自動車で通学する違反者たち

北海道大学においては自動車で通学することは原則禁止です。以下の内容は違反行為を助長するものではありません。

北海道大学においては原則、学生は自動車で通学することはできない。規定にも書かれており、この規則を担保するのは正門、北12条門、北20条門などに設置されたゲートである。 教職員たちはこのゲートを開放するためのICカードが発行されており、自動車で入構することができる。また、業者やタクシーなどには一時入構証と呼ばれる青い紙を渡され、出構時に氏名・立ち寄り先・業務内容・立ち寄り先連絡先などを記載かつ500円を支払うことにより出構することができる。この500円は免除される場合もある。ちなみに、この金額は年々上がっており数年前までは無料だったものが300円、500円となっている。

さて、学生は原則このゲートを自動車で通過することができないはずである。しかし、さまざまなシステムの穴をついて(違反行為!)自動車で通学(特に冬)するものたちがいる。令和の時代においてそんなことをするのはアホだけであり、捕まっても問題ないのでその方法を開示する。

その1:堂々と500円を払う違反者編集

基本的に警備員はゲートを通過する車に乗っている者の素性を知るすべはない。であるから、入構時に「農学部です。」などと行先を告げれば一時入構証を渡され構内に入ることが可能である。ちなみに、「観光です」というと入れてもらえない。出構時には一時入構証への記入と500円が求められる。一時入構証の内容は適当に書いておけばまず問題がないので500円を渡して完了である。

その2:公認サークル用に発行されたICカードを悪用する違反者編集

北大の公認サークルは申請すると物資の搬入のためなどに使用できるICカードを取得できる。このICカードを使用して自動車通学する部長たちを何人か見聞きした。この方法は割とグレーゾーンであまりリスクがないためポピュラーであると思われる。

その3:監獄に住む違反者編集

恵迪寮に住む学生は管理室へ行き、「石山門の鍵を貸してください」と言い自分の部屋番号を言えば寮横にある門の鍵を貸してもらうことができる。おそらくこの方法には違反性はない。しかし、この鍵をコピーして石山門を我が物顔に通過する違反者が存在する。

その4:正門をこじ開けるガチ違反者編集

入構自体は「その1」と同様にする。これは出構時の500円すら払いたくないガチ違反者の方法である。夜間は正門が閉じられゲートが解放される。しかし、正門自体は南京錠がかけられているわけでもなく、取り外し可能なチェーンによって縛られているだけなのでここを通過することが可能である。

その5:北キャンパスの三角コーンをどけて出るガチ違反者編集

入構自体は「その1」と同様にする。私の在学中は北キャンパスと構内の間が工事中であり、その工事中道路を使用して構内から北キャンパスへ行くことができた。北キャンパスにもゲートは存在するが一部、三角コーンでふさがれているだけの場所があった。これをどければでれる。ただ、かつて三角コーンだった場所は現在南京錠付きの鉄柱になっているためこの方法は防がれている。

その6:歩道を自動車で疾走するガチ違反者編集

入構自体は「その1」と同様にする。出構は、環状トンネルの上を走る歩道を利用する。教養棟を裏側に抜けて獣医学部棟へ向かうとバーベキュースペース的なものが並んでいる場所がある。ここにある歩道を車で進んでいくと環状トンネル反対側の歩道へとつながる。歩道から車道へは木々の間をすり抜けるとうまく出られる。この方法は歩道を自動車で走行する大変危険な方法のため日本の法律的にも違反者に該当する。

その7:森の中を疾走するガチ違反者編集

入構自体は「その1」と同様にする。北大には原生林と呼ばれる森がある。北図書館と応用フロンティア棟の間の道路をサークル会館へ向かっていく途中に古びたトイレがある。その横にはチェーンで塞がれている森への入り口がある。このチェーンは簡単に外すことができるため、車で原生林の中にはいる。ちなみにここは自動車部への入り口ともなっている。原生林を横断するとまたチェーンが現れるので外して出ると「その5」で記述した歩道へと出る。先ほどと同様な手法でも出られるが、もっといい方法がある。そのまま歩道を横断していくと鉄柱で通行止めとなる。しかし、この鉄柱は取り外し可能である。トラクターなどがよく通過するためだと思われる。ここを通過するとそのまま公道へとつながる。その5とその6については冬は積雪のため不可能である。

さて、様々な方法を述べたが、一つ関係ない話をしたい。かつて私が入学したころは原生林で焚火をしている学生やサークル会館の近くのポプラ並木でバーベキューをする学生が見られた。もちろん、構内での火気の使用は指定スペース以外では規制されていたし、そのスペース自体もジンパスペース縮小などの形で減っていっていた。原生林で花火の燃え殻や、焚火跡と思われる炭などが放置されているのをみたことがある。基本的に禁止されているのだからこういった証拠は完全に消しておくのが違反者の責務であるし、後に続く違反者のためにグレーゾーンをグレーゾーンのままに残しておくための義務だろう。花火の燃え殻を見た何週間後かに原生林のいたるところに火気使用厳禁の看板がたった。こうして原生林での焚火はグレーゾーン(黒かな?)から完全な黒となったのである。もうこれから原生林で焚火をする人は現れないのだろう。

その4~その7の方法は完全に黒なため論外であるが、その1~その3について言えばグレーゾーンなのではないかと思う。でも、花火の燃え殻を残すような、目立ったことがあれば、これらの方法も使えなくなるのであろう。ゲートでの取締りが強化され、古き良き(?)時代は終わる。



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