共通テストパック
共通テストパック(きょうつうテストパック)は、大学入学共通テスト対策の全教科入り対策問題集である。令和元年以前はセンターパックと称されていた。
概要編集
現在は河合塾、駿台、Z会が市販の共通テストパックを出版している。包装の色によって桃パック、青パック、緑パックの呼称で呼ばれている。
この他、学校専用教材の共通テストパックもあり、高校でやらされる所もある。かつては代ゼミ、旺文社もセンターパックを出していた。
難易度については、2024年版は河合<駿台<Z会の順に難易度が上がると、教育系YouTuberや有識者らによって評価されている。
以下の記述はセンターパック時代のものも含む。
桃パック編集
河合塾による。正式名称は「共通テスト対策問題パック」。共通テストの傾向に最も近く、難易度は本試験よりも若干易しめであるという評判である。
北大受験で使える科目のうち英語以外の外国語は収録されていない(青パック、緑パックも同様)。しかし「物理基礎」や「地学」といったマイナー科目は収録されている。
青パック編集
駿台による。正式名称は「共通テスト実戦パッケージ問題」。共通テスト本試験よりも難易度は高いが、難しい問題を解く高地トレーニングにより本試験が難化しても動じない自信が付けられる意見もある。
理系向けの「地学」は収録されていない。
緑パック編集
Z会による。正式名称は「共通テスト予想問題パック」。3社の中では最も難しめに作られている。Z会出版の本を売っている書店が限られているのがネックである。
文系向けの「物理基礎」は収録されていない。
令和3年度共通テスト第1日程の「化学」第2問問3において、緑パックの問題が的中した。