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'''主題別科目'''(しゅだいべつかもく)は一般教養を内容とする[[全学教養科目]]である。
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
一般教養を内容とする全学教養科目である。思索と言語、芸術と文学、歴史の視座、社会の認識、科学・技術の世界の5カテゴリーに分類されている。文系は5カテゴリーを全て取らなければならない。[[医学部]][[保健学科]]を除く理系は3カテゴリー以上、医学部保健学科は2カテゴリー以上取る必要がある。
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「思索と言語」「芸術と文学」「歴史の視座」「社会の認識」「科学・技術」の世界の5カテゴリーに分類されている。文系は5カテゴリーを全て取らなければならない。[[医学部]][[保健学科]]を除く理系は3カテゴリー以上、医学部保健学科は2カテゴリー以上取る必要がある。
    
主題別科目の良さとしては、先端の研究者による講義が学部関係なく受けられる事が挙げられるが、1限に開講される科目が多く、何かと学生に嫌われる。また、抽選による履修調整に漏れたり、落単や半期に取れる単位数上限の関係で、2年目以降も主題別科目の単位を取りに[[教養棟]]に通う学生もいる。
 
主題別科目の良さとしては、先端の研究者による講義が学部関係なく受けられる事が挙げられるが、1限に開講される科目が多く、何かと学生に嫌われる。また、抽選による履修調整に漏れたり、落単や半期に取れる単位数上限の関係で、2年目以降も主題別科目の単位を取りに[[教養棟]]に通う学生もいる。
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主題別科目は[[フレセミ]]や[[総合科目]]と同様、楽単情報が多く飛び交う。これは、主題別科目は一部の例外を除きクラス指定がなく、どの授業を取るかを学生が自由に選択できるからである。特に大講堂で行われる科目は楽単が多い傾向にある。
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主題別科目は[[一般教育演習|フレセミ]]や[[総合科目]]と同様、楽単情報が多く飛び交う。これは、主題別科目は一部の例外を除きクラス指定がなく、どの授業を取るかを学生が自由に選択できるからである。特に大講堂で行われる科目は楽単が多い傾向にある。
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主題別科目の一部科目は、学部や系による履修制限がある。理系にとっては簡単すぎるため、理系が取れない授業があり、逆に文系にとっては難しすぎるため、理系にしか取れない授業もある。また、社会の認識の日本国憲法は[[法学部]]生は学部で学ぶために履修することはできない。
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主題別科目の一部科目は、学部や系による履修制限がある。理系にとっては簡単すぎるため、理系が取れない授業があり、逆に文系にとっては難しすぎるため、理系にしか取れない授業もある。また「社会の認識」の「日本国憲法」は[[法学部]]生は学部で学ぶために履修することはできない。
    
科目名は開講学部の個性が表れ、特定のキーワードを特定の学部が好む傾向が見られる。以下、一例を示す。
 
科目名は開講学部の個性が表れ、特定のキーワードを特定の学部が好む傾向が見られる。以下、一例を示す。
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== 科学・技術の世界 ==
 
== 科学・技術の世界 ==
主に数学や理科の一般教養や専門の触りが授業内容である。また、一般に文系科目と思われている心理学はこのカテゴリー(または「社会の認識」カテゴリー)で開講されている。よって「科学・技術の世界」カテゴリー開講の心理学を取れば文系学生は数学や理科の授業を受けなくても卒業要件を満たせる。
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主に数学や理科の一般教養や専門の触りが授業内容である。また、一般に文系科目と思われている心理学はこのカテゴリー(または「社会の認識」カテゴリー)で開講されている。
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よって「科学・技術の世界」カテゴリー開講の心理学を取れば文系学生は数学や理科の授業を受けなくても卒業要件を満たせる。
    
学部移行を控えている[[総合理系]]の学生の勧誘の場と化す授業もある。
 
学部移行を控えている[[総合理系]]の学生の勧誘の場と化す授業もある。
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人気授業として、木曜1講時に開講される「北海道大学の「今」を知る」が有名である。[[CoSTEP]]の教員が授業を担当し、学内の研究室訪問を行いそのレポを[[北大のメディア]]の「[[いいね!Hokudai]]」に掲載する内容で、例年抽選は高倍率となる。
 
人気授業として、木曜1講時に開講される「北海道大学の「今」を知る」が有名である。[[CoSTEP]]の教員が授業を担当し、学内の研究室訪問を行いそのレポを[[北大のメディア]]の「[[いいね!Hokudai]]」に掲載する内容で、例年抽選は高倍率となる。
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他にCoSTEPの川本教員の「サイエンスを再演する」「文系のための物理学」も人気授業に挙げられる。前者は全クラス対象で、高校課程では学ばないような科学の歴史的側面が講義され、課題や成績評価も甘い。後者は文系対象で、タイトルに物理学とあるが生物学の話が多く、「科学・技術の世界」カテゴリーの中では文系学生にとって負担が比較的軽い。
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他にCoSTEPの川本教員の「サイエンスを再演する」「文系のための物理学」も人気授業に挙げられる。前者は全クラス対象で、高校課程では学ばないような科学の歴史的側面が講義され、課題や成績評価も甘い。
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後者は文系対象で、タイトルに物理学とあるが生物学の話が多く、「科学・技術の世界」カテゴリーの中では文系学生にとって負担が比較的軽い。
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[[Category:講義]]
 
[[Category:講義]]
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