応用物理工学コース
応用物理工学コース(おうようぶつりがくコース、英: Applied Physics and Engineering Course)は工学部応用理工系学科のコースの一つ。
概要編集
移行点の項で応物教員の嘆きの声を引用したように、応物人気は著しく低く集まる学生も仕方なく進学してきた人々が多い。実際なんで応物に進んだの?と聞くと、理由なんて一つしかないでしょと返ってくるので身近に応物コース生がいたらぜひ聞いてみてほしい。
ただし、この質問を後期入学生に聞いてしまうと、「いや、俺後期だから」と返されてお互い嫌な気持ちになるので注意しよう。
移行点の高さは概ね女子率に比例すると記述したが、もちろん移行点低空飛行の応物コースに女子は各学年1人か多くても2人である。おそらく女子学生は真面目なのでそんな不人気学科に行ってしまったら人生終わると思って勉強を頑張るのだろう。ここで予言するが、移行点が高くなればかなりの確率で女子率は改善されると思う。
さて、移行点が地べたを這いずり回る応用物理学コースであるが教育内容のレベルが低いかと言われればそんなことはない。当たり前だが数物系の教員たちは圧倒的に賢い。 今まで信じられていたハイゼンベルクの不確定性原理を修正し、ノーベル賞確実と言われている小澤の不等式の実証実験を行ったのは応用物理学コースの長谷川准教授である。
教育内容編集
物理学は大きく分けて、「素粒子・宇宙物理」と「物性物理」に分かれる。理学部物理学科(応物同様移行点は地の底をのたうち回っている)は主に前者を、応用物理学コースは主に後者に重きを置いているような気がする。
素粒子・宇宙物理が読んで名のごとく巨大なものを相手にしているのに対し、物性物理は固体の構造などミクロなものを主題としている。 ロマンがないような気もするが、キッテル固体物理学の序章だかに、「数十人集まって莫大な予算かけないとできない素粒子物理より、2、3人、あるいは1人で大きな発見をできる物性物理の方がロマンあるしょ」みたいなことが書かれていた。
物性物理の研究で比較的一般にもよく知られているのは超伝導体の研究だろう。 最近アメリカで常温超伝導体が発見され(ただし超高圧化)授業中教員がテンション上がっていた。あまり悔しそうではなかった。
学部の四年間は物理の基礎となる「力学」「電磁気学」「熱力学」「量子力学」を中心とし、物性物理の要である「固体物理学」「光物理学」などを学ぶ授業になる。 高校で物理学を選択した人は覚えること少なくて論理的に考えれば答えが出るので楽だったとは思うが、大学での物理は数学を使いこなせることが必須である。
ただ、理学部数学科のような数学とは違って、すでに枯れた技術と化した数学を使えるようになればよいだけなので数学自体の重さ的には高校数学の延長と考えればよいだろう。
一年生のときに線形代数と微分積分をきちんとやらなかった学生はその後の三年間、数学をよくわからないブラックボックスとして扱うことになる。