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海大 がページ「古館カップリング」を「古舘カップリング」に移動しました: 理系は漢字を間違える
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北大[[応用化学コース]]の教授だった鈴木章が「鈴木・宮浦カップリング反応」の発見の功績からノーベル賞を受賞した。
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'''古舘カップリング'''(ふるだてカップリング)とは、北大[[応用化学コース]]の鈴木章教授が発見した「鈴木・宮浦カップリング」に関して、『報道ステーション』内でオンエアされた奇天烈な化学式の俗称。
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このことが報道ステーションで取り上げられた際の古舘伊知郎と鈴木章の以下やりとりと奇天烈な化学式の俗称。
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== 概要 ==
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2010年、鈴木が「鈴木・宮浦カップリング」の発見の功績からノーベル賞を受賞した。10月6日放送の「報道ステーション」ではこのことが取り上げられ、鈴木もゲストとして出演した。
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古舘「先ほどVTRで流れた図が間違っておりました、左が間違いで右が正しい図です。先生、これでよろしいですよね?」
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しかしながら、番組VTRで流された化学式(構造式)はベンゼン環2つを直接くっつけたものであった。VTR終了後、古舘伊知郎メインキャスターが化学式の誤りを訂正するため、正しい図としてスタッフによる手書きの化学式を掲げた。しかしそれは、結合を示す線が真ん中で枝分かれし別の結合線の真ん中に繋がるという、化学の常識をひっくり返すような式であった。
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鈴木「それも違います。さっき正しい図を書いて記者の方に渡しましたよ。それが届いたでしょう?」
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この後の古舘氏の不理解による発言も重なり、鈴木はあからさまに呆れた反応を示した。
古舘「(ようやく正しい図を出して)これでいいですか?」
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鈴木「ああ、それであってます」
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<hr>
 
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*古舘「先ほどVTRで流れた図が間違っておりました、左が間違いで右が正しい図です。先生、これでよろしいですよね?」
古舘「(ベンゼン環の間の線を指して)これがパラジウムなんですね?」
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*鈴木「それも違います。さっき正しい図を書いて記者の方に渡しましたよ。それが届いたでしょう?」
 
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*古舘「(ようやく正しい図を出して)これでいいですか?」
鈴木「アァッ!?」
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*鈴木「ああ、それであってます」
 
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*古舘「(ベンゼン環の間の線を指して)これがパラジウムなんですね?」
古舘「…これが…パラジウム、なんですよね?」
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*鈴木「アァッ!?」
 
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*古舘「…これが…パラジウム、なんですよね?」
鈴木「あぁ、もう、…つまり、最終的にはその図になるということです」
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*鈴木「あぁ、もう、…つまり、最終的にはその図になるということです」
 
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*古舘「アハハ、まあ、ここに到るまでが複雑だということで」
古舘「アハハ、まあ、ここに到るまでが複雑だということで」
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*鈴木「それ(間違いの図)が出来ればノーベル賞が貰えますよ」
 
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鈴木「それが出来ればノーベル賞が貰えますよ」
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なお、「古舘カップリング」とはいうものの古舘氏自身がこれらの間違った式を書いたわけではない。
    
== 図の解説 ==
 
== 図の解説 ==
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有機物には炭素原子(C)と水素原子(H)はごく当たり前に存在するため、こういった複雑な構造になってくるとこの2つは省略される。
 
有機物には炭素原子(C)と水素原子(H)はごく当たり前に存在するため、こういった複雑な構造になってくるとこの2つは省略される。
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写真を見てのとおり、線が60°折れ曲がっているところに炭素原子がある。一重線、二重線はかなりざっくり説明すると炭素原子同士の結合の様子を表している。(上から2つめの図の右の物体のように、一重線が90°折れ曲がったり枝分かれする表記はありえない。)
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写真を見てのとおり、線が60°折れ曲がっているところに炭素原子がある。一重線、二重線はかなりざっくり説明すると炭素原子同士の結合の様子を表している。一重線が90°折れ曲がったり枝分かれする表記はありえない。
    
なお、この構造式だが進学校の理系でも慣れるまでは多少の苦労がつきもの。さらにCとHを省略した形式は大学で初めて習う人もそこそこいる。
 
なお、この構造式だが進学校の理系でも慣れるまでは多少の苦労がつきもの。さらにCとHを省略した形式は大学で初めて習う人もそこそこいる。
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実際、北大の教職課程の科目、「教科教育法I・II(理科)」でしばしばこの事件が理科教育の負の側面として取り上げられるとか。
 
実際、北大の教職課程の科目、「教科教育法I・II(理科)」でしばしばこの事件が理科教育の負の側面として取り上げられるとか。
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[[Category:事件]]
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