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2023年5月10日 (水) 16:10時点における最新版
2020年東京五輪マラソン競技(2020ねんとうきょうごりんマラソンきょうぎ)は2021年に開催された東京オリンピックの競技の一つ。札幌が会場となり、コースの一部に札幌キャンパスが使用された。
概要[編集]
令和元年10月16日の報道で、2020年東京オリンピックの陸上競技のマラソンと競歩の開催地を、札幌に変更する検討に入っていることが明らかとなった。翌日の報道では、札幌開催は国際オリンピック委員会(IOC)バッハ会長の意向であり、東京開催のまま準備を進めるのは事実上困難となった。
令和元年10月30日~11月1日に開催されたIOC、大会組織委、東京都、政府の4者会議で、オリンピックのマラソンと競歩の札幌開催が決定した。コースは未定だが、予想の多かった札幌ドーム発着は改修費用の問題のため断念し、大通公園発着で検討される見通しとなった。また日程については再検討されることとなった。因みに、マラソン競技を開催予定だった東京では、会期終了後に代替マラソン大会を実施することがIOCより提案されている。
尚、一部の報道や北大生ツイッタラーがあたかも北大縦断コースに決まったかのように報じているが、あくまでもコースは4者会議の場では未定である。
テスト大会及び本番は以下の日程で開催された。コロナ禍で現地観戦の自粛が求められていたが、当日は多くの市民で賑わった。
- 2021年5月5日:テスト大会
- 2021年8月1日:ドレスリハーサル
- 2021年8月7日:女子マラソン
- 2021年8月8日:男子マラソン
本番前の2021年7月16日、コース上であるメインストリートに20km、30km、40kmを示す銘板が設置された。
コース[編集]
各メディアやTwitter上では札幌開催となった場合のマラソンコースの予想が様々な人によって行われ、例えばSTV札幌テレビ放送の『どさんこワイド』の予想は、札幌ドームをスタート/フィニッシュとし、北大構内を通過するコースを予想していたが、後に札幌ドーム発着案は没となった。
札幌開催決定後、北海道マラソンで使用する新川通がキー局のメディア等にdisられたことなどから、新川通を使わないコースの予想が増えている。UHB北海道文化放送の社員はTwitterで、新川通を通らずに大通→平岸→札幌駅→北大→石山通→大通を3周する周回コースを予想している。報道やネット上の予想の多くは、北大構内をマラソンコースに入れている。
逆に、学問の自由による大学自治の原則のためキャンパス内への警官の配置が困難であり、IOCよりも大学自治の原則が優先されることを根拠に、北大構内をコースから外す予想も見られる。
11月初め、大会組織委の事務総長らが、コース選定のため北大を視察した。
11月18日の会議で、大通公園を発着し、大通→平岸→札幌駅→石狩街道→北24条→北大→大通を2周する周回コースで合意し、今後の会議で細部を詰めていくことが決定した。
最終的には、大通→平岸→札幌駅→石狩街道→北24条→北大→大通の大周回を1周した後、大通→札幌駅→石狩街道→北24条→北大→大通の小周回を2周する周回コースに決定した。
北大生の声[編集]
北海道マラソンで北大縦断コースをマラソンコースの一部としている実績があり、マラソン札幌開催となれば北大生に与える影響は大きいと思われる。Twitter上でも北大生や北大構成員などの賛否両論が見られる。
11月2日のスポニチにて、「五輪マラソン 試験真っ最中!?北大生困惑「見物人で混雑」「迷惑」大学は詳細決定後対応」というタイトルで、北大生の反対意見を中心にまとめた記事が掲載された。
その他、反対派の学生がTwitterアカウントを立ち上げ、反対意見の集約を行っている。
賛成意見の例[編集]
- 全世界に北大をアピールできる絶好の機会である。
- コース整備のため東京都、IOCなどからの補助金が期待される。→(付記;開催地変更に伴う費用は東京都は負担しない方針となり、東京都の補助金は期待できないと思われる。)
- 北大構内でマラソンが見たい(法学部3年男子、スポニチ掲載)
反対意見の例[編集]
- 北大生がボランティアに借り出されるおそれがある。
- 授業日程やオープンキャンパスなどの学内イベントとの兼ね合い。
- この日程で脱北し道外で活動を行うサークルの場合、航空運賃の高騰により道外での活動が事実上不可能となる。
- 世界のお祭りだから仕方ないが、見物人で混雑するのも心配(理学部2年男子、スポニチ掲載)
- ちょっと迷惑。実感が湧いていない(法学部2年男子、スポニチ掲載)