エクセレント・ティーチャーズ
エクセレント・ティーチャーズは、北大の教員表彰の一つである。
概要[編集]
北大の各学部は、学生によるフィードバックの一環として、各学部にて授業アンケートを実施している。
うち、総合教育部で行われる授業アンケートは各講義の最終回で実施され、学生が授業内容を5段階評価したり、自由回答を行う等してELMSで回答する。授業内容の評点の高い専任教員をエクセレント・ティーチャーズに選出する。選出数は文系15人、理系15人である。
一般教育演習や主題別科目など教員の個性が出る科目から、英語Ⅰや理系基礎科目など共通シラバスで行われる科目まで、全科目がエクセレント・ティーチャーズの対象である。ただし、アンケート提出数9人以下の講義は対象外である。
エクセレント・ティーチャーズの結果は翌年度に公表される。うち、各科目上位の7~8人はシラバスや講義で工夫したこと、学生の自由回答を報告書にまとめ公表する。
鬼仏表で低評価された教員がエクセレント・ティーチャーズを受賞することもある。例えば主題別科目の歴史の視座「昭和戦前期の日本政治」は鬼仏表では酷評されていたが、令和元年度のエクセレント・ティーチャーズに輝いた。
特筆すべき受賞者[編集]
- 川本思心准教授:主題別科目「北海道大学の今を知る」は、平成28年からほぼ毎年受賞。令和2年度のみ受賞を逃した。
- 高橋保教授:一般教育演習「有機合成触媒科学体験コース」で複数回受賞。研究室で実際に行われている実験を1年生が行う。平成26年はノーベル化学賞受賞者の根岸英一氏の前で発表を行った。
- 北島正章准教授:英語演習「英語で学ぶ世界の水と衛生」で令和3年に受賞。下水疫学が専門で、下水中のコロナウイルス分析で数々の科学賞を受賞しているが、コロナ禍で多忙にも関わらず担当した講義であり、学生アンケートでも好評であった。