動物のお医者さん
佐々木倫子による、北海道大学(作中では札幌市内のH大学)獣医学部の日常を描いた漫画。テレビドラマ化もされた。漆原教授や菱沼聖子にはモデルがいるらしい。
登場人物[編集]
本作品の執筆にあたって作者は実際に獣医学部を訪れ綿密に取材しており、後述の主人公である西根公輝と二階堂以外の登場人物はすべてモデルがいるという(獣医学部教員談)。
西根公輝[編集]
本作の主人公。北大構内を突っ切って通学している作中の描写から札幌北高校出身と予想されるが、描かれている高校の立地は札幌工業高校の方がつじつまが合う。
公輝の名からハムテルと呼ばれている。
二階堂 昭夫[編集]
西根と同級生で同期で入学し同時に獣医学部に移行し同じ病院講座に進んだ。ネズミが苦手。
漆原教授[編集]
動物病院(現動物医療センター)に勤める獣医学部の教授。破天荒かつ大胆な性格で周りの人物を振り回す。青年海外協力隊でのアフリカ派遣時にアフリカンアートを集める趣味に覚醒した。なお実際に人獣共通感染症リサーチセンターはザンビアに活動拠点を持つ。
モデルは北大名誉教授の橋本信夫氏であるといわれており、氏もアフリカンアート収集を趣味としコレクションの一部は札幌芸術の森美術館で見ることができる。
菱沼聖子[編集]
獣医学部の研究院に所属する博士課程の学生。スローペース・マイペースな言動や振る舞いで周りを乱す。
モデルは一説によると現在鳥取大学で教授となっている男性であるといわれている。
影響[編集]
この作品がきっかけとなって、獣医学部の倍率が跳ね上がったという伝説がある。
登場する学内施設[編集]
- 獣医学部・病院
- クラーク像
- 応用電気研究所(現・電子科学研究所;第51回)