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3 バイト追加 、 2020年11月24日 (火) 10:06
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さて、移行点が地べたを這いずり回る応用物理学コースであるが教育内容のレベルが低いかと言われればそんなことはない。当たり前だが数物系の教員たちは圧倒的に賢い。今まで信じられていたハイゼンベルクの不確定性原理を修正し、ノーベル賞確実と言われている小澤の不等式の実証実験を行ったのは応用物理学コースの長谷川准教授である。
 
さて、移行点が地べたを這いずり回る応用物理学コースであるが教育内容のレベルが低いかと言われればそんなことはない。当たり前だが数物系の教員たちは圧倒的に賢い。今まで信じられていたハイゼンベルクの不確定性原理を修正し、ノーベル賞確実と言われている小澤の不等式の実証実験を行ったのは応用物理学コースの長谷川准教授である。
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=教育内容=
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==教育内容==
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物理学は大きく分けて、「素粒子・宇宙物理」と「物性物理」に分かれる。理学部物理学科(応物同様移行点は地の底をのたうち回っている)は主に前者を、応用物理学コースは主に後者に重きを置いたカリキュラムとなっている。素粒子・宇宙物理が読んで名のごとく巨大なものを相手にしているのに対し、物性物理は固体の構造などミクロなものを主題としている。なんだ、応物は宇宙やらないのか、ロマンねえなと僕も思っていたが、キッテル固体物理学の序章だかに、「数十人集まって莫大な予算かけないとできない素粒子物理より、2、3人、あるいは1人で大きな発見をできる物性物理の方がロマンあるしょ」みたいなことが書かれていた。物性物理の研究で比較的一般にもよく知られているのは超伝導体の研究だろう。ある時学生実験の最中に超伝導体を研究しているおじいちゃんに「常温超伝導体発見できると思ってるんですか?発見する前に死にますよ??もっと楽しいことないんですか?」と聞いたところ「○○君は分かってないね~エネルギーオーダーで考えてみなよ、100Kなんて常温(273K)と桁が一緒なんだからほぼ同じだよ。絶対できるよ」と目を輝かせながら言われて、ああ、かっこいい、、、と思ってしまった。最近アメリカで常温超伝導体が発見され(ただし超高圧化)授業中教員がテンション上がっていた。あまり悔しそうではなかった。
 
物理学は大きく分けて、「素粒子・宇宙物理」と「物性物理」に分かれる。理学部物理学科(応物同様移行点は地の底をのたうち回っている)は主に前者を、応用物理学コースは主に後者に重きを置いたカリキュラムとなっている。素粒子・宇宙物理が読んで名のごとく巨大なものを相手にしているのに対し、物性物理は固体の構造などミクロなものを主題としている。なんだ、応物は宇宙やらないのか、ロマンねえなと僕も思っていたが、キッテル固体物理学の序章だかに、「数十人集まって莫大な予算かけないとできない素粒子物理より、2、3人、あるいは1人で大きな発見をできる物性物理の方がロマンあるしょ」みたいなことが書かれていた。物性物理の研究で比較的一般にもよく知られているのは超伝導体の研究だろう。ある時学生実験の最中に超伝導体を研究しているおじいちゃんに「常温超伝導体発見できると思ってるんですか?発見する前に死にますよ??もっと楽しいことないんですか?」と聞いたところ「○○君は分かってないね~エネルギーオーダーで考えてみなよ、100Kなんて常温(273K)と桁が一緒なんだからほぼ同じだよ。絶対できるよ」と目を輝かせながら言われて、ああ、かっこいい、、、と思ってしまった。最近アメリカで常温超伝導体が発見され(ただし超高圧化)授業中教員がテンション上がっていた。あまり悔しそうではなかった。
  
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