− | 北大のイメージといえば農学部というブランドイメージがある。もともと札幌農学校として誕生し、その後一時的に東北帝国大学農科大学として扱われていたところだし(もっとも当時の東北帝国大学は新設のため運営力に乏しく暫くの間大学運営の主体は札幌にあったのだが)、北の大地でお国に貢献できることなんて農学くらいなのでしかたない。よく北大の紹介写真に使われている安田講堂のコンクリコピーのような学部棟も農学部棟の写真である。とにかく、北大といえば緑いっぱいの自然=農学部みたいな発想があるのは確実である。北大に入学する多くの一年生(体感では5割)が「農学部行きたいです」と言っているのは特に考えているわけでもやりたいことがあるわけでもなく、ちょっと高等なタピオカブームのようなものである。しかしもちろんこのタピオカは数百円出せば買えるというものではなく10代の貴重な一年を費やして得られるものであり、4月に目を輝かせて農学部に行きたいと言っていた一年生たちは10月もなかばになるころ、「農学部は無理です」「やりたいことは違った」と目を伏せながらつぶやくのである。しかし安心してほしい、君のやりたいことは絶対農学じゃないから。つまり、農学部の移行点が高いのはただのタピオカブームである。
| + | '''北海道大学といえば農学部'''というブランドイメージがある。もともと札幌農学校として誕生し、その後一時的に東北帝国大学農科大学として扱われていたところだし(もっとも当時の東北帝国大学は新設のため運営力に乏しく、大学運営の主体は札幌にあったのだが)、北の大地でお国に貢献できることなんて農学くらいなのでしかたない。 |