英語(えいご)は授業科目の総称。何種類か講義があり、ほとんどが必修である。

概要編集

英語は必修科目として英語I・Ⅱ(各1単位)と英語技能別演習(2単位)の計4単位分取得する必要がある。 前期は「英語I」「英語II」、後期は「英語技能別演習」(旧「英語III」「英語IV」)があり、理屈上の出席日数は15×3(=45)コマ分。

前期は必修。後期は選択必修の形式をとっている。前期は担当教員は選べないが、後期は抽選こそあるものの自分の好きなタイプの授業は狙える。

他に選択科目の「英語演習」が開講されている。学部によっては英語演習の単位取得が卒業要件となっている。

英語I編集

英語全般の基礎的な能力を鍛える前期開講1単位科目。オープンコースウェアの動画を利用する先生もいれば、プレゼン能力を重点的に教える先生も。 担当教員によって授業の進め方に差はあるが、中間および期末試験、さらには口頭発表が課せられる。

文章構成のノウハウ、実際にネイティブと対話するうえで大切なイントネーションなど、(理系だととくに)受験英語ではあまり教わらない内容が多い。

英語II編集

コンピュータ教材をメインにした、前期開講1単位の講義。実際に動画を見ながら誰かの対話を見て学んだり、選択形式の問題に答えたり、実際に自分が文章データやら肉声による音声データを提出したりできる。

評価は学年一括に行われる中間テスト(TOEFL-ITP)、Web上の問題を見ながら解く期末テスト、Web上に出題される課題の履修状況から判断される。すべての課題の提出義務こそないものの、指定された課題を提出せずに授業終了を迎えると即刻不可になるような情報学Ⅰのようなところがあるので注意。

担当教員に質問したり成績のつけ方等は確認しやすいというメリットがある一方で、ELMSにログインできればほぼ自宅での履修も可能。テストがある日や重要な説明がある日以外は全部休むことも一応認められている。

2022年度は、課題の取り組み状況(平常点)が成績に反映されなかった。期末テスト後のアンケートにて、このことの是非を問うている。

年度ごとに変動があり、初回のガイダンスで説明される可能性が高いので、ガイダンスへの出席忘れにもご注意。

「英語技能別演習」(旧「英語III」「英語IV」)編集

後期開講の2単位科目で、シラバスを読みながら、どんな先生のどんな感じの授業をを受けたいかを大まかに決定して選べる。 ただし、前期英語Ⅱの中間テストTOEFL-ITPで420点以下の人とそれ以上の人は「初級」「中級」に分けられ、このレベルの違いを超えての選択はできない。 既に移行点が安牌だと思うなら、苦手なものを克服するための講義を受けてもよし、もっと成績を上げたいと思うなら得意分野に逃げるもよし。

授業内容は事実上文章を読んで翻訳するだけだったり、ネット教材をつかえたり、リスニング重点だったり、英語でパーティのように話し合ったり本当に千差万別。

シラバスをロクに読まずに後悔する人は毎年いる。

2020年度から、2単位の「英語技能別演習」にまとめられた。大きく「発信型」と「受信型」に分けられ、更にTOEFL-ITP420点をボーダーとして「初級」「中級」に分けられる。「発信型」ではライティングやスピーキングが、「受信型」ではリーディングやリスニングが重視される。どの先生がどのカテゴリの授業を行うのか、そして授業の中で何を行うのかはあらかじめシラバスに記載されるので、それを基に受けたい授業を選ぶことになる。但し、定員が決められており募集人数が多ければ抽選となる。

英語技能別演習導入後、TOEIC対策を目的とした「中級・受信型」の授業が開講されている。ただし、クラス縛りのため一部の学生しか受講できない。

英語演習編集

中級、上級の習熟度別に通年で開講されている。英語技能別演習と同様に授業内容は千差万別で、受ける授業はある程度選べる。英語IIの中間テストのTOEFL-ITPの点数による制限もない。

英語I・Ⅱ・技能別演習の担当教員はメディア・コミュニケーション研究院の先生が大半を占めるが、英語演習は文系理系問わずあらゆる学部の先生が担当されている。学部から来ている先生の授業は、先生のご専門の内容の導入部分を英語で読むなど、知的好奇心を刺激するものが多い。

優秀認定編集

英語IIの中間テストにあたるTOEFL-ITPで一定の成績をおさめると、英語能力が高いとして後期の英語技能別演習の授業は、受けずに「AまたはA+」として単位を取得できる制度がある。ただし自己申請制度を取っており、申請しないと単位は認められない。逆にいえば英語力を鍛えるためにあえて後期の授業をとってもいい。

従来は優秀認定はTOEICや英検も利用できたが、2020年度から英語Ⅱ中間テストのTOEFL-ITPしか考慮されなくなった。基準はA認定が550点以上、A+認定が600点以上だが、これを満たせる人はほとんどいないに等しい。 また、2020年度から認定されるのは技能別演習に限定されるようになったため、優秀認定の旨味すらも薄くなってきている。

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