留年(りゅうねん)とは何らかの事情により進級要件または卒業要件を満たすことができず、現級に留まること。
概要編集
残念ながら留年はネガティブなことである。しかし決して恥ずかしいことではない。 たまたま進学制度に合わなかったというだけであり、まだ放校になったわけではない。 単位を習得すればよい話なので、留年が決定したからといってそこまで悲観的になることはない。
進級要件及び卒業要件は学部や学科によって異なり、毎年進級可否の判断がなされるところや、分属後は4年生までは(例え習得単位数が0でも)自動的に進級するところもある。
例えば、総合教育部に所属している大学一年生が進級に必要な要件は以下を満たすことである[1]。
- 本学に1年以上在学し、全学教育科目32単位以上を修得すること。
- 総合入試(文系・理系)で入学した学生は、総合入試入学者の移行の手続きを経て、2年次以降に所属する学部・学科(一部学部では専攻・コースまで)が決定していること。
特に全学教育科目のうち、情報学Iや第2外国語はどの学部においても卒業に必要な単位だが、落とす者も多く、これが原因で4年生になっても教養通いとなってしまう学生も少なくなく、また留年の要因となりうることも多い。
何らかの事情により停学措置を受けると、その期間は単位が取れない上に、在学期間にも含まれないため、ほとんどの場合は留年を余儀なくされる。
留年すると大抵は一年分余分に学費を払わなくてはならないため、金銭的負担が大きくなる。 そのため「アルバイトに専念しすぎて留年した」というのは本末転倒になっている可能性があるため、十分注意したい。
学生番号には入学年次の情報が含まれているため、留年していることがバレてしまう可能性がある。
計画留年編集
留年者の中にはわざと単位を習得せず留年する者もいる。例えば希望する学部・学科へ移行するために移行点を調整しようとしてあえて留年する場合がある。
また十分単位を取って進級・卒業が可能であるものの、あえて単位をとらずに留年し、就活等に専念する期間を作ろうとする場合もある。
特に卒業に必要な単位をすべて取得し、卒業要件を満たしてから休学することはほとんどできないため、あえて大学の身分を残すために留年するという場合がある。
留年すると起きること編集
- 同期たちと学年がずれる
- 日本学生支援機構等の奨学金が止まる(進級すれば普通は復活する)
- 学費を余分に払う必要が出てくる
関連項目編集
- 学生生活で困ったとき
- onちゃん : 全然大学で見ないので留年するかと思われたが卒業していった。