福島学寮(ふくしまがくりょう)は、北海道大学の男子学生向けの学生寮。定員は20名。
概要編集
1932年に福島県出身者の北大生のために設立された「会津学寮」を前身とする。
所在地は、札幌市北区北26条西13丁目1番1号
現在は一般財団法人化しており、OBが無償で役員を務めるなど積極的に現寮生に協力している。
寮母を雇用しており、住み込みで食事の用意等を行う。また、恵迪寮等と同じく自治寮であり、寮生が寮の運営に関する一切を行うのが特徴である。なお、前述の法人化の経緯から弁護士事務所や行政事務所と顧問契約を締結し、主に税金処理等を委任している。
寮費編集
寮費は以下の5種類からなる。月5万円前後(夏季冬季で上下)。
①寮母給与
②積立費(各保険等)
③消耗品購入費
④公共料金
⑤食費
沿革編集
昭和7年…「会津学寮」建設(当時は桑園の北8条)
昭和44年…「福島学寮」に名称変更
昭和53年…火災により会津学寮全焼
昭和55年…2代目福島学寮建設
平成24年…法人登記
平成31年…老朽化に伴い3代目福島学寮(現寮)建設
設備編集
・全部屋個室(各部屋に暖房とWi-Fi設置)
・キッチン、風呂洗面所、トイレ(1階と2階に2つずつ)等は共有
・令和7年にリビングおよび寮母個室にエアコン設置
リビングキッチン
1階部分はリビングと食堂・キッチンを兼ねる。冷蔵庫3台、その他電子レンジ、炊飯器、ガスコンロ 等の設備完備。調理器具や食器類も人数分用意。
風呂
シャワールーム2つと浴室を備える。浴室使用料は100円/回。
寮生の声編集
・壁が薄いのと立地以外は良い
・入学後に初めて21条以北に住む北大生の稀少性を知った
・立地的に獣医学部生にとっては良い物件だと思う。多分
・アークスには近い
・エアコンは生命維持装置
その他編集
毎年度、寮誌『朔風』を刊行している。内容は主に寮生やOBの寄稿である。
最初期のものには戦時中の記載があるものも存在する…らしい。
