数研出版から出版されている、大学受験における数学参考書の基本にして王道の一冊。正式名称は「チャート式基礎からの数学」。チャート式には他に赤、黄、白の3種類もあるが、多くの生徒が(その収録問題のレベル的観点から)青を選択する。学校が一括で購入するケースも多く、全国の進学校ではこの青チャートとFocus Gold(啓林館)に二分されるんじゃなかろうか。内容は受験数学の基本的な問題を網羅しており、センターレベルはおろか、私立大一般入試、国公立二次試験まで対応している(大体の受験問題は大体青チャートに乗っている問題の応用問題ばかりであるため)。高校の数学教師が青チャートのような網羅系問題集を一冊潰すよう口を酸っぱくして言っているのはこのため。このWikiに即して述べるとすれば、青チャートを文系であれば1Aと2B、理系であれば3までこなせば、人にもよるがそのまま過去問へ移行しても差し支えないと思われる。というのも、近年の国公立大の数学は軒並み易化傾向にあり、偏差値でいえば大阪大学以下のレベルであれば、このような網羅系問題集のみでも太刀打ちできる場合が多いためである(逆に、東京大、京都大、一橋大の志望であれば、過去問までの間にもう一冊挟むことが望ましい)。ただ、順像法(自然流)や逆像法(逆手流)といった、所謂「学校では教えてくれない」高校数学については別の参考書で対策が必要かもしれない。 | 数研出版から出版されている、大学受験における数学参考書の基本にして王道の一冊。正式名称は「チャート式基礎からの数学」。チャート式には他に赤、黄、白の3種類もあるが、多くの生徒が(その収録問題のレベル的観点から)青を選択する。学校が一括で購入するケースも多く、全国の進学校ではこの青チャートとFocus Gold(啓林館)に二分されるんじゃなかろうか。内容は受験数学の基本的な問題を網羅しており、センターレベルはおろか、私立大一般入試、国公立二次試験まで対応している(大体の受験問題は大体青チャートに乗っている問題の応用問題ばかりであるため)。高校の数学教師が青チャートのような網羅系問題集を一冊潰すよう口を酸っぱくして言っているのはこのため。このWikiに即して述べるとすれば、青チャートを文系であれば1Aと2B、理系であれば3までこなせば、人にもよるがそのまま過去問へ移行しても差し支えないと思われる。というのも、近年の国公立大の数学は軒並み易化傾向にあり、偏差値でいえば大阪大学以下のレベルであれば、このような網羅系問題集のみでも太刀打ちできる場合が多いためである(逆に、東京大、京都大、一橋大の志望であれば、過去問までの間にもう一冊挟むことが望ましい)。ただ、順像法(自然流)や逆像法(逆手流)といった、所謂「学校では教えてくれない」高校数学については別の参考書で対策が必要かもしれない。 |