20</ref>
*駐在員時代、部下から人事に訴えられて(ハラスメントではないけど)毎週人事と面談をさせられたおかげで、ハラスメントにならない指導のポイントは把握しているつもり。それでも、気づかないうちにハラスメントにならないか怖いなって思っている。<ref>https://x.com/mskmatsui/status/1439584033994772482?s=20</ref>
== 化学科のメリット ==
== 鈴木章のノーベル化学賞 ==
2010年には北海道大学理学部出身で、鈴木カップリングで著名な鈴木章北海道大学名誉教授がノーベル化学賞を受賞している。
*とくに有機反応論研究室、情報化学研究室、理論化学研究室、有機第二研究室が強い。
リスト先生もノーベル化学賞受賞した。
== 化学科に入るメリット ==
*有機反応論研究室、情報化学研究室、理論化学研究室、有機第二研究室に分属できれば充実した研究生活が送れる。他の研究室は悲鳴上げてる印象。
* レポートの作法、実験ノートの作法等をしっかり学べる
* レポートの作法、実験ノートの作法等をしっかり学べる
* 毎日実験があるので実験好きにはたまらない
* 毎日実験があるので実験好きにはたまらない
* 理論化学は日本一
* 理論化学は日本一
== 化学科のデメリット ==
== 化学科に入るデメリット ==
*3Kと言われてるが、その通りである。(近年はカリキュラム変更で以前ほどの忙しさは無くなったが、それでも毎日実験&沢山の課題である。)
*3K言われてるが、その通りである。激務かつ厳しいにも関わらず就職は工学部の方が圧倒的によい。
* 物理化学の一部授業は半世紀前の内容を教えている。知識のアップデートが必要
* 物理化学の一部授業は半世紀前の内容を教えている。知識のアップデートが必要
* 2年生の時は朝8時から18時まで講義と化学実験。地獄です。
* 2年生の時は朝8時から18時まで講義と化学実験。地獄です。
*頭のいい学生と悪い学生が50:50で分かれているため、モチベ維持が難しい。
*頭のいい学生と悪い学生が50:50で分かれているため、モチベ維持が難しい。
* 環境が古い。工学系が圧倒的に就職も環境も良い。
* 環境が古い。工学系が圧倒的に就職も環境も良い。
* 人気のない研究室の就職はよくわからない。
* 人気のない研究室の就職は極端に悪い。
* 工学・農学・薬学行けなかった人が集まる。
* 工学・農学・薬学行けなかった人が集まる。
*有機反応論研究室、情報化学研究室、理論化学研究室、有機第二研究室に分属されないと就活厳しい戦いになる。
*有機反応論研究室、情報化学研究室、理論化学研究室、有機第二研究室に分属されないと就活厳しい戦いになる。
内容が古すぎる
内容が古すぎる
覚えることいっぱい
== 研究室分属 ==
== 研究室分属 ==
== 研究室選びのヒント ==
== 研究室選びのヒント ==
やりたいことで選ぶと後悔することが多い
研究内容ではなく、教授との相性、研究室の雰囲気、就活・バイトの有無、コアタイム、卒業した先輩方の意見をしっかり聞くべし。
== 人気研究室 ==
== 人気研究室 ==
物理化学研究室
物理化学研究室
教員の指導体制が厳しめだが面倒見は良い
研究室を異動する学生がいる
研究室を異動する学生がいる
学会費支給される
学会費支給される
有機金属化学研究室
有機金属化学研究室
研究不正のため企業から冷たい目。就活時研究不正について聞かれる。
研究資金が停止されているため、研究活動が厳しい。
研究資金が停止されているため、研究活動が厳しい。
1人1個ドラフト使える
1人1個ドラフト使える
理論化学もやってる
理論化学もやってる
バイト禁止
分析化学研究室
分析化学研究室
有機第一研究室
有機第一研究室
どんなに研究頑張っても論文の筆頭著者は実験していない教員になる。
月1で成果報告会がある
実験室は有機臭がする
実験室は有機臭がする
火・木曜日はゼミがある
火・木曜日はゼミがある
バイトは土日であれば許可されている
== 金森文庫 ==
== 金森文庫 ==
化学科の共有スペースとなっている部屋。1937年3月に北大探検部のヒマラヤ遠征中に雪崩に遭い、亡くなった金森竜一郎氏の蔵書を元に創設された文庫スペース。
化学科の共有スペースとなっている部屋。1937年3月に北大探検部のヒマラヤ遠征中に雪崩に遭い、亡くなった金森竜一郎氏の蔵書を元に創設された文庫スペース。
B2,B3の学習スペースになっている。'''ここで勉強すると先輩方からの有益な情報が得られることが多い。'''
B2,B3の学習スペースになっている。ここで勉強すると先輩方からの有益な情報が得られることが多い。
場所は理学部7号館2階にある。
場所は理学部7号館2階にある。